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▲裁判所前で「竹内バッテン」の訴え

違憲のイラク派兵推進した最高裁裁判官を罷免しよう
 
 八月三十日に投開票が行われる総選挙と同時に最高裁判所裁判官の国民審査が行われる。今回の国民審査の対象には、昨年麻生内閣によって最高裁裁判官に任命された竹内行夫元外務事務次官が含まれている。

 昨年四月に名古屋高裁で、自衛隊イラク派兵違憲判決を勝ち取った違憲訴訟弁護団や原告団を中心に「平和のための国民審査実行委員会」が作られた。違憲が確定した自衛隊イラク派兵を外務事務次官当時に中心になって推し進めた竹内を、「憲法の番人」にすることは認められない、「×」を付けようという運動だ。インド洋、ソマリアに自衛隊を派兵するとともに、「集団的自衛権」行使を発動し、米国のグローバル戦争にどこまでもつき従おうとする政府・防衛省の動きを止めるために、違憲のイラク派兵を推進した竹内が最高裁裁判官であることに拒否の意思を発動しよう、というのがこの運動の目標だ。

 八月二十一日、東京地裁・高裁と最高裁前で約三十人の弁護士と市民が集まり、「竹内行夫裁判官に×(バッテン)を!」と書いたチラシを配り、アピールを行った。イラク派兵違憲訴訟弁護団の川口創弁護士、原告団代表の池住義憲さんらが訴えた。

 「平和のための国民審査実行委員会」は、この日をスタートに全国二十六カ所の裁判所前で宣伝活動を行うことになっている。

 政府の違憲行為を正当化する最高裁裁判官を「国民審査」で罷免せよ! (K)

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