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世界の注目を集めたパキスタンでの政府軍とモスクに立て篭もったイスラム主義者の衝突に関して、パキスタンの社会主義政党であるパキスタン労働党(LPP)の声明を転載する。



この衝突によって、政府発表でも102人の死者(イスラム主義者側は350人以上の死者と主張)を出す凄惨なものとなった。パキスタン政府は、武装した神学生たちとの交渉による「停戦協定」を反故にしてモスクに突入・制圧したことがあきらかになっている。どんなテロ組織もテロリズムも国家権力の悪辣さと狡猾さの前では色あせる。
そして、このことこそが「テロ」を正当化させる根拠である。現在、パキスタンでは連日の報復テロが実行されている。


しかし、無関係の市民を巻き込みながら、下級兵士とごく稀に替えの利く要人の暗殺に成功するにすぎないテロに、正義を代行することは出来ない。それは、世界をさらに混沌の淵に叩き込むだけのものである。また、イスラム主義者は、以下のLPPの声明で語られているように、過去にはアメリカ帝国主義に育成され、女性を奴隷化し、同性愛者であるというだけで処刑の対象とし、反シオニズムではなくナチスばりの反ユダヤ主義を掲げる反動的ファシストであることは何度でも確認しなければならない。原理主義者は「ともに帝国主義と闘う仲間」などでは絶対ないのだ。

未来への絶望が宗教的原理主義あるいは極右排外主義を伸張させる根拠となっているのは、世界共通の現象と言える。社会主義革命派が、いかに「未来」を提示して極右排外主義・宗教的原理主義と対決していくのかは、日本も含めたインターナショナルな課題である。そして、「帝国主義vs原理主義」という中東の混迷を突き破り、中東の民衆に届くものとしての国際反戦運動とグローバル・ジャスティス運動の広く深い展開が求められているのである。(F)

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パキスタン労働党は、ラル・モスクに対する軍事行動を非難する
http://laborpakistan.org/news/politics/lalmasjid.php

ラル・モスク軍事作戦に関するパキスタン労働党(LPP)のさしあたっての声明(7月6日)

LPPは、ニサール・シャー議長およびファルーク・タリク書記長による共同声明で、イスラマバードでの宗教的原理主義者に対する政府の軍事行動を強く非難した。彼らは、政府の武力行使が何も解決しないだろうと語った。このオペレーションのタイミングは、パキスタン軍政の「鎮圧の動機」について重大な疑いを投げかけている。これまでに、15人以上がこの軍事行動で死亡している。

LPPのリーダーたちは語った:
・雨季の大雨によって危険にさらされている250万人以上のパキスタン人の命を救うために政府の力のすべてを注ぐべきだった時に、ムシャラフ将軍の軍政は、小さな宗派の原理主義者に対して力を行使することを選択した。大雨によってパキスタンの各地で、400人以上が10日間で死亡しているというのに。そして、150万人以上が避難し、政府の支援を求めているというのに。

・武力行使は、人々の注意を大雨の災難が、政権によって果たされた「人災」であることから逸らすための軍事政権による意識的な努力だ。そして、武力行使によって、より多くの死および人々の苦痛がもたらされた。

・パキスタンの宗教的原理主義者は、パキスタン軍情報部およびアメリカ帝国主義のアイデアそのものである。帝国主義者と軍政は、80年代のアフガニスタンでの戦争の間に、原理主義者を極度に武装させた。かれらは、宗教法人と神学校を開設するために経済援助の種類をすべて与えられたのだ。イスラマバードのラル・モスクの権勢は、過去には国家権力によって支援され開発されてきた。原理主義者は、イスラマバード地方自治体政権によって所有された土地で自由裁量権を与えられ、自爆テロリストを養成してきたのだ。かれらは、子どもの図書館を占拠し、すべての真実を閉ざしてしまったのだ。

「今、亡霊はボトルから出て来てしまった」とLPPのリーダーたちは語った:
・原理主義者の主人たちは、もはやかれらをコントロールできなくなった。武力行使は、政府によって殺された者は誰でも天国へ直接行けるものと学生に思わせている。いまや多くの学生が、誤った名で呼ばれた「ジハード-聖戦」にかれらの生命を懸けることにより「天国への鍵」を待っている。宗教的原理主義者は、イスラム教の生活様式に沿って行動していなかった女性を誘拐し、またビデオとCDショップを攻撃した。その時には、政府はちょうどそばにいながら、宗教的原理主義者によるそのような凶悪犯罪を止めるために何もしなかった。政府は、軍政打倒を主張する運動に敵対する勢力として、原理主義者を政治的に利用するタイミングを計っていたのだ。それは軍政による汚いゲームだった。軍政が宗教的原理主義者の成長と影響を放置している間に、原理主義者はアメリカ帝国主義とムシャラフ将軍に逆らうステップを着々と踏んでいた。

LPPのリーダーたちは語った:
・政府は、神学校への国庫補助金をすべて止めて、「聖戦主義者」グループとの内部接触をすべて止めよ。宗教的原理主義者を取り締まるなら、弾圧のための特別な法律をすべて廃止せよ。宗教的原理主義者との闘争は、思想から政策に渡る論争・政争をもってなされなければならない。宗教の力は、広がる欠乏を止めるべきものを何も持っていない。彼らは別の名の資本主義を望んでいるのだ。

・政府は、憲法に従って、訴訟などの方法でラル・モスクに対する処置を講ずるべきだった。かれらを殺すことによって、「ムシャラフ将軍がアメリカを喜ばせるためにとった手段によって抑圧された者たち」と宗教的原理主義者が見なされ、結果としてかれらを支援している。それは、不幸にも原理主義者たちを「反帝国主義者・反軍国主義者」と見なされることになるだろう。しかし、かれらは「反軍国主義者」でも「反帝国主義者」でもない。かれらはファシストのニューフェイス・新しい種類のファシストなのだ。ファシストが、この軍事行動によって犠牲者となったのだ。

LPPのリーダーたちは、同様に罪なき人々を殺すことを目的化して武器を使用するファナティックな原理主義者を非難した:
・ファナティックな原理主義者たちは、ただちに子ども図書館の占拠と女性と子どもを誘拐することをやめなければならない。それによって、イスラマバード地方自治体政権との交戦を避けることが出来るだろう。LPPは一方の側のファナティックなグループの側を支持するわけではない。私たちは、戦闘に従事していた政府・原理主義者両方のグループに反対する。政府と原理主義者の衝突において、政府の軍事行動および原理主義者双方に大衆の支持は集まらなかった。それは、双方とも同じコインの異なる側だったからだ。

2007年7月3日の午後11時までに、少なくとも15人がオペレーション中に死亡した。軍隊および雇われたならず者たちによって実行されたオペレーション中に、催涙ガスおよび直接の発砲は、このファナテックな神学生を対象としていた。学生は、軍隊にさらに発砲することで応戦している。

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