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 4月25日、社会文化会館・三宅坂ホールで、米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める「4・25沖縄県民大会とともに声をあげよう」東京集会が呼びかけ:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、東京沖縄県人会、練馬沖縄県人会、千葉沖縄県人会、共催:辺野古への基地建設を許さない実行委員会で行われ、会場を溢れる千人が集まった。

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 沖縄の県民大会と合わせて、午後三時から開始された。呼びかけ人を代表して、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの下地さんが「沖縄は今怒っている。県知事までが集会に参加している。全国でも集会が開かれている。基地のたらいまわしは許さない。心をひとつにして集会を成功させよう」と主催者あいさつをした。次に神奈川平和遺族会が沖縄と平和を求める詩の朗読を行った。呼びかけの三地区の沖縄県人会のメッセージが紹介された。

 この後、沖縄県民大会が大きなスクリーンに映し出された。高嶺県議会議長が、北マリアナ連邦議会上院で、テニアンへの移設を歓迎する決議を上げたことを紹介し、県内移設に反対する、と述べた。次に、仲井真県知事が「普天間の危険性を一刻も早く除去せよ。過剰な基地負担を大幅に軽減せよ。基地の固定化は絶対
に許せない」と訴えた。

 音は消して、映像が大写しされるなかで、連帯のあいさつが行われた。

 フォーラム平和・人権・環境の藤本事務局長は「日米安保五十年の矛盾のすべてを沖縄に押しつけてきた。ベトナム戦争やイラク戦争の出撃拠点にされ、人民に爆弾の雨を降らせる役割を沖縄は負わされた。こうした責任はアメリカ政府と基地を認めてきた日本歴代政府にある」と指摘した。全労協の藤崎議長は「戦後64年は終わっていない。沖縄は戦争と隣りあわせできた。そして基地被害にあってきた。基地の縮小・撤去に向かわせなければならない」と訴えた。日本平和委員会の若槻さんは4月23日から26日にかけて、全国で沖縄連帯の行動を積み重ねたことを報告した。

 続いて、崎原盛秀さん(与勝海上新基地建設計画に反対するうるま市民協議会・事務局長代理)が今の時間でも続々と会場に人が入ってきている。十万人は超えているだろうと県民大会の様子と大会の発言を紹介しながら、次のようなメッセージを寄せた。

 「仲井真知事は普天間基地の早期閉鎖を求めると発言したが、県民大会に出るか出ないか非常にあいまいにしてきた。官房長官と秘密裏に話し合っているようだ。かつて、ジュゴンはたくさんいるので辺野古に遊びに来ている、ジュゴンはそれほど大切なものではないと言っていた」。

 「つい最近、辺野古に基地建設が舞い戻ってくると報道があった。政府は迷走に迷走を重ねている。ものすごくあいまいで、人の心をもてあそんでいて許せない行為だ。沖縄は戦後基本的人権を奪われ呻吟してきた。復帰後そうしたことから解放されると思ったら、安保条約と地位協定によって弾圧された。新たな基地の押しつけには県民は怒り、世論調査によると九〇%の人が県外か国外に基地を持っていけとなっている。もし県内移設となれば辺野古以上の闘いになる」。会場から大きな連帯の拍手でエールを交換した。

 首都圏での反対運動の取り組みが報告された。沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会は5月19日、錦糸公園で集会・デモを行う。「普天間即時閉鎖・辺野古やめろ!海兵隊いらない」意見広告運動は5月16日に新聞に広告を出す。JOCOネットワークは4月27日から30日の間に、ワシントンポスト紙に全面広告を出す。「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTokyoは今夜六時から明治公園で「NO BASE OKINAWA」の人文字を行う。

 次に県民大会代表団約百人が上京し、4月26日に電電通会館での集会、27日、国会前での座り込みを行うと報告があった。

 辺野古への基地建設を許さない実行委員会の木村さんが、戦後の沖縄などの密約・隠蔽問題を明らかにし、「虚構をやめさせ、日米安保をやめさせよう。世の中を変えよう」と閉会のあいさつをした。会場カンパは五十万円を超えた。沖縄に連帯する熱気と気合の入った集会後、新橋を通り日比谷公園までのデモを行った。

 デモを終えた参加者は午後七時から明治公園の仲間たちと合流し、「キャンドルで人文字をつくろう! NO BASE! OKINAWA」を行った。この行動は主催:「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTOKYO、協賛:沖縄一坪反戦地主会関東ブロック/WORLD PEACE NOW。

 1200人の仲間たちが手にローソクを持ち、文字をつくった。上空では共同通信のヘリコプターから写真撮影が行われた。

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▲画面に映し出された人文字

 同時に行われた訴えでは、福島みずほ社民党党首が沖縄の県民大会に連帯して、基地のたらいまわしは許さないと訴えた。沖縄連帯行動が日本全国20カ所、アメリカでもワシントン、カリホルニア、ハワイでも行われたと報告があった。

 今後、5月16日の普天間基地包囲人間の鎖行動に連帯し、5月14日、国会前で人間の鎖行動を午後六時半から行う呼びかけがあった。最後に「基地はいらない」とシュプレヒコールをあげて、沖縄の人々とともに闘う決意を明らかにした。

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