アジア連帯講座のBLOGです
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九段下交差点で
集会会場の西神田公園に向かうと、例年通りヤクザ右翼の街宣車の聞き苦しいガナリ声が響いている。よく聴くと「反天連・フンサイ!」の掛け声と交互に「安倍内閣は総退陣せよ~!」とも叫んでいる。安倍の「美しい国」なる復古主義路線が参院選で有権者に否定された結果、安倍内閣全員が靖国8.15参拝を自粛すると言っているんだから、我々に八つ当たりしてもなぁ…などと仲間と話しながら公園に入る。
アジア連帯講座はこの日のために横断幕を作成し、数本の虹のPEACE旗とゲバラ旗を掲げた。今年一番の暑さの都心の熱風の青空に翻る虹旗とゲバラ旗、そして「倒せ!安倍-靖国派」の横断幕のスローガンを取材のテレビクルーに撮影される。デモに参加する仲間なのか通行人なのか判然としなかったが「ピース旗とゲバラ旗って矛盾してないの?」とやや意地悪そうに質問された。「そらぁ、平和主義と多様性の旗と若者の抵抗の旗で、言わば『平和のための闘い』ってなもんよ」と答えたが、質問者は「ふーん?」と納得したのかしていないのか。。。
ちなみに1959年に通商大臣としてゲバラが来日した際に「靖国と千鳥が淵を訪問してほしい」という日本政府の求めに対して「侵略の兵士を称える施設を訪問するわけにはいかない」と断り、代わりに広島を訪問して原爆の被害について見て回っている。その際にゲバラは日本政府の関係者に「君たちはアメリカにこんな酷い目に遭っているのに、なんで戦後言いなりになっているんだね?」と問うたという。この話も質問者さんにすればよかったかな。
簡単に集会を終えてデモに出発。盾を構えて両側に並ぶ機動隊の間を抜けて大通りに出た途端、ヤクザ右翼のデモへの妨害が開始される。機動隊に静止されることを前提にした「襲撃のフリ」が繰り返される。このかんの反天皇制デモへの警察警備では、右翼の挑発をやらせ放題に水際で機動隊が「暴力沙汰」を止めるという、「左翼が権力に守られてデモをしている」という印象を与えつつ「中立な存在として秩序を守る警察」の存在を誇示する「公安警備方針」が透けて見えるスタイルをとっている。それにしてもヤクザ右翼が旗をもって中央分離帯を歩いていて、こちらがやったら即逮捕されるであろう行動が放置されている。また、携帯電話の着信メロディが軍歌『空の神兵』である右翼担当の公安刑事もいたりして、警察とヤクザ右翼の馴れ合いと癒着ぶりにはあきれ返るほかない。きっと、右翼に接待されているのだろう。
ウヨの「襲撃」
デモ隊に挑発してみせる右翼(赤丸の中の彼)。そして、その直後(右写真)、公安の刑事と打ち合わせ。「ねーねーもうチョット」「駄目、ここくらいにしとけや」
主催者実行委員会の努力もあって、例年より靖国神社に接近する九段坂下を通過するデモコースだった。戦後、民衆によって引き倒されることのなかった靖国の大鳥居が眼前に迫る。シンディ・シーハンさんは息子さんがイラクで戦死したことを契機に反戦運動に参加したが、「戦死しても神として祀る」靖国は、遺族の悲しみと抗議すら押しつぶすイデオロギー装置として機能した。その靖国に最接近するポイントだけあって、参詣者も道にあふれていた。「戦死者に感謝を」などと語って靖国派はその「戦争教カルトの神社」の存在を正当化するが、私たちこそが戦死者と沈黙を強制された遺族、虐殺されたアジア民衆の「帝国への復讐」を望む無念と怨念を背負っているのだ!「帝国の夢」を見たがる靖国派の人波を切り裂くように私たちは進み、そして大鳥居に向けて叫んだ。
「天皇制の戦争責任を追及するぞ!靖国解体!靖国解体!!」...。
昨年の小泉の靖国参拝によって20万人が押しかけた8月15日の靖国神社も、今年は9万人の参詣者減とのこと。参院選は安倍と極右勢力に打撃を与え、改憲スケジュールにたしかにブレーキをかけさせる結果となった。しかし、復古主義の結集点である靖国の存在は、大日本帝国と「戦後レジーム」が完全に切断されることのなかった象徴として、今もそびえたっている。そして、「戦争のできるニッポン」の復権をかけて靖国のリサイクルが目論まれている。そのような復古主義者の「帝国の夢」を完全に断ち切るのは、私たちのデモがいつの日か20万人で靖国を包囲し、民衆の手で燃やし尽くし撤去するその日となるだろう。そして、その日こそが真の「終戦記念日」となるだろう。アジアの民衆と日本の民衆が、平和を共に生きる時代はその日から始まる。そのような闘いを明日から本気で準備したいと思う。
靖国神社は解体・撤去しかない!
「帝国の夢」を完全に断ち切るその日まで、私たちの闘いは脈々と続けられる。(F)
【8.15行動リポート】
●黙々と-part2
敗戦記念日・・デモ三題
●ムキンポ化計画
Yasukunix 2007
●わんわんらっぱー
靖国カルトは売国宰相小泉純一郎と同じ穴のムジナ
●fuf blog 「フリーターユニオン福岡」のブログ
8・15靖国行動に参加
●救援連絡センター・シャコ日記
燃える、暑い日、8・15
●豊田義信ブログ
国家による「慰霊・追悼」に反対する815集会に参加して
●ネタ切れ人民共和国
靖国神社へ人物ウォッチに行こう@終戦記念日2007
アジア連帯講座はこの日のために横断幕を作成し、数本の虹のPEACE旗とゲバラ旗を掲げた。今年一番の暑さの都心の熱風の青空に翻る虹旗とゲバラ旗、そして「倒せ!安倍-靖国派」の横断幕のスローガンを取材のテレビクルーに撮影される。デモに参加する仲間なのか通行人なのか判然としなかったが「ピース旗とゲバラ旗って矛盾してないの?」とやや意地悪そうに質問された。「そらぁ、平和主義と多様性の旗と若者の抵抗の旗で、言わば『平和のための闘い』ってなもんよ」と答えたが、質問者は「ふーん?」と納得したのかしていないのか。。。
ちなみに1959年に通商大臣としてゲバラが来日した際に「靖国と千鳥が淵を訪問してほしい」という日本政府の求めに対して「侵略の兵士を称える施設を訪問するわけにはいかない」と断り、代わりに広島を訪問して原爆の被害について見て回っている。その際にゲバラは日本政府の関係者に「君たちはアメリカにこんな酷い目に遭っているのに、なんで戦後言いなりになっているんだね?」と問うたという。この話も質問者さんにすればよかったかな。
簡単に集会を終えてデモに出発。盾を構えて両側に並ぶ機動隊の間を抜けて大通りに出た途端、ヤクザ右翼のデモへの妨害が開始される。機動隊に静止されることを前提にした「襲撃のフリ」が繰り返される。このかんの反天皇制デモへの警察警備では、右翼の挑発をやらせ放題に水際で機動隊が「暴力沙汰」を止めるという、「左翼が権力に守られてデモをしている」という印象を与えつつ「中立な存在として秩序を守る警察」の存在を誇示する「公安警備方針」が透けて見えるスタイルをとっている。それにしてもヤクザ右翼が旗をもって中央分離帯を歩いていて、こちらがやったら即逮捕されるであろう行動が放置されている。また、携帯電話の着信メロディが軍歌『空の神兵』である右翼担当の公安刑事もいたりして、警察とヤクザ右翼の馴れ合いと癒着ぶりにはあきれ返るほかない。きっと、右翼に接待されているのだろう。
ウヨの「襲撃」
デモ隊に挑発してみせる右翼(赤丸の中の彼)。そして、その直後(右写真)、公安の刑事と打ち合わせ。「ねーねーもうチョット」「駄目、ここくらいにしとけや」
主催者実行委員会の努力もあって、例年より靖国神社に接近する九段坂下を通過するデモコースだった。戦後、民衆によって引き倒されることのなかった靖国の大鳥居が眼前に迫る。シンディ・シーハンさんは息子さんがイラクで戦死したことを契機に反戦運動に参加したが、「戦死しても神として祀る」靖国は、遺族の悲しみと抗議すら押しつぶすイデオロギー装置として機能した。その靖国に最接近するポイントだけあって、参詣者も道にあふれていた。「戦死者に感謝を」などと語って靖国派はその「戦争教カルトの神社」の存在を正当化するが、私たちこそが戦死者と沈黙を強制された遺族、虐殺されたアジア民衆の「帝国への復讐」を望む無念と怨念を背負っているのだ!「帝国の夢」を見たがる靖国派の人波を切り裂くように私たちは進み、そして大鳥居に向けて叫んだ。
「天皇制の戦争責任を追及するぞ!靖国解体!靖国解体!!」...。
昨年の小泉の靖国参拝によって20万人が押しかけた8月15日の靖国神社も、今年は9万人の参詣者減とのこと。参院選は安倍と極右勢力に打撃を与え、改憲スケジュールにたしかにブレーキをかけさせる結果となった。しかし、復古主義の結集点である靖国の存在は、大日本帝国と「戦後レジーム」が完全に切断されることのなかった象徴として、今もそびえたっている。そして、「戦争のできるニッポン」の復権をかけて靖国のリサイクルが目論まれている。そのような復古主義者の「帝国の夢」を完全に断ち切るのは、私たちのデモがいつの日か20万人で靖国を包囲し、民衆の手で燃やし尽くし撤去するその日となるだろう。そして、その日こそが真の「終戦記念日」となるだろう。アジアの民衆と日本の民衆が、平和を共に生きる時代はその日から始まる。そのような闘いを明日から本気で準備したいと思う。
靖国神社は解体・撤去しかない!
「帝国の夢」を完全に断ち切るその日まで、私たちの闘いは脈々と続けられる。(F)
【8.15行動リポート】
●黙々と-part2
敗戦記念日・・デモ三題
●ムキンポ化計画
Yasukunix 2007
●わんわんらっぱー
靖国カルトは売国宰相小泉純一郎と同じ穴のムジナ
●fuf blog 「フリーターユニオン福岡」のブログ
8・15靖国行動に参加
●救援連絡センター・シャコ日記
燃える、暑い日、8・15
●豊田義信ブログ
国家による「慰霊・追悼」に反対する815集会に参加して
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