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8月13日、普天間飛行場の米軍ヘリが市街地に墜落、沖縄国際大学の校舎に激突・炎上し、米軍が現場を封鎖して近隣住民やマスメディア、日本警察までも排除して機体を回収した事件から三年が経った。8月12日には、事件の現場となった沖縄国際大学で多くのミュージシャンを迎えて「NO FLY ZONE」コンサートが開催され、大学の校舎の屋上に「NO FLY ZONE」と新たに大書きされた。




13日には、普天間基地真栄原ゲート前で平和運動センターや普天間爆音訴訟団などの主催で普天間基地撤去と基地海外移転を求める集会とデモが行われた。

琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/modules/news/article.php?storyid=26290
このヘリ基地墜落では、事故を引き起こした被疑者の氏名公表の求めに対して、米軍側は「何を調査したいのか」(ケビン・メア在沖米総領事)と氏名公表を拒むという、いまもって「植民地の支配者」の意識をもって沖縄に居座っていることを露呈させている。結局、このヘリ事故は「被疑者不明」のまま書類送検されて、法的な「事件」としては終結させられてしまっている。

8月9日には、東村高江のヘリパッド建設予定地とされている北部訓練場付近で、大量の銃弾がごく最近に米軍によって放置されているのが発見された。東村では、この1月と2月にも大量の放置された銃弾が発見されている。

また、うるま市では、この7月、8月に米軍車両が、学校の敷地に侵入するという事件が繰り返し起こっている。

これらの事態に際し、日本政府は米国政府・米軍側に「調査を求める」と述べるのみで、真剣な抗議など一切行っていない。日米地位協定すら踏みにじる「主権侵害行為」によって、安倍の言う「美しい国」なるものが文字通り蹂躙されているのにも拘らず、だ。この一点においても、安倍政権や極右勢力が煽る「愛国心」なるものがいかに一貫性のない矛盾に満ちたマガイモノか分かるというものだ。

韓国では、2002年6月に中学生二人が、米軍戦車に轢殺される事件が発生している。米軍の従来からの「征服者意識」に加えイラク臨戦態勢の緊張の中でタガがゆるんだ在沖米軍をこれ以上放置すれば、韓国で発生したような事件・事故は必ず起こると言わざるを得ない。米兵犯罪や「事故」が繰り返されてきた沖縄で、これ以上犠牲者の列を増やすことは許されない。米軍基地撤去は、沖縄に負担と犠牲を押し付けてきた政府を動かし変えようとする「本土」の私たちの責務でもある。

そして、私たちは「反米ナショナリズム」ではなく、アジア民衆との連帯を追求し模索するインターナショナリズムの脈絡によって、アジアから帝国の軍隊の追放を実現させようとするだろう。(F)

韓国・ピョンテグ基地撤去闘争(2005年5月15日)

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