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20日にアフガニスタンで発生したイスラム主義組織・タリバンによる韓国人のキリスト教ボランティア23人拉致事件で、42歳の男性一人がタリバンによって射殺された。
私たちは、一片の正義もなくアフガン解放闘争の大義を汚すタリバンの民間人拉致・殺害を糾弾する。帝国主義軍隊との「残虐」の競い合いで、「アフガンの解放」を勝ちとることはできない。そして、タリバンとはその権力が手中にあるときに、女性から仕事を奪い奴隷化し、同性愛者というだけで石打ちで虐殺してきた「復古主義ファシスト」であり、一方の側の民衆の抑圧者であることを想起しなければならない。

しかしまた、アフガン全土を泥沼の戦場にしてしまった米英の侵略戦争と、ブッシュへの追随政策を深めてきたノ・ムヒョン政権に、今回の事件の第一義の責任があることは明確である。ノ・ムヒョンは残る22人の、韓国軍の撤退による解放を実現させよ!

いま、韓国の反戦運動は「撤兵による人質解放」を訴えて、連日全力で人質の救出のためにたたかっている。22日には、ソウル駅前で「アフガンで誘拐された人質の無事解放と韓国軍即時撤退を要求するキャンドル集会」が開催され、集会後光化門までデモ行進が行われた。26日、28日にもソウルで集会が開催される予定だ。(F)

22日のキャンドル集会



【集会での発言から】

アフガニスタンでタリバンに誘拐された韓国人23人の生死より、民衆の中にも「国家と国益」を優先する論調が強い。そう主張する人々は、数十年間の軍事独裁時代の全体主義教育の結果、アメリカ式イデオロギーで国家に寄生する方法を悟ったかのようだ。韓国の少なくない人々は、誘拐され死の岐路に立った自国人たちの安否さえ黙殺しながら、誘拐事件の本質は見ずに「危険を顧みずに宣教活動を出た人たち」と「教会の過ち」だけ偉ぶって糾弾もしくは揶揄している。甚だしくは、誘拐された韓国人たちの生命はどうなっても構わないというところにまで、その論調を流布している。大新聞の記事内容を反芻しながら。

 とにかくまず、誘拐された韓国人たちの生命を守ることを優先しなさい、と今一度言いたい。5年の間アメリカの下手人として侵略戦争に貢献して来たノ・ムヒョン政府は、最後の良心が残っているのなら、今すぐ撤兵を約束してこれを実施しなければならない。アフガニスタンのタリバンは、米軍基地内で米軍のために滑走路を補修する韓国工兵部隊と、タリバン掃討作戦で負傷した米兵たちを治療する医療部隊を占領軍-米軍とまったく同一視しているのだから。タリバンの要求を無視した場合、故 金鮮一さん(イラクで2004年に斬首された)のような結末をたどらざるを得ないだろう。 

今すぐ撤兵しなさい!なにとぞ…頼む!

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