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カムバクシュさん救援デモ(カブール-2月1日)
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【アフガン】原理主義の女性抑圧を批判した学生に死刑判決-勇気あるカムバクシュさんを救おう!の続報。

宗教的原理主義者による女性抑圧についてのインターネットのウェブ記事をダウンロードして学内で配布したとして死刑判決を受けた23歳の学生であるサイード・ペルベス・カムバクシュ-Sayed Pervez Kambakshさんをめぐって、死刑が執行されるか回避されるか瀬戸際の状況にある。

イギリスの新聞『インディペンデント』紙が行なっているカムバクシュさん救援のキャンペーンと電子署名は大きな反響を呼び、現在までに78,000筆以上の署名が集まっている。また、この署名以外にも世界各地からカムバクシュさんの死刑執行の回避と即時釈放を求める請願などが世界各地から巻き起こっている。


この国際的なキャンペーンは、7日にアフガニスタンを訪問してカルザイ大統領と会談したライス米国務長官とミリバンド英外相を動かし、この問題に言及させるにいたった。カルザイは、「公正な判断が下されるでしょう」とライスとミリバンドに語り、大統領恩赦によって死刑を回避することを示唆した。また、2月5日には『インディペンデント』紙記者にアフガン政府高官が「彼の命については心配していません。アフガニスタンの司法制度がこの判決を避ける最善の方法を見いだすと確信しています」(引用元)と語ったという。

しかし、一方では2月7日に百を越える宗派・部族の代表者がカムバクシュさんへの死刑判決を支持し、恩赦しないように促す集会をパクティア州ガルデーズで行なっている。また、カブールでは当局がカムバクシュさんを支援する行為の一切を「(カムバクシュさんと)同罪と見なす」として禁止したにも関わらず、カムバクシュさんを支援するデモが数百人規模で行なわれている。

アフガン政府・議会内で日々発言力を強めるタリバンとなんら変わらない原理主義者や封建主義の部族と、グローバルな人権と公正を求める世論の挟間にカルザイはたたされている、という状況である。カルザイに恩赦を決定的かつ最終的に判断させるのは、グローバルな民衆の意思表示のみである。

さらにアフガン大使館への要請を強めて、カムバクシュさんの死刑執行の阻止と即時釈放を勝ちとろう!(F)

The Independent
http://www.independent.co.uk/ (サイト内をKambakshで検索すると関連記事が表示される)

CNN Video (動画)

≪抗議先≫
アフガニスタン大使館
http://www.afghanembassyjp.com/japanese/index.php
東京都渋谷区西原3-37-8-B
Tel: 03.5465.1219
Fax: 03.5465.1229
メッセージフォーム
http://www.afghanembassyjp.com/japanese/contact.html

≪抗議文例≫

大使館は、私たちの声をアフガニスタン本国の政府に届けてください。

私たちは、宗教的原理主義による女性への抑圧に反対して死刑判決を受けたSayed Pervez Kambakshさんの死刑判決の破棄と死刑執行の中止をアフガニスタン政府に求めます。アフガニスタン政府は、いますぐKambakshさんを釈放してください。

An embassy should send our opinion to the Afghanistan home government.

We ask the Afghanistan government for reversal of the death sentence of Mr. Sayed Pervez Kambaksh who received death sentence in opposition to the oppression to the woman by  religious fundamentalists, and the stop of execution. The Afghanistan government needs to release Mr. Kambaksh immediately now.

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