アジア連帯講座のBLOGです
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イスラエルはガザへの空襲そして侵攻と攻撃をエスカレートさせ、人口密集地の中心街への突入もはかろうとしている。国際的な批判にもかかわらずパレスチナ人へのジェノサイドを続けている。こうした緊迫した中で、1月11日、四谷地域センターで「イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!」スピークアウト&デモが実行委員会主催で行われ、集会には290人、デモには400人が参加した。前日にはNGOなどの主催するデモに1500人が参加した。スペインやフランスでの十万人デモをはじめ全世界でイスラエルへの抗議デモが行われている。
集会は最初に、主催者の田浪さんが「暴力の応酬というイスラエルの占領という責任をあいまいにするマスコミ報道があまりにもひどい。パレスチナ問題は遠い国の問題ではない。日本政府はイスラエルをきちんと批判しないことによって、戦争に加担している。12月30日、緊急にイスラエル大使館抗議行動を行ったが、ふたたび抗議の場を設けた」と集会の主旨を述べた。
次に三人がアピールをした。小倉利丸さん(ピープルズプラン研究所/富山大学経済学部教員)は域のように提起した。
「イスラエルの今回の攻撃はガザを長期の封鎖を行い、耐えられない状況をつくり、ハマスを挑発し、いっきょに叩くという作戦だ。現在の状況を暴力の連鎖という言い方をマスコミはするが、ハマスの占領に対する抵抗は歴史的みても正当なものだ」。
「イスラエルの単一民族国家=ユダヤ人国家という国是はその他の民族を正当に扱わず、排除することによってしか成り立たない。同じことは日本についてもアジア諸国との関係において言える。ハマスを孤立化させる政策を支持する日本政府の立場を変えさせよう」。
続いて鵜飼哲さん(ティーチイン沖縄/一橋大学教員)が提起した。
「2002年3月にガザに行った。この時もラファが空爆されて荒涼としていた。この時、ハマスは支配していなかったがイスラエルは攻撃した。あるパレスチナ人が『こんなことが続いたら、パレスチナはなくなってしまう』と言っていたが、その通りになった。こうしたイスラエルの占領の歴史をマスコミは報道していない」。
「ハマスは選挙によって勝利し、パレスチナ政府につくべきだったが、欧州各国政府が反対し、これを認めなかった。二月にイスラエルの総選挙があり、政府与党があぶないので選挙を有利にするためにガザ攻撃を行っていることに欧州の人びとは怒り、攻撃デモを行っている」。
「イスラエルのパレスチナ占領の様式をアメリカが全世界に広めた。しかし、アメリカは行き詰まり脱アメリカ化が進んでいる。アメリカも脱イスラエル化するしかない。私たちの力でイスラエルを脱イスラエル化させなければならない」。
阿部浩己さん(国際人権法/神奈川大学法科大学院教授)は国際人権法の観点から四点の提起を行った。
「占領について。国連が問題としてきたのは、南部アフリカ、チリそしてパレスチナ問題だ。この中で唯一解決していないのがパレスチナ問題。ガザはイスラエルによる占領状態にあり、最も憂慮すべき人権状態だ」
「封鎖について。占領国は被占領民に対して、健康・医療・食糧を確保し、提供しなければならないとジュネーブ条約は決めているが守られていない。そして、ある組織の行為に対して、連座制を適用して集団懲罰することを禁止している。イラン・パペ(『イラン・パペ、パレスチナを語る』柘植書房新社)が予想した通り、ガザは巨大な監獄状態にあり、大量虐殺が行われている?侵略について。昨日、国連人権理事会はイスラエルの行動は侵略であり、犯罪行為だ。すべての国がイスラエルを処罰しなければならないと見解を発表した?対応策について。国連人権理事会の特別報告者に現地調査をさせる。国連総会の決議のもとで、調査団を派遣する。安保理だけが持っている権限だが、国際刑事裁判所で戦争犯罪としてイスラエルを裁くことが重要だ」。
そして、阿部さんは「イスラエルは自分たちを被害者として描き出すように情報操作作戦を行っているとイギリスのオブザーバー紙が報じている。日本のマスコミ報道はまさしくこの作戦通りになされており、重大な問題である」と指揮した。
続いて、フロアーから国富建治さん(新しい反安保行動をつくる実行委員会)、杉原浩司さん(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)、園良太さん(憲法カフェ)、北林岳彦さん(パレスチナ支援のNGO)がそれぞれの課題とパレスチナ問題をリンクさせながらリレーアピールした。集会参加者が、支援連帯していくために持続的なイスラエル大使館抗議行動、イスラエル製品のボイコット、NGOがやっている署名・カンパへの協力が訴えられた。
最後に、臼杵陽さん(大学教員)が、シオニストによるイスラエル建国以来、パレスチナ側が妥協しなかったから問題が解決しないとち、イスラエルは主張してきたが、常にイスラエルの武力によって、パレスチナ側は協力を強制されてきたがそれでも平和は訪れず、イスラエルの一方的攻撃が続いてる。この歴史全体をきちんととらえなければならないと提起した。
集会後、パレスチナ人を先頭に、プラカードや映像を壁に写したり、鳴り物で訴えたりと、さまざまな工夫をこらし新宿を行く多くの人に訴えた。ビラの受け取りもよく、デモ隊列も出発時よりも多く400人を超えた。さらに、大きなうねりをつくり、イスラエルによるガザでの大量虐殺をただちに中止させよう。(M)
「イスラエルの今回の攻撃はガザを長期の封鎖を行い、耐えられない状況をつくり、ハマスを挑発し、いっきょに叩くという作戦だ。現在の状況を暴力の連鎖という言い方をマスコミはするが、ハマスの占領に対する抵抗は歴史的みても正当なものだ」。
「イスラエルの単一民族国家=ユダヤ人国家という国是はその他の民族を正当に扱わず、排除することによってしか成り立たない。同じことは日本についてもアジア諸国との関係において言える。ハマスを孤立化させる政策を支持する日本政府の立場を変えさせよう」。
続いて鵜飼哲さん(ティーチイン沖縄/一橋大学教員)が提起した。
「2002年3月にガザに行った。この時もラファが空爆されて荒涼としていた。この時、ハマスは支配していなかったがイスラエルは攻撃した。あるパレスチナ人が『こんなことが続いたら、パレスチナはなくなってしまう』と言っていたが、その通りになった。こうしたイスラエルの占領の歴史をマスコミは報道していない」。
「ハマスは選挙によって勝利し、パレスチナ政府につくべきだったが、欧州各国政府が反対し、これを認めなかった。二月にイスラエルの総選挙があり、政府与党があぶないので選挙を有利にするためにガザ攻撃を行っていることに欧州の人びとは怒り、攻撃デモを行っている」。
「イスラエルのパレスチナ占領の様式をアメリカが全世界に広めた。しかし、アメリカは行き詰まり脱アメリカ化が進んでいる。アメリカも脱イスラエル化するしかない。私たちの力でイスラエルを脱イスラエル化させなければならない」。
阿部浩己さん(国際人権法/神奈川大学法科大学院教授)は国際人権法の観点から四点の提起を行った。
「占領について。国連が問題としてきたのは、南部アフリカ、チリそしてパレスチナ問題だ。この中で唯一解決していないのがパレスチナ問題。ガザはイスラエルによる占領状態にあり、最も憂慮すべき人権状態だ」
「封鎖について。占領国は被占領民に対して、健康・医療・食糧を確保し、提供しなければならないとジュネーブ条約は決めているが守られていない。そして、ある組織の行為に対して、連座制を適用して集団懲罰することを禁止している。イラン・パペ(『イラン・パペ、パレスチナを語る』柘植書房新社)が予想した通り、ガザは巨大な監獄状態にあり、大量虐殺が行われている?侵略について。昨日、国連人権理事会はイスラエルの行動は侵略であり、犯罪行為だ。すべての国がイスラエルを処罰しなければならないと見解を発表した?対応策について。国連人権理事会の特別報告者に現地調査をさせる。国連総会の決議のもとで、調査団を派遣する。安保理だけが持っている権限だが、国際刑事裁判所で戦争犯罪としてイスラエルを裁くことが重要だ」。
そして、阿部さんは「イスラエルは自分たちを被害者として描き出すように情報操作作戦を行っているとイギリスのオブザーバー紙が報じている。日本のマスコミ報道はまさしくこの作戦通りになされており、重大な問題である」と指揮した。
続いて、フロアーから国富建治さん(新しい反安保行動をつくる実行委員会)、杉原浩司さん(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)、園良太さん(憲法カフェ)、北林岳彦さん(パレスチナ支援のNGO)がそれぞれの課題とパレスチナ問題をリンクさせながらリレーアピールした。集会参加者が、支援連帯していくために持続的なイスラエル大使館抗議行動、イスラエル製品のボイコット、NGOがやっている署名・カンパへの協力が訴えられた。
最後に、臼杵陽さん(大学教員)が、シオニストによるイスラエル建国以来、パレスチナ側が妥協しなかったから問題が解決しないとち、イスラエルは主張してきたが、常にイスラエルの武力によって、パレスチナ側は協力を強制されてきたがそれでも平和は訪れず、イスラエルの一方的攻撃が続いてる。この歴史全体をきちんととらえなければならないと提起した。
集会後、パレスチナ人を先頭に、プラカードや映像を壁に写したり、鳴り物で訴えたりと、さまざまな工夫をこらし新宿を行く多くの人に訴えた。ビラの受け取りもよく、デモ隊列も出発時よりも多く400人を超えた。さらに、大きなうねりをつくり、イスラエルによるガザでの大量虐殺をただちに中止させよう。(M)
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