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 4月11日、三里塚空港に反対する連絡会は、平行滑走路再延長許すな!東峰住民の追い出しをやめろ!一坪共有地・団結小屋強奪裁判に勝利しよう!」のスローガンを掲げて三里塚・東峰現地行動を行い、60人が参加した。

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 空港会社は、昨年10月22日、平行滑走路の2500メートルを完成させて供用を強行した。森中社長は「B滑走路をさらに北へ、東関東道の上(道路を横切る位置という意味)まで延ばし、3000、3500メートルまで延ばすこともありうる」(朝日新聞09・10・23)と明らかにし、三度目の延長を策動している。当然、北側に延びることによって騒音地域は拡大していく。地元住民の不安、反発はあったが抑えこんでしまった。このような再延長の本当のねらいは、東峰住民に対する政治的圧力であり、追い出していくことにある。

 さらに団結街道を廃道にして西側に第三誘導路を建設する計画にもとづいて天神峰地区の市東孝雄さんを追い出そうとしている。しかし日航の破綻、地方空港の赤字拡大など日本の航空政策は危機的な状況に突入してしまった。三里塚闘争をはじめ全国の空港反対闘争の正しさが証明されつつある。スクラムを強化し空港会社の野望を打ち砕いていこう。

原勲さん墓参の会

 集会に先だって横堀大鉄塔下で管制塔グループの呼びかけによる原勲さん墓参の会が行われた。和多田粂夫さん、中川憲一さんから原勲さんの思い出とともにあらためて三里塚闘争勝利にむけた決意を語った。参加者が持参した手料理を囲み懇親を深めていった。

空港を逆包囲へ

 集会は東峰共同出荷場で行われ、湯村一美さん(東水労青年女性部)の司会あいさつから始まった。平野靖識さん(東峰・らっきょう工場)は、「東峰での暮らしから見えてきたこと」を中心に現地報告。とりわけ東峰の石井さんの息子夫婦のレストラン開店の話、島村さんの息子たち、ワンパックに参加する若者たちの日常を紹介し、生活現場から空港を逆包囲していく流れが育ちつつあることに励まされ、新たな闘う決意を表明した。

東峰団結小屋―住民は25年間住み続けている

 渡邉充春さん(関西・三里塚闘争に連帯する会、東峰団結小屋維持会)は、空港会社による一坪共有地強奪にむけた提訴を糾弾するとともに東峰団結小屋の立つ共有地も提訴され裁判闘争を取り組んでいることを報告。「空港会社は、共有地は空港会社の土地に囲まれ、反対のためだけのものになっていると主張している。しかし東峰団結小屋は1977年に建設され、現在の住民は25年間住み続けている。さらに小屋の前には旧公団が小泉英政さんに無期限貸し付けて営農されている畑がある。島村さんの畑もある。東峰の営農と生活の中に存在しているのだ。強制代執行に変わる一坪強奪に対して闘っていこう。東峰裁判に傍聴を」と呼びかけ
た。さらに関西での一坪共有者運動や反空港全国連の取り組みを紹介し、支援を呼びかけた。

空港会社の居直りを許さない

 山崎宏さん(労活評現闘) は、空港会社の22万回から30万回発着を目指していることや平行滑走路再延長を厳しく批判し、「過日のシンポ―円卓会議によって話し合いで空港整備を進めていくと確約したにもかかわらず完全に反故にして居直り続けている。しかも鳩山政権の前原国交相の羽田ハブ空港化の押し出しによって成田空港の地位低下が必至だという危機感を背景にして暴力的な追い出し攻撃を押し進めている。森田千葉県知事などはカジノ構想をブチ上げる始末である。このような会社の利潤優先主義に基づく度重なる暴挙を許してはならない」と訴えた。

 デモに移り、開拓道路から平行滑走路にむけて抗議のシュプレヒコールを行った。

 出荷場に戻り 集会再開。

 山崎さんから再度の情勢報告と問題提起。続いて愛知県の一坪共有者の仲間、工人社から原勲さん墓参の会報告、田んぼくらぶ、成田プロジェクトから発言が行われた。集会の最後は「団結がんばろう」でしめくくった。

(Y)

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