忍者ブログ
アジア連帯講座のBLOGです
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アジア女性資料センター
岩国基地所属米兵による集団レイプ事件に関する不起訴決定に対する抗議声明


山口県・岩国の在日米軍基地所属の海兵隊員4名が広島市内で19才の女性を集団で暴行し、
財布を奪った事件で、広島地検は「女性の証言があいまいで証拠能力に欠ける」として米兵4名の
不起訴を決定した。これについてアジア女性資料センターが抗議声明を発表し、賛同を呼びかけている。〆切は11月25日まで。

在日米軍による暴力事件は後を絶たないが、そればかりではなく日米の軍事同盟におもねり
事件の捜査、被害者への救済に消極的な警察・検察の体質も問題だ。
米兵側は被害女性との「合意」を主張しているが、深夜の車内で男4人に囲まれていた
女性の恐怖を少しでも想像するなら、そうした「同意」や「合意」が果たしてあったのかも疑わしい。

“集団レイプ”という恐ろしい思いをした女性が詳細を思い出せない(あるいは思い出したくない)のは当然だ。それを逆手にとったかのように、女性との「合意」という海兵隊員たちの身勝手な主張をそのまま認める今回の「不起訴」決定に強い怒りを覚えないわけにいかない。

岩国基地は米軍再編にともなう艦載機移駐が計画されている日米両政府にとって重要な基地のひとつだ。米軍再編、日米安保のすぐ足下で軍隊が一般市民への暴行を繰り返す現実は基地のあるところすべてに当てはまる。(その筆頭が沖縄であることは言うまでもない)

軍隊と性暴力の問題は切っても切れない関係だ。広島地検の「不起訴」決定に抗議を!被害女性の
救済を!
(H)



 【転送歓迎】

重複失礼します。
広島で起きた岩国基地所属米兵による集団レイプ事件について、広島検察庁が不
起訴を決定したことに対し、アジア女性資料センターは本日、以下の抗議声明を
発表しました。
この声明にご賛同いただける団体・個人の方は、11月25日(日)までに、
お名前と公表の可/不可を、ajwrc.shomei@gmail.comまで、お知らせください。
週明け26日に、広島検察庁および広島県警に送付する予定です。

==================================

岩国基地所属米兵による集団レイプ事件に関する不起訴決定に対する抗議声明


10月14日に広島市中区で岩国基地所属の海兵隊員4人が女性をレイプした事件に
ついて、広島地方検察庁は11月19日、不起訴を決定しました。事件の公正な裁き
を希望してこの間の経過を注視してきた私たちは、この決定に重大な疑問と懸念
を表明し、広島地方検察庁および広島県警察本部に対し、不起訴処分取り消しと
市民に対する説明責任を果たすよう要求します。

当初、日米地位協定に基づいて身柄引き渡しを要求するとしていた広島県警が、
その後方針を転換し、身柄引き渡しを要求しないまま任意捜査とした経過を見る
に、この間に性暴力の性質を適正に考慮し、犯罪性を立証するための十分な捜査
が行われたのか、疑念を持たざるを得ません。加害米兵4人は、「合意の上」と
主張していると報道されていますが、被害女性は、事件直後にはっきりと集団レ
イプの被害を訴え、告訴を行っています。女性は車の中で知り合ったばかりの外
国人男性4人に囲まれ、助けを求めることのできない孤立した状況でした。強盗
行為も行われています。このような被害女性の置かれた状況を考慮したとき、
「状況にあいまいな点がある」として身柄を要求せず任意捜査にとどめた広島県
警の判断、犯罪性はないとした検察の判断には、重大な疑念を抱かざるを得ませ
ん。

私たちがこうした懸念を覚えるのは、これまでにも、米軍基地所属米兵による性
暴力事件の多くが適正な処罰を受けずにきたという事実があるからです。日米地
位協定を盾に、多くの加害米兵がいかなる処罰も免れてきました。私たちはさら
に、日本の警察・検察当局が、性暴力の適切な捜査と起訴を怠ってきたことが、
こうした受け容れがたい不処罰の背景にあることを指摘したいと思います。2004
年に在日外国人の女性が横須賀基地所属の米兵にレイプ被害を受けたケースでは、
今回の広島で起きた事件と同様に、被害者が直後に警察に通報し告訴を行ったに
もかかわらず、検察庁は理由を明らかにしないままに起訴を見送りました。この
判断に不審を覚えた被害女性は、その後、民事訴訟で勝訴しています。現在、こ
の女性は、事件を扱った神奈川県警の捜査が、性暴力被害者への配慮を欠く不適
切なものであったとして、国家賠償請求を起こしています。

広島地方検察庁は、「本件の事案の性質」を理由として、不起訴とした根拠の説
明を拒みましたが、被害者のプライバシーに配慮しながらも、説明責任を果たす
ことは可能なはずです。市民に対する説明責任が果たされないまま、このような
凶悪犯罪を犯した米兵が処罰を免れるとすれば、日本の司法の信頼性を大きく損
ない、将来にわたって、女性の人権保障に重大な影響を及ぼすことになります。
私たちは、広島地方検察庁および広島県警察本部が、この疑念に応え、不起訴処
分を取り消して刑事裁判事案として取り扱うこと、および事件処理に関する説明
責任を果たすように要求します。

アジア女性資料センター
---------------------------------------

賛同のご連絡は以下のアドレスに
ajwrc.shomei@gmail.com

**************************************
アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752
E-mail:ajwrc@ajwrc.org
http://www.ajwrc.org/

拍手[0回]

PR
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
アジア連帯講座
性別:
非公開
自己紹介:
戦争と搾取、貧困と独裁のない世界を民衆の国際連帯でつくりだそう。

Eメールは↓こちら
monsoon@jca.apc.org
アクセス解析
最新トラックバック

Copyright © [ 虹とモンスーン (だった場所) ] All rights reserved.
Special Template : CSS*TEMP
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]