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 葛飾マンションビラ配布弾圧事件 高裁不当判決を糾弾する!

 12月11日、東京高裁は、葛飾マンションビラ配布弾圧事件裁判の一審無罪判決を破棄し、罰金5万円の不当判決を出した。判決は「政党ビラ配布という目的自体に不当な点はない」などと欺瞞的なポーズを現しながらも、「表現の自由は絶対無制限に保障されるものではなく、他人の財産権を不当に害することは許されない」、「住民は住居の平穏を守るため部外者の立ち入りを禁止できる。許可のない立ち入りは相当性を欠く」、「ビラ配布を含めた部外者の立ち入り禁止は、マンション管理組合の理事会で決定され、住民の総意に沿うものだった」、「被告は立ち入りが許容されていないことを知っており、住居侵入罪が成立する」と検察側の主張をほぼ認め、つまり階級的どう喝まるだしで結論づけた超反動判決を出したのである。

 高裁の判決は、福田政権の意志を忠実に代弁し、米国のグローバル戦争の一翼を担うために戦争ができる国家作りの一環として戦時治安弾圧体制を強化していく決意の現れだといえる。そのために反戦ビラ配布、表現の自由に対する政治弾圧の正当性を強調し、立川最高裁闘争など一連のビラ配布弾圧裁判に対する敵対ラインの定着を露骨に狙ったのである。 

 われわれは、この反動判決を断固糾弾するとともに、原告がただちに上告し最高裁無罪判決をかちとる闘いに入ったことを支持する。立川反戦ビラ最高裁闘争などビラ配布不当弾圧に抗して闘う裁判闘争をともに支援していくことを決意する。 

 すべての闘う仲間に訴える! 

 国家権力、公安政治警察は、この反動判決を利用して、これまで以上にビラ弾圧、「微罪弾圧」を強化してくることが予想される。08年G8サミット治安弾圧シフトにむけたステップとしても積極的に位置づけながら治安弾圧、とりわけ反グローバリゼーション活動家弾圧を強化していくるだろう。警察庁は10日に明らかにした「治安の回顧と展望」において、反グローバリゼーション弾圧の決意表明を繰り返し行っている。
 弾圧に抗したスクラムを!「テロ対策」と称した治安弾圧強化反対、民衆の政治活動圧殺を許さないメッセージを繰り返し行っていこう。警鐘乱打し続け、不当弾圧を許さない陣形を構築していこう。その一環として免状不実記載弾圧糾弾!国賠裁判勝利の取り組みを強化していこう!共に闘わん! 

(Y)

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