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人権・環境破壊をやめろ! 東峰地区上空
飛行を中止せよ! 12.5東峰現地行動へ!

 10月13日、四者協議会(成田空港周辺9市町、千葉県、国土交通省、成田国際空港会社)は、空港の年間発着枠30万回に拡大する合意を、10月21日の羽田空港新滑走路供用開始による成田空港の地位低下の危機意識丸出しで強引に決めてしまった。三里塚農民をはじめ多くの住民が航空機轟音・排気ガスのまき散らしによる環境破壊・生活破壊が予想されるため強く反対、不安を表明していたにもかかわらずである。

そ


 10・13合意によって成田空港会社は、現在の22万回の発着枠を2011年度中に25万回、12年度中に27万回、14年度中に30万回の増枠へと突進すると言っている。しかもA・B滑走路の同時離発着方式によって空港処理能力が拡大できるなどと「豪語」している。そもそもA・B滑走路の同時離発着方式は、航空機離陸後の接触事故を回避するために離陸時間差を行い、15度以上の開きを確保する最低限の安全ルールであった。しかし発着回数の増枠による利益を優先し、過密ダイヤによる管制業務疲労、ニアミス・接触事故、滑走路離発着事故の多発化が必至であるにもかかわらず、その危険性さえも全く無視だ。

推進派の居直り、暴言を許さない

 このような営利優先主義は、空港会社だけではない。空港利権を貪りつつ、住民の危機感や不安に対しては防音工事費、移転補償費支出、減税などの交換条件を押し付けて圧殺しようとしている。推進派の発言は、その貪欲な性格を見事に現している。怒りに震えるが、こんな発言をしているのだ。

 森田千葉県知事は「今後も騒音対策などに取り組むことを確認した上で、地域とともに空港が発展することを願って合意した」などと述べているが、三十万回発着を前提にした騒音対策は欺瞞だ。成田空港と経済発展のために「我慢しろ」ということだ。

 小泉成田市長は「羽田の動きからしても成田は今、躊躇できる状況ではない。羽田の四本目の滑走路供用前に合意したかった。発着枠を拡大しなければ、成田の限界論を認めることになる。成田と地域は運命共同体で、空港の沈滞は地域の沈滞にもつながる」などと危機意識さえも隠しもせず、居直るのである? 相川芝山町長は「大賛成の住民は皆無だった。住民には消極的な意見が多いが、騒音対策の充実を前提に条件付き賛成とする地域共生策をしっかりやることが合意の前提。防音対策や地域振興策なども行い、地域の人がこの結論になって良かったと思えるようにしないと」などと述べ、騒音地域が拡大し住民の空港被害の打撃を回避することが優先されなければならないにもかかわらず空港会社からカネを引き出させながら延命していくなど矛盾に満ちたことを言い出す始末だ。

 だめ押し発言が馬淵国交相だ。30万回合意を当然だと言い放ち、国交省成長戦略に基づいて邁進すると強調する。そして本田勝航空局長がオープンスカイを拡大し、安全軽視の格安航空会社(LCC)会社と過密運航状況がセットになった航空機事故多発空港に踏み込んでいくていくこと表明した。

轟音・追い出し攻撃を止めさせよう

 すでにB滑走路北端地点の着陸する航空騒音は、約2分間隔で89db(デシベル)~最大101・3dbという「電車のガード下並」の轟音が常態化している(成田プロジェクト騒音測定/8・8)。身体の健康被害が発生する騒音限界値65~70dbはるかに越えてしまっている。つまり30万回発着は、公害基本法の環境基準値、騒音規制法基準値、成田市公害防止条例規制違反を公然と破ることになるのだ。冬場の北風状況時には、ジェット機はB滑走路南端コースに着陸するため東峰住民には同レベルの轟音が間断なく襲いかかることになる。さらに「調子」づいた空港会社は、現在の夜の11時から朝の6時まで離着陸ができない運航規制から深夜早朝の運用時間を1時間ずつ延長するを強く求め、「実質24時間の完全空港化が可能」だということをコマーシャルし出した。住民の健康被害なんてまったくの関係ないというのが本音なのだ。

 ただちに東峰上空飛行をやめろ!三里塚農民に対する轟音追い出し攻撃を許さない!

 四者協議会の人権・環境破壊の30万回発着合意を撤回せよ!利益至上主義を優先した生活・環境破壊計画を打ち砕いていこう。12.5三里塚・東峰現地行動に結集しよう!

(Y)

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