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8日に発表された気候変動に関するG8コミュニケに対して、ATTAC Japanなどの社会運動ネットワークが以下の声明を発表しました。

この声明は、「G8サミットを問う連絡会・国際民衆連帯DAYS」に参加した地球の友インタナショナルとInstitute for Policy Studiesの人たちが、メディアセンターに待機している同僚から、「気候変動に関するG8コミュニケ」の速報を入手して、9日の朝、完成させ、同日9:30からの記者会見で発表したもの。

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(仮訳) 「気候変動に関するG8コミュニケ」は前進ではなく後退だ

(G8アクションネットワーク、札幌、北海道、日本、200年7月9日)

 気候変動に関するG8の行動に関するコミュニケは、なんらかの行動をするかのような装いをとっているが実際には何もしないというものだ。これは、国際社会が気候変動を阻止するためにもっている能力を著しく低下させるものであって、国際社会に対する重大な詐欺的行為である。わたしたちは、南アフリカ政府の以下のような声明を全面的に支持するものである。「このG8声明は前進を装っているが、実際には、気候変動の困難に取り組むために求められている重要な貢献からの後退ではないかと危惧する」

 温室効果ガスの排出量を世界規模で2050年までに50%削減するというG8の合意についてのアナウンスメントは実際には昨年12月にバリで開催された気候変動に関する国連サミットで国際社会によって要求された最小限の行動からさらに後退している。バリでは、米国、日本、カナダの反対で、先進国(Annex1)は2020年までに1990年のレベルから20ー40%温室効果ガスを削減すべきという前向きの合意が断念させられた。この前向きの合意は、また、21世紀に気温の上昇を2度以内におさえるとすれば、2050年までに必要とされる最低限の削減は、1990年レベルの80ー90%でなければならないということも見積もられていた。

 G8の50%方式は、いくつかの点で受け入れがたい。

 第一に、G8の方式は地球規模の削減であり、工業化諸国あるいは京都議定書のAnnex1諸国[先進国を指す]に対してとられる措置ではない。したがって米国のような大きな環境汚染国は実際には他の諸国の削減にただ乗りすることができるのである。

 第二に、この削減は基準がはっきりしていない。このアナウンスメントにおいて福田康夫首相はこの数値が1990年レベルからのものだと当初は語っていた。その後この発言は取り消され、次には2000年を基準にすると述べているのである。

 第三に、この声明の含意は、義務ではないし、G8はかれらの「コミットメント」を、その署名者を拘束する国連の気候変動枠組み交渉に持ち込みたがっているような兆候は見出せない。事実、G8のアナウンスメントは、国連に対抗し結果的に国連のプロセスを覆し、G8を気候変動に対する行動の一つの場として強化しようとしている。驚くまでもなく、G8の宣言は「主要経済会合」として知られる国連と平行したプロセスの一環である。この「主要経済会合」は国連の枠組みとプロセスから気候変動についての意思決定を奪おうという米国のイニシアチブなのである。

 全体として、G8のアナウンスは意義ある義務的な削減から身を引き、この地球を制御不能な気候変動へと追いやるような機会をますます増大させるものである。

 気候変動への効果的な行動に関するもう一つの後退は、G8が世界銀行の気候変動投資基金を承認したことである。G8コミュニケでは、何ヶ国かはすでに60億ドルを拠出しているという。世銀の環境プログラムを監視している市民社会のグループはこれまでにも、この基金が大規模な石炭火力プラントに出資していることに大きな危惧があるということをG8に対して警告してきた。クリーン技術についてのはっきりした定義もなく、この基金は、気候変動を明らかに緩和しないようなプロジェクトに融資したり抜本的な変化が必要な時代に、ほんの些細な変化をもたらすようなことに熱中している。

 G8は気候変動の行動の場としての国連を弱体化させ、世界銀行も既存の国連メカニズムをくつがえそうとしている。途上国の技術援助を提供するために2007年12月の議定書加盟国によってバリで候変動枠組条約適応基金が設置された。この基金のかわりにG8諸国は技術移転のプロセスを支配するために世界銀行の気候変動投資基金にかれらの資金を拠出するように方針転換している。いうまでもなく、途上国は、気候変動にとりくむグローバルな南の世界を支援する重大な努力に対する脅威として世銀のメカニズムを批判してきているのである。

 開発系銀行としての失敗ののちに、世界銀行は今では「気候変動銀行」にそのイメージチェンジをはかろうとしている。これは偽善の極みである。すでに20億ドルが石炭、石油や天然ガスプロジェクトに出資されており、世界銀行は温室効果ガスを排出する世界最大の多国間金融機関としてのみずからの記録を塗り替えつつあるのだ。

 わたしたちは、はっきりと言わなければならない、G8の宣言は国際社会の気候変動に取り組む能力を前進させるのではなく、後退させているのだと。だからまだ何もしない方がましなのだ。そうでなければ、ブッシュ政権による反対といった危険な茶番に正当性を与える結果になりかねない。

 G8は何度もこの時代の諸問題に取り組む国際社会の努力を台無しにしてきた。私たちは、あたかも世界政府であるかのように振る舞う選挙で選ばれたわけでもないこのような金持ち国の組織は解散すべきであることを再度私たちの要求する。


G8 Action Network
Attac Japan
CADTM

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