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4月1日午後六時過ぎ、麻生政権が北朝鮮の「人工衛星」発射通告に対して発令した「弾道ミサイル破壊措置命令」という臨戦態勢に抗議して、PAC3部隊が配備された東京・市ヶ谷の防衛省前で緊急行動が行われた。呼びかけたのは、「『迎撃』名目のミサイル防衛発動を許すな!4・1防衛省行動実行委員会」で、埼玉、千葉、東京、そして浜松からも70人が駆けつけた。
仲間たちが集まった防衛省前では、「大日本愛国党」が黒塗りの大型宣伝カーを横付けし、自衛隊を「激励」し、「反日左翼」を罵倒して大音声でがなりたてる。仲間たちのアピールもほとんど聞きとれないほどだ。このような妨害をはねのけ、次々とこのMD(ミサイル防衛)実戦発動への抗議の訴えが行われた。
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会の吉沢弘志さんの司会で、首都圏の運動から、山下修子さん(平和の声・行動ネットワーク[入間])、川元幸立さん(千葉県議)、池田五律さん(反安保・反自衛隊・反基地を闘う東京北部実)、杉原浩司さん(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)が、それぞれの地元の取り組みについて報告した。
浜松から駆けつけたNO!AWACSの会の竹内康人さんは、怒りをこめて浜松基地から行われた東北への移送・配備を糾弾した。また辺野古実の木村雅夫さん、許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さんもグアム移転協定反対、ソマリア「海賊派兵」反対の角度から、「米軍再編」の下で進行する改憲・戦争国家体制への動きと闘うよう呼びかけた。 実行委員会の要請や、各地・各団体からの抗議・申し入れ文が防衛省の係官に手渡され、「MD臨戦態勢」への抗議のシュプレヒコールが響きわたった。今後、各地でも様々な抗議の取り組みが企画されている。(K)