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3月8日-9日に開かれるG8サミットを問う連絡会の国際調整会議に参加するために来日した韓国の活動家が、成田で入国を拒否されるという事件が起きた。連絡会国際調整会議ワーキンググループは以下の声明を記者会見で配布した。

G8サミットに反対する人々を「テロリスト予備軍」として監視し、排除する治安強化と弾圧がいよいよ本格化しようとしている。「反テロ」を口実にした開催地での厳戒態勢や活動家の「予防拘束」など、開催そのものが民衆監視体制の露払いの役割を果たすG8サミットとの闘いは「民主主義 vs 国家主義」の闘いである。

あるいは、「国家の論理」を打ち破り、民主主義のスペースを拡大する契機として、G8サミットに反対する各種のアクションに参加しよう!

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2008年3月7日
入 国 拒 否 に 関 す る 抗 議 声 明
私たちは、韓国からの友人の入国拒否に対して抗議します。

昨日16:00過ぎにANA便で成田に到着し、入国しようとした韓国の友人が入国を拒否されました。私たちはこの不当な入国拒否に対して抗議します。

彼女は今回、CAW(Committee of Asian Women「アジア女性委員会」:http://www.cawinfo.org/)の代表として国際調整会議に参加し、かつ「G8サミットと女性/ジェンダー」という分科会を主宰し、発言してもらう予定にしておりました。CAWとは、不安定かつ劣悪な労働環境で労働を強制されている女性たちを支援しているアジア規模の女性のネットワークです。女性の運動、労働問題、ジェンダーなどに関心のある、または研究している人たちにとっては、著名な団体/ネットワークです。


彼女は今回、入国にあたり、提出書類に「CAWメンバー」と記載し、会議への参加を伝えました。ところが、入国審査官は彼女の主張を認めることをせず、入国拒否の措置を取りました。

私たちは、これまでG8首脳たちがとってきた市場原理主義に基づく新自由主義政策が、女性や子供たちをはじめ、途上国で貧困に喘ぐ人たちをさらに苦しめ、より深刻な貧困を引き起こしている状況について、3月8~9の国際調整会議で報告してもらい、こういう事態に対処しないまま、膨大な金を投じて洞爺湖でサミットを開くというあり方について、考えていこうとして、彼女にスピーチを依頼しました。

ところが、入国審査官の入国拒否によって、こうした私たちの真摯な取り組みが封じ込まれてしまいました。これは、日本政府が女性または女性労働者の権利、ならびに途上国の女性たちに対する権利について配慮する姿勢がないどころか、弾圧する方向であること、および日本政府として外国人を入国させない方向であることを明らかにしたものでしかありません。そして、これは、7月のG8洞爺湖サミット開催に関連して、外国人の入国を制限するための「フーリガン条項」の適用の先取りに他なりません。

私たちは、女性の権利を守る活動をしている私たちの友人の入国拒否に対して、入管当局に対して抗議します。

「G8サミットを問う連絡会」国際調整会議ワーキング・グループ

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