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議論の成果をTPP反対へ
持続する運動の中で新たな挑戦

1.22 「いらない!APEC」討論集会
 横浜ビジョンvs横浜民衆宣言   

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地域メディアと社会運動の連携

 昨年一一月に横浜APEC反対運動に取り組んだ「いらない!APEC」横浜民衆フォーラム実行委員会の主催による「討論集会 横浜ビジョンVS横浜民衆宣言~APECとはなんだったのか~」が一月二十二日に横浜で開かれた。

 司会は、民衆フォーラム事務局で横浜市在住の宮崎俊郎さん。冒頭、民衆フォーラム全体を含む四八時間のウェブTVを行った「NO!APEC TV」の木村静さんによる映像記録が放映された。地域メディアと社会運動が密接にリンクした成果を全体で共有化した。民衆フォーラムすべての分科会の映像記録、そしてこの日の討論集会もすべてウェブ中継とアーカイブの記録を担った。この成果は「神奈川にも基地があるんだよねTV」に引き継がれた。

 続いて民衆フォーラム事務局を担った日本消費者連盟の山浦康明さんから、APECで各国政府が採択した「横浜ビジョン」宣言に対する批判と、民衆フォーラムで議論された様々なテーマをつなぎ合わせて作った「横浜民衆宣言」が紹介された。「菅政権はAPECをテコにTPP交渉への参加を狙っている。二〇一一年のAPECはアメリカのハワイで開催される。今年はTPP拡大交渉が進められることになるだろう。民衆フォーラムでの議論をTPP反対運動につなげよう」。横浜民衆宣言などは実行委員会のブログに掲載されている。

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七月末以後、パキスタンを襲った洪水による被害は、パキスタン全土に拡大し、被災者の数は二千万人という空前の規模に拡大している。

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八月十九日、国連総会は、パキスタンへの支援に関する特別会合を開き、各国に追加支援を促す決議を採択した。その場で米国は六千万ドルの追加支援を発表し、米国の緊急支援額はすでに支出が表明された分と合わせて一億五千万ドル以上に達すると報じられている。

しかしこの対パキスタン国際支援は、アフガニスタンとパキスタンで展開している米国の「対テロ戦争」と緊密な関係があることは明らかだ。パキスタンのクレン外相は同会合で「テロリストと戦っている時に、そうした地域を洪水が襲った」「支援に失敗すれば、政府がテロとの戦いで得たものを損なうかもしれない」と語った。ここに米国政府とパキスタン政府の危機感が端的に表現されている。

こうした米国政府の強い意向を受けて、八月十九日に北澤俊美防衛相は自衛隊のヘリ部隊を国際緊急援助隊の枠組みで派遣することを決め、折木統合幕僚長に準備を指示した。この自衛隊ヘリ部隊のパキスタン派兵は、ハイチへの陸自中央即応連隊の派遣と同様に、「災害救援活動の軍事化」の流れをさらに一歩進めるものである。とりわけ今やアフガニスタンでの「対テロ」戦争の主戦場にもなっているパキスタンへの自衛隊派兵は、明確に米国の戦争に自衛隊を動員する方向をさらに推し進めるものだと言わなければならない。産経新聞は「主張」欄で、「陸自ヘリ部隊 なぜ『丸腰』の派遣なのか」と語り、「国際緊急援助隊派遣法」ではなく「PKO法」に基づく派遣であるべきだ、と煽っている。

被災したパキスタンの人々への支援が国際的に緊急の課題であるのは当然である。緊急の財政支援も必要である。しかし、そのために何よりも求められているのは対外債務と米国主導の「対テロ」戦争によって完全に財政破綻に陥り、住民への必要な支援もままならないパキスタンの対外債務を帳消しにし、外国の債権者への金利支払いと戦争のために使われる予算を住民の支援に充てることではないのか。それは発表された「緊急支援」の総額をはるかに上回る額に達するのである。

以下のパキスタンの仲間たちによる「債務支払い拒否」の呼びかけは、きわめて時宜にかなったものであり、草の根からの緊急支援とともに各国政府に対してパキスタンへの「債務放棄」を求める要求を広げていく必要がある。(K)



……………

インターナショナル・ビューポイント August 2010
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1910

洪水に直撃された地域の救援と復興に充てるために、パキスタンは対外債務の支払いを拒否しなければならない


ファルーク・タリク

 労働者救援キャンペーンは、全国労組連合、女性労働者ヘルプライン、進歩青年戦線、パキスタン・フォー・パレスタイン(パキスタン・パレスチナ支援グループ)、CADTM(第三世界債務帳消し委員会)パキスタン、労働者教育基金、パキスタン・キッサン・ラビタ委員会などパキスタンの社会的・政治的組織のネットワークである。同組織は八月十三日にラホールのプレスクラブで記者会見を行い、アブドゥル・カリクとファルーク・タリクが、パキスタンは対外債務の支払いを拒否し、その金を洪水被災者救援のために使うべきだと訴えた。

 パキスタンは対外債務の支払いを拒否し、その金額を洪水に直撃された地域の救援と復興に充てなければならない。パキスタンは、救援と復興のために必要な巨額の支援をお願いするかわりに、国際金融機関、支援国やクラブに対して負っている対外債務の支払いを一方的に停止することを断固として宣言しなければならない。現在パキスタンの毎年の対外債務金利支払い額は、約三十億米ドルに達している。現在、五百四十億ドルに上るパキスタンの対外債務総額が増え続けている中で、金利支払いも同じ割合で増えていくだろう。これだけで洪水被災者の当面の救援に緊急に必要な金額のほとんどをまかなうことができる。

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インターナショナル・ビューポイント August 2010
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1906

パキスタンで1200万人以上が洪水被害
パキスタンの被災者救援のため労働者救援キャンペーンへのカンパを


 パキスタンは、これまでの歴史で最悪の洪水に直面している。この3週間にわたり国の幾つかの地域で豪雨による洪水が起きた。防水壁が崩壊し、人々はあふれ出る水にさらされた。この洪水のために1200万人以上が被災した。おもに村落部で65万戸以上の家屋が崩壊した。洪水のために数千エーカーの農地の収穫が台無しになった。住居や牛・ヤギ、家具、衣服、靴などの財産や生活用品が失われた。村落の住民は現在、飲料水、食糧、寝場所、着るものにも事欠いている。とりわけ子どもや女性たちの状況は差し迫ったものであり、食糧・衣服を緊急に必要としている。飲料水がないため、被災地域では病気が急速に広がっている。とりわけインフルエンザ、熱病、下痢、コレラに注意すべきであり、それは拡大している。

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 政府の対応は事態を悪化させてきた。政府は迅速な行動をとらず、幾十万人もの人々を救援することもなく放置してきた。わずかな量の配給食糧の包みを付けた一時しのぎのキャンプを設定したのは24時間後のことだった。行われた食糧配布と、飢えをしのごうとする被災者の数とのギャップによっていさかいが起こり、この絶望的状況に置かれた人々にとって事態はさらに悪化した。

 メディアでの報道はほんのわずかなものだが、バロチスタン州(西部、イランと国境を接する州)の人々の状況は、カイバル―パクトゥンクワ州(旧北西辺境州、アフガニスタンとの国境地帯)やパンジャブ州西南部(東部、インドと国境を接する州)と同じように深刻である。これもいつものことだが、彼らは政府の優先リストのトップに挙げられてはいない。

 カイバル―パクトゥンクワ州では昨晩から豪雨が降り始め、事態はまたもや悪化している。

 労働者教育基金、パキスタン労働党、全国労組連合、女性労働者ヘルプライン、進歩青年戦線はラホールで労働者洪水救援キャンプを開設し、これまで30万ルピー以上を集めた。洪水被災者を救援するためにすでに11万ルピーがバロチスタンにすでに送られ、20万ルピー以上が南部パンジャブに送られようとしている。

 われわれは、パキスタンならびに海外の友人たちと諸組織に対し、寄金あるいは飲料水、衣服(新品の)、靴、薬品のカンパを訴える。

2010年8月7日

アジア連帯講座として、パキスタン救援カンパをあらためて呼びかける予定ですが、当面は下記口座に「パキスタン洪水カンパ」と明記して、カンパを寄せてください。

振替口座 00290=6=64430  新時代社

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タイ政府は、赤シャツ抗議隊に対して包囲を狭め、最後的な鎮圧作戦に向けて圧力を強めている。この直近の事態について、第四インターナショナル5月17日付声明を掲載します。

……………………


▲5月14日

声明:
「赤シャツ」への弾圧をただちにやめろ 暗殺をやめろ アピシットは辞任せよ!
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1870

第四インターナショナル

 兵士たちは五日間にわたって、タイにおける新たな「黒い五月」を組織してきた。アピシット・ヴェイジャジヴァ政権は非武装のデモ隊に実弾を撃つために軍を送りこみ、「サエ・ダン将軍」(訳注:「赤シャツ」側につき、狙撃されて死亡したカティヤ陸軍少将)のケースのように、政敵を待ち伏せ襲撃で暗殺する狙撃者を認可した。

 政権は正当化できないことを正当化するために、デモ隊の一部を「テロリスト」だと非難し、ラチャプラソン地区への恥ずべき封鎖を行った。水や電気は使えなくなった。デモ隊への生活物資は届けられなくなっている。この地域へのラジオやTV放送は止まっている。政府がいう「テロリスト」たちとは、タイの支配階級たちの「正義」に反対し、民主主義を再建するために闘っている幾千・幾万もの男女、子ども、一般の人々のことである。かれらの合言葉はこうだ。「アピシットは退陣せよ。2008年12月に議会内連合が変わった時、軍によって政権につけられたアピシットには正統性がない」。

 アピシットに正統性があるのだとしたならば、彼は「投票結果を尊重せよ」という「赤シャツ」の要求に同意したに違いない。彼はそのようにするのではなく、自らの政治的弱点を示している。彼は検閲と弾圧によって異論を沈黙させようとしている。彼が権力にとどまる唯一のチャンスは、赤シャツ運動を暴力と弾圧によって解体する軍の能力にかかっている。4月初め以来、65人以上が殺され、暴力はなお続いている。

 アピシットはただちに辞任し、彼に第一の責任がある死亡事件に関して裁判にかけられなければならない。議会の解散とできるだけ早期の総選挙のために、赤シャツの代表との交渉を開始しなければならない。

 数週間におよぶ見事な闘いを行い、いまや軍の攻撃にさらされている赤シャツの勇気に、第四インターナショナルは敬意を表明する。われわれは断固としてかれらの側にたつ。



第四インターナショナル執行ビューロー

2010年5月14日

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▲大規模鎮圧に備える国軍(4月16日)

【声明】
戒厳令にも非常事態宣言にもクーデターにも反対!
民主主義と社会的公正を
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1854

第四インターナショナル


 おもにタイの労働者、農民、貧しい人々からなる「赤シャツ」は、政権の退陣、早期の選挙を求めて一カ月にわたりバンコクでデモを行ってきた。現在の危機は、民主的に選出されたタクシン・シナワトラ政権を転覆させた2006年のクーデターに原因がある。アビシット・ヴェイジャジヴァ現政権には正統性がない。同政権は、議会内連合の変化によって軍部が設立したものである。それはタイの伝統的エリートたち、すなわち軍部、官僚エリート、王制の表現である。

 一カ月にわたるデモと危機の後に、政府はバンコクと隣接諸州に非常事態宣言を発令することで、反対派の口を封じようとした。「赤シャツ」の主な指導者たちに逮捕状が出された。「赤シャツ」の人々の間できわめて人気の高かった「民衆テレビ・チャンネル」や、政府の宣伝を受け売りしない三十六の独立インターネット・サイトが閉鎖された。同時に「黄色シャツ」(反動的王制支持派)のASTVは、デモ隊に対する憎悪と暴力の呼びかけを放送し続けた。タイのエリートたちは、強者と名門一族に奉仕するその本質を、またも明らかにした。

 こうした措置は、いっそうの社会的公正と民主主義のために闘うデモ隊の決意を増大させただけだった。彼らはアビシットの退陣と早期の選挙を求めて金曜日(4月9日)も土曜日(4月10日)も数万人の規模でバンコクの街頭にとどまった。4月9日の土曜日、軍隊は非武装のデモ隊に残酷な弾圧を行い、一部は実弾を発射した。政府当局は、21人が死亡し、850人以上が負傷したと語った。被害者の多くは「赤シャツ」である。これは、1992年のクーデター以来、タイで起きた最悪の弾圧である。

 現在、「赤シャツ」勢力は、数十年にわたる「タイ型民主主義」、すなわち投票結果が自分たちに有利な場合にのみそれを受け入れる、軍、高級官僚、王室への権力の集中に、終止符を打つために闘っている。

 第四インターナショナルは、社会的公正と民主主義を求める「赤シャツ」の闘いに連帯する。バンコクでのデモ隊への弾圧は、かれらの決意を減退させなかった。流血の惨事の責任者であるアビシットは退陣し、可能な限り速やかに議会選挙が公示されなければならない。

 弾圧、メディアの検閲、民主主主義的自由の拒絶を終わらせなければならない。組織化、結社の自由、ストライキとデモの権利が尊重されなければならない。



2010年4月14日

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タイの事態についてのタイ近隣諸国の左翼組織の共同声明。


▲集会中の市民が突如、実弾で攻撃された(4月11日)

インターナショナル・ビューポイント オンライン・マガジン 423号 April,2010.

地域共同声明:タイ―弾圧ではなく民主主義による危機の解決を
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1850

マレーシア社会党(PSM)
http://parti-sosialis.org/

勤労人民協会(PRP)・インドネシア
http://rakyatpekerja.blogspot.com/
(英語ブログ)
http://papernas-international.blogspot.com/

民主人民党(PRD)・インドネシア
http://papernas.org/berdikari/

左翼転換・タイ
http://www.turnleftthai.org/home.php

オーストラリア社会主義連盟
http://www.socialist-alliance.org/

 われわれは、軍部に支援されたアビシット・ヴェイジャジヴァ首相が非常事態を宣言し、新たな選挙を求める抗議の拡大のさなかに血の弾圧を開始した、タイにおける現在の情勢を深刻に憂慮している。

 タイ政府がすべての批判的メディアを閉鎖し、赤シャツの抗議行動参加者に対して暴力的取り締まりを準備するために治安部隊に新しい力を一掃する権限を付与する中で、事態は困惑の度を深めている。タイ国軍は、民主主義を求めるバンコクのデモ隊に対し戦車や殺傷兵器などの過剰な力を行使している。

 反独裁民主主義統一戦線(UDD)、あるいはもっと知られている呼び名では「赤シャツ」部隊は、3月以来、軍部が樹立した、選挙で選ばれたわけではないアビシット政権に対して大規模な抗議行動を再開した。この民主主義を求める運動は、軍部が支える寡頭専制支配に対して決起した農村と都市の貧しい人々によって構成されている。

 現在の危機は2006年九月に姿を現した。この時、軍部はタクシン・シナワトラ政権に反対するクーデターを実行し、人気があった一九九七年憲法を廃棄して軍部が裁可した憲法に置き換えた。タクシン支持派の政党が2007年の選挙で勝利した時、王制派の「黄色シャツ」部隊はファシスト的デモの組織化を開始した。現在のアビシット政権は、黄色シャツ部隊のファシスト的動員と宮廷クーデターの後に、軍部が樹立したものである。

 政府、軍部、黄色シャツ部隊は、真の民主主義的選挙に直面することを恐れている。貧しい人々の多くが赤シャツを支持しているため、彼らが選挙で敗北することを知っているからである。アビシットと支配的エリートたちは、選挙の公示を拒否し、時間を稼いで暴力的弾圧に訴えることをも準備している。アビシットと古くからのエリートたちは、この国をファシスト独裁に向かわせていることは明らかになりつつある。

 タイは階級戦争の新たな局面に突入した。軍部に支援された古くからの支配的エリートたちは、タイの民主主義を廃棄するためにあらゆる手段を使っている。労働者階級、農民、貧しい人々の多数派によって構成された民主派の赤シャツは、真の大衆性を示し、王制派と軍部を決定的に揺るがす力を動員している。赤シャツへの大衆的支持が広がる中で、それは民主主義の復活と社会的公正を求める、タイの一般民衆の闘争の新しい重要なステップになりうる。

 われわれは呼びかける。

●軍部が樹立したアビシット政権の即時退陣と新しい民主的選挙を。

●赤シャツ抗議部隊へのあらゆる形での弾圧を中止せよ。民衆の組織化、抗議、ストライキの権利を尊重せよ。

●民主主義的権利の弾圧、メディア取り締まりを中止せよ。

●タイ政府はあらゆる軍事クーデターにうったえるな。

 タイにおける現在の危機は、真の民主主義と民衆の力によってのみ解決できる。われわれは、反民主主義的な政府と闘い、真の民主主義の回復を求めるタイのすべての労働者、農民、貧しい人々に支援と連帯を送る。

2010年4月10日

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インターナショナル・ビューポイント オンライン・マガジン 423号 April,2010.

タイ―バンコクにおける「赤シャツ」部隊への暴力的弾圧

ダニエル・サバイ、ジャン・サヌク

http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1851

 今週タイにおいて、アビシット・ヴェイジャジヴァ政権はその真の本質を暴露した。「赤シャツ」部隊の代表との二次のわたる交渉は、ただちに決裂してしまった。アビシットは、彼の保守的選挙基盤の圧力の下で、議会を解散して彼の党である保守党を投票箱の審判に委ねることを依然として拒否している。当初、赤シャツのデモが分散化することに賭けていた政府と政府を支持するエリートたちは、失望してしまった。抗議行動に参加している幾万もの人々は、一カ月にわたるデモの後でも、いっそうの正義と民主主義を要求し続けている。


▲4月10日の衝突(オーストラリアABC)

アビシットは、もはやどのようにしてデモ隊を強制帰還させられるか分からないまま、ついに4月7日にバンコクと周辺諸州に非常事態宣言を布告した。それから彼は、赤シャツ集団に人気のあるPTV(民衆テレビ・チャンネル)と、政府の宣伝を伝えなかった30以上の独立ウェブサイトを閉鎖した。アビシットは「歪められた情報を止める」という願望でこうした措置を正当化し、抗議活動を行っている人びとの怒りに火をつけた。彼らは放送を再開させるためにタイコム本部を占拠した。赤シャツ集団の主要指導者への逮捕状は、デモ参加者が集会・イベント禁止令を拒否するのを妨げるものではなかった。金曜日(4月9日)にも土曜日(4月10日)にも、バンコクの路上には依然として幾万人もの人々がいた。

 数十年にわたって保持してきた権力のほんの切れっぱしをも放棄することを拒否してきた政府、軍部、官僚エリートにとって、それはあまりにも耐えがたいことだった。4月10日の土曜日、軍は非武装のデモ参加者に恐るべき弾圧を行い、多くの目撃者によれば殺傷兵器を使用したケースもあった。20人以上の死者、800人以上の負傷者が確認されており、そのほとんどは赤シャツの人たちである。これは1992年のクーデター以来、最悪の死傷者数である。4月10日・土曜日の夜のテレビ放送で、アビシットは死者の家族への哀悼を表明したが、この衝突の背後には赤シャツがいたと述べて、弾圧を正当化した。彼は、軍は殺傷兵器を保持していたが、空に向けて発射したと語り、軍の行為をかばったのである。

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インターナショナル・ビューポイント オンライン・マガジン 423号 April,2010.

(編集部注)この論文は、まだ激突が起きる前のものであり、その分だけ今回の対立の政治的な枠組みが、より総論的に書かれています。


▲「赤シャツ部隊」のバイクデモ(4月12日)

タイ―「階級戦争」の新段階

ダニエル・サバイ

http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1846

 バンコクの街頭で一週間以上にわたり、「赤シャツ」部隊がデモをしてきた。おもに北部、東部からやってきた十五万人に達するデモ参加者は、静かに、そしてすばらしいユーモアを示しながら、早期の国会選挙と民主主義への復帰を求めている。

 デモ隊は、前首相タクシン・シナワトラ(2006年9月のクーデターで打倒された)の支持者、共和制支持者、民主主義の復活を求める活動家からなる広範な連合組織、反独裁民主主義全国統一戦線(UDD)の旗の下に集まっている。

 デモ参加者が名づけるこの「階級戦争」は、2006年9月のクーデター以来のタイの深刻な危機を示している。この国は以前にも増して、バンコクのエリートたちと、ほとんどが北部・東部諸州に住む農民と労働者である民衆と貧困層に分裂したままである。

 王制に支持されて2006年のクーデターを促した軍部は、王制、官僚、軍部、民主党が支配する古くからの政治的やり方――それはタクシン政権の五年間のうちに大きく掘り崩されていた――を復活させようとした。億万長者としての自らの利益を守るために政権の座についたタクシンは、数年のうちに政治的・経済的生活を支配することに成功した。ビジネスと政治が密接にからみあっている国でタクシンは、王室一族や、タクシン一族と関係を持たない「大金融家族」の経済的・金融的利害を直接的に脅かした。

 同時に彼は巧みなやり方で貧しい人々に有利な政策を採用した。そうしたことは以前のタイでは、決して起こらなかったのである。そのため彼は、民衆諸階級の支持、国王と人気を争うほどの支持を堅固なものにした。バンコクのエリートたちはそれに太刀打ちできなかった。国王は「国家の統一」を保証する存在であり、実際国王は最近まで民衆諸階級のあらゆる要求を抑え込み、体制に有利な形でシステムを維持することに関わってきた。

 タクシンは、タイの政治システムの力関係をひっくりかえすことが困難で危険なことを身をもって学んだ。エリートたちは、それが伝統的秩序の維持に反するのであれば、投票箱の審判を受け入れるつもりはない。

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ロシアの「社会主義運動フペリョード」のイリヤ同志から、カザフスタンの石油労働者のストについての情報がメールで送られてきましたので紹介します。

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▲長期ストライキに起ち上がったカザフスタンの石油労働者

:::::::::::::::::::::::::::

 3月4日、ジャナオゼン市(西カザフスタン)の石油労働者一万人がストライキを行った。この数は国営カズムナイ・ガス社の石油採掘部門従業員のほぼ100%に達する。同社は民営化され、現在はカザフスタン大統領ナザルバイエフの義理の息子にあたるティムール・クリバエフが所有している。20人の労働者が無期限のハンストに突入すると宣言した。労働者たちは、労働条件の改善、賃上げとともに、かれらの部門の民営化の撤回を要求している。

 同じ3月4日、三千人の労働者が、油田の交代勤務に向かう市内のバス発着所でデモを行った。かれらは企業経営者とカザフスタン政府に対する要求を発表した。かれらはストライキ委員会を選出し、独立労組の結成をも決定した。ストライキによって石油の搬出は完全に停止した。

 石油労働者は2009年11月にもストライキに立ちあがった。このストライキは、大衆的デモと数十人の活動家のハンストを伴ったものだった。多くの約束にもかかわらず、労働者たちの要求は実現されなかった。かれらは、ひどい労働条件、不合理な作業ノルマ、低賃金、そして経営側が中古で買ったにもかかわらず新品だとふれまわっている使い古しの設備に憤慨している。

 労働者たちは、自分たちの問題が民営化と経営者の腐敗によって引き起こされていると確信している。彼らの主な要求は、私的に所有されている企業の株を国家に返却することであり、入札プロセス、設備購入、収益の使途への労働者統制である。労働者たちは、経営への不信を訴え、カザフスタン政府との直接交渉を追求している。またストライキ指導者が逮捕されるようなことがあったり、ストライキを実力で終わらせるような企てがなされれば、闘争をエスカレートすると主張している。

 3月11日、経営側の訴えを受けて、裁判所はストが違法だと決定した。ジャナオゼン市は内務省治安部隊によって包囲されたが、ストライキ労働者は闘いの続行を決意している。

支援のアピールは
KMGsolidality@gmail.com
まで。
社会主義運動フペリョードのサイトは
http://www.vpered.org.ru/

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インターナショナル・ビューポイント Online magazine : IV412号 - May 2009

スリランカ

政治的解決をもたらさない無慈悲な戦争
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1665

                    第四インターナショナル執行ビューロー

 五月十七日、「タミール・イーラム解放の虎(LTTE)」の武器は沈黙し、彼らはその指導者ビルプライ・プラバカランの死の知らせを聞いた。それは、マヒンダ・ラジャパクサ率いる排外主義的で民族主義的なシンハラ人政府による残忍で無慈悲な軍事攻撃の終りでもあった。

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▲タミール人の自決権を支持して反戦を訴えるNSSP(第四インターナショナル・スリランカ支部)

 政府は、数カ月にわたっていわゆる「テロとの戦争」において、タミール人反乱者と市民に間断ない砲爆撃を加えた。病院、学校、家屋が爆撃され、七千人以上が死亡し、一万五千人以上が負傷した。強制的に移動させられ抑留キャンプにとどめられたタミール人たちは、そこから出ることを許されなかった。彼らは全く無辜の市民であるが、テロリストの疑いをかけられている。それは彼らが、この島の北部と東部に住む少数民族であるタミール人であるというだけの理由だ。

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