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パキスタンでは、ムシャラフ大統領によって全土に戒厳令(非常事態宣言)が布告され、憲法の停止が宣言されました。現在、パキスタンでは政権に批判的な政党や市民にたいする逮捕、拘束がつづいています。

パキスタンはアメリカの「テロとの闘い」(とりわけ隣国アフガニスタンに対する作戦)に最も大きな協力をしてきており、そのためにアメリカや日本はパキスタン・ムシャラフ政権の民主主義の破壊を黙認し続けています。

パキスタンの事態は現在も続くイラク・アフガニスタンへの占領、空爆と表裏の関係にあり、私たちは大国の戦争によって民主主義が破壊される状況を止めていかなければなりません。(H)

(以下、インターナショナル・ビューポイント誌から翻訳)

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【パキスタン】パキスタン軍政当局が不当逮捕!

【パキスタン】政府軍と神学生の衝突に関するパキスタン労働党の声明 



 声明:LPPは、苛酷な非常事態宣言への抵抗を誓う

LPP(パキスタン労働党)のニザール・シャー議長とファルーク・タリク書記長は、ラホールで十一月三日に共同声明を発表し、市民社会の諸組織、労働組合、野党と協力し非常事態宣言の発令に対して抵抗することを誓った。LPPの指導者たちは、ムシャラフの大統領就任に抵抗している最高裁判事やイフティカル・チョードリ最高裁長官を全面的に支持した……。

LPPの指導者は、裁判官たちがこれほどの勇気を示したことはパキスタンの歴史においてかつてなかったことだ、と語った。彼らは「この抵抗は、ムシャラフ政権の攻撃を打ち砕き、最高裁長官を復職させた弁護士たちの連帯が主導した、大衆運動に負うところも大きい」と付け加えた。彼らはまた、非常事態に反撃する闘いを開始すると発表し、闘いを進めているカラチの弁護士たちを賞賛した。
 LPPの指導者たちは、活動家、労働組合、市民社会の諸組織に向けて、軍事独裁国家を一掃するために抵抗している裁判官や弁護士たちと団結するようアピールした。彼らは次のように述べた。
 「政権は、辺境州の一定の地域を占拠しているタリバンの存在を、非常事態宣言の口実として利用しそうだが、非常事態宣言の発令はムシャラフの再選に反対する司法の決定の機先を制するため、ということが最もありうることだ。非常事態は、司法の権限が削減れる中で、すべての基本的な民主的権利が停止されることを意味する」。「パキスタンは政治的危機に捉えられ、政権は増大する大衆の怒りに直面していた。この非常事態は権力にしがみつくための絶望的試みだ」。
(「インターナショナルビューポイント」07年11月号)

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