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自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練反対!デモ&集会
8月30日(日)
早朝から 監視行動
16:00 三軒茶屋周辺デモ(田園都市線・世田谷線)丸山公園
18:00 集会 代田区民センター(井の頭線新代田)
▲2008年8月31日「東京都総合防災訓練」反対デモ
8月30日、東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練が行われます。
2000年の「ビッグレスキュー」以来、東京都は、政治経済の中枢機能を守ることを「防災」の軸に据え、自衛隊を大々的に参加させるようになりました。自衛隊にとって「防災訓練」は、「武力攻撃事態(戦時)対処」や「大規模テロ対処」にも応用できる政経中枢機能防衛実働軍事演習です。近年は、核・化学・生物兵器への対処にも
応用できる訓練も「防災訓練」に組み込まれています。米軍も参加するようになりました。今年も、横田基地を使った支援物資搬送訓練や、米軍艦船への負傷者受け入れ訓練などが予定されています。これらは、軍事的にいえば、後方支援訓練などに当たるものです。「防災訓練」は、日米合同実働軍事演習という側面を持っているのです。
そもそも自衛隊や米軍は、戦闘行為を行うための組織です。災害時も、政経中枢施設を警備するのが主任務です。自衛隊、米軍のパフォーマンスの場にすること自体が、防災訓練の趣旨に反します。
一方、住民には「自助・自救」が強調され、「自主防災組織」の組織化が進められています。「自主防災組織」の組織化が進められています。それは、「戦時」や「大規模テロ」時に、自衛隊が部隊進出しやすいように自主的に避難するなどの「協力」を住民にさせる「国民保護」を担うものでもあります。つまり、防災訓練の避難訓練は、「国民保護」訓練でもあるのです。
今年は、世田谷公園で行われる実働訓練に陸上自衛隊の医療ユニットが登場し、隣接する三宿駐屯地にある自衛隊病院と連携するといった訓練が行われます。「防災」の名の下に、「戦時」や「大規模テロ」時にも応用可能な軍事医療訓練が行われようとしているのです。また、調布市から世田谷区への避難訓練が行われます。今年の訓練が初めての区部と周辺市の合同訓練ですが、それでやりたかったのは、この訓練です。
それは、「国民保護」にも転用できる訓練に、新たな一段階を刻むものといえます。
また、自主防災組織は自主防犯組織と重なります。東京都は、安全安心まちづくり条例を改悪して路上パフォーマンスなどへの規制を推進し、自主防犯組織の組織化を進めています。この自主防犯組織による「不審者」狩りは、「テロ対処」という性格も持ちます。
しかも、石原都知事は、2000年4月、自衛隊員に対して「在日外国人が災害時に騒擾を起こす」ことへの対処の必要を語り、「ビッグレスキュー」に向けて自衛隊員を鼓舞しています。こうした排外主義は、関東大震災時の朝鮮人虐殺のような事態の再来を招きかねません。また、野宿者なども「不審者」狩りの対象にされています。「防災訓練会場」とされた公園でも、それが繰り返されています。
「防犯」、「テロ対処」、「国民保護」と混然一体化され、住民の生命よりも政経中枢機能を守ること、つまり自衛隊、米軍の活動の円滑化が重視され、住民には逆に「協力」が強いられる「防災訓練」。そんな「東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練」にノーの声を突きつけていきましょう。
主催:自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2009
連絡先:“戦争協力はイヤダ”の声を南西部実行委員会
03-3490-0372