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『Anti20 第5号』

【5号/目次】
たけもりまき(北九州がっこうユニオン・うい)「はみ出すことから見えてくる『絶望』という名の抵抗線 - この20年は豊かだったのか」

深田卓(死刑廃止国際条約の批准を求める「死刑廃止運動の二〇年 韓国と日本」

藤田卓也(釧路在住)「『富山妙子の全仕事展1950-2009』に寄せて」

桜井大子(反天皇制運動連絡会)「とても豊かな場となったハンテン展  たくさんの人の手で成功!

[特集]「ハンテン展のトークから 〈まつろわない宣言〉」

池田恵理子(女たちの戦争と平和資料館)・井上森(立川自衛隊監視テ ント村)K介(パペティスタ)・小山和久(東京にオリンピックはいら ないネット)・島袋陽子(琉球センターどぅたっち)・戦闘的ゴジラ主 義者(靖国解体企画)・田中宏(自由人権協会代表理事)・田野新一 (フリーター全般労組)・渡辺厚子(都立養護学校教員)(わたなべ・あつこ/都立養護学校教員)

[ただいま行動中!]森理恵
(日本女性学研究会)「おんなの幸せに手本はいらない」

[ただいま行動中!]渡辺つむぎ(荒川・墨田・山谷&足立実行委員会)「関東大震災時朝鮮人虐殺を忘れない!」

[ただいま行動中!]野村洋子(「奉祝」やめろ!行動)「やめろ!行動集会『部落差別と天皇制』」

よびかけ団体から(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)

コラム「鳥の目・虫の目」(金食虫)

共同行動から(中川信明)


主に首都圏で活動している様々なグループ・個人が集まり、「式典」当 日に向けて横断的に、多彩な行動を積み重ねていくことをめざしています。

共同行動のニュースとして『Anti20』を創刊しました。ぜひとも定期購読をお願いします。私たちは、このニュースを、たんなる集会の宣伝や、共同行動のアピールの手段にとどめず、読み応えのある、それ自体が相対的に自律した反 「奉祝」のメディアとしていきたいと思っています。

12月まで毎月月末刊行、A4判16ページ、8号分2000円(送料とも)。一部200円でばら売りもしますが、確実に入手するため、ぜひぜひ、定期購読を申し込んで下さい。
0号からお送りします。

◆郵便振替口座
加入者名:天皇即位20年奉祝に異議あり!え~かげんにせーよ共同行動
口座番号:00180─7─564826

天皇即位20年奉祝に異議あり! え~かげんにせーよ共同行動
東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル 市民のひろば気付
FAX 03-5275-5989
Eメール:igiari20@ten-no.net (@を半角に書き換えて送信してください)


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共同行動から

「天皇制はいらない」と、言い続けること、思い続けること  

中川信明


 「天皇在位20年奉祝」決議が、各地の県議会で採決されているという。10月1日段階で、秋田、神奈川、新潟、富山、石川、和歌山、岡山、広島、福岡、長崎、宮崎の11県であがったとのこと。この11と いう数字が多いのか少ないのか、議論の分かれるところだが、私の印象では、決議が粛々と形式的にあがっているだけで熱
気は感じられない(もしかしたら、現場は熱いのかもしれないが)。

 そもそも、国会においては、奉祝決議どころか祝日法案も通っていない。敵ながら、10月26日開会の国会で、祝日法案が間に合うのか、もし、間に合ったとしても、役所や公立学校はともかく、民間企業や私 立学校は、そう簡単に休めないのではないか、と思ってしまう。しかしながら、形式であろうが、心がこもってなかろうが、「天皇陛下のことだから」と、「奉祝決議」に賛成しまったり、喜んで休んでしまう心性がこわい。これは、「君が代を心をこめて歌う」「日の丸に向かって礼をする」心性と共通しており、それは厄介なことに子どもをはじめとす る私たち民衆に強制されてくるのだ。

 それは、「天皇・皇后・皇族」(および、そのシンボルとしての「日の丸・君が代」)は「特別」であるという意識を前提としている。その ことは、20年前の「天皇代替わり」期に突出し、それが「御見舞」「自粛」「服喪」「奉祝」ムードを作り出した。あの空前の盛り上がりに比べて、「即位二〇年」の現在は、たしかに盛り上がってはいないが、導火線に火さえつけば盛り上がる装置であることは変わらない。

 しかも、あの時は、私たちも、空前の闘いを挑んだ。「御見舞」「自粛」「服喪」「奉祝」ムードに対して、「天皇制はいらない」という声を全国各地であげた。それぞれの声は小さく、少数派であったが、あの「服喪」「奉祝」列島と化した日本社会において、「天皇制はいらない」という声を公然としてあげ、「市民権」を獲得していったのだ。残念ながら、あの時各地で闘った仲間で継続して「天皇制はいらない」と言い続けているものは少ない。しかしながら、「天皇制はいらない」と思い続けている者は少なくないと信じている。

 なぜならば、この20年間、「天皇・皇后・皇族」の「特別」扱いは何ら変わっていないどころが、ますます増幅しているのではないか、と思われる。天皇の孫である児童や幼児や乳児までも「様」がつけられ、マスコミは、気持ちの悪い敬語で書きたてる。東京都は、天皇即位の時、皇太子結婚の時、祝賀式典・祝賀事業を行い、税金を湯水のように使ったが、「天皇在位二〇年」で再び祝賀式典を行おうとしている(12月25日「天皇陛下御在二十年東京都慶祝の集い」於:東京芸術劇場)。

 私たちは、このような「天皇・皇后・皇族」の「特別扱い」を我慢できない。なぜなら、それは憲法でうたっているはずの「法の下の平等」に反し、差別そのものであるからだ(第14条「法の下の平等」は、憲法の中にあって「天皇条項」を撃つものであると私は考える)。「尊い者」を仕立てあげまつりあげる時、かならず「差別される者」が作り出される。「貴族あれば賎民あり」の意識は脈々と生き続けている。

かつて、私たちは「皇太子結婚」祝賀事業違憲訴訟において、そのことを真っ向から訴えたが、裁判所は無視をし、「皇太子夫妻の特別扱い」を容認してしまった。しかしながら、私たちは、言い続ける。「天皇・皇后・皇族」の「特別扱い」はおかしい。「奉祝」などはもってのほか だ。それは差別そのものだ!したがって「天皇制はいらない!」と。

 共同行動では、10月12日「え~かげんにせーよ!天皇在位20年」フォーラムを開き、この20年を様々な視点から総括をし、「天皇制はいらない」ことを再認識する作業を行う。

 私たちは、天皇代替わり期においても二回にわたりフォーラムを行い、そのフォーラムを通じて「天皇制はいらない」という共通認識を深め、それぞれの運動へとつなげていった。今回のフォーラムは、その後の11月12日にいたる闘いだけではなく、「天皇制はいらない」と思い続け、言い続けて、ついには「天皇制廃止」をかちとる
長い闘いへとつなげていければと願っている。そのためにも是非多くの方々の参加を願うものである。

(なかがわ・のぶあき/靖国・天皇制問題情報センター事務局)

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