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10月28日、麻生政権・森英介法相は、二名の死刑を執行した。時あたかも、26日に公安警察が、麻生太郎の豪邸を見学しようと歩道を歩いた三人を「無届デモ」とデッチアゲ逮捕したわずか二日後の執行である。



一連の大量死刑執行は、このかんの警察権限の肥大化と暴走による治安大国化の頂点に位置するものである。麻生邸を自分の目で見ることによって「格差」というものを知ろうとした人々が弾圧を受けたのは、ある意味においては「蟹工船の時代に甦る特高警察と恐怖政治」の必然と言えるだろう。

経済の破綻と、それに対する庶民の不満の爆発を未然に予防しようという点において、一連の死刑執行と警察権力の暴走による逮捕・弾圧劇は同根なのである。

また、国連の自由権規約委員会(人権委員会)は10月31日、日本政府に対し死刑制度の廃止を勧告する報告書を発表した。報告書は、「死刑支持の世論」を理由に廃止を拒否する日本政府に対し、「政府は死刑廃止が望ましいということを説明するべき」としている。死刑廃止は、もはや世界と時代の逆らいようのないすう勢なのである。

しかし、「外圧」だけで、人権と民主主義を確立することは出来ない。私たちは、「死刑廃止要求」と「反弾圧」を一体のものとして闘って、この社会に真の自由の息吹をもたらさなくてはならない。(F)

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死刑廃止フォーラム 10月28日の声明
http://www.jca.apc.org/stop-shikei/

抗 議 声 明

 本日(10月28日)、久間三千年さん(70歳:福岡拘置所)、高塩正裕さん(55歳:仙台拘置支所)に死刑が執行されたことに対し、強く抗議する。


 森英介法務大臣は、就任後わずか1ヶ月しか経過していないにもかかわらず死刑を執行した。保岡興治前法務大臣に引き続き、きわめて短期間のうちに死刑を執行したことになる。これは、死刑の執行にあたっては、記録を精査し慎重に慎重を期すという人命に配慮した従来の慣行すら完全に踏みにじるものであって、暴挙というほかない。

 2006年12月25日の長勢元法務大臣の死刑執行に始まり、鳩山、保岡の各法務大臣へと続く連続的な大量の死刑の執行は、わずか1年10ヶ月の間に、9回、合計28名にのぼり、過去30年間類例がなく、歴史に完全に逆行するものであって、強く非難されなければならない。

 今回の死刑執行は、流動する政局を前にして、もっぱら、2ヶ月に1回、1年に6回という死刑執行を確保しようとするためだけに行われたものであって、政治的にも道義的にもおよそ許されるものではない。

 国家・個人を問わず、人の命を尊重し、如何なる理由があろうとも人の命を奪ってはならないことは、人類共通の倫理であり、民主主義の原理・原則である。そして、それ故に、すでに世界の3分の2以上の国と地域が死刑を廃止しているし、国連は昨年12月すべての死刑存置国に対して死刑執行の停止を求めたのであり、これに応えて死刑存置国は死刑の執行を減少させてきたのである。しかし、唯一日本だけが、これを意図的に真っ向から踏みにじり、死刑執行を5倍以上に激増させ続けている。

 先日ジュネーブで開かれた国際人権(自由権)規約委員会において、日本の死刑制度について10年ぶりに審査が行われ、委員から死刑廃止を求める厳しい批判がなされた。日本政府は、この批判に謙虚に耳を傾け、死刑の廃止に向けてスタートを切るべきであったにもかかわらず、これにあえて逆らい、死刑の執行を強行したことは、国際的にも強く非難されてしかるべきである。

 日本では、凶悪犯罪は減少の一途をたどっている。死刑判決と死刑の執行の激増を正当化する理由はどこにも存在しない。

 久間三千年さんは、一貫して無実を訴え、再審請求を準備していた。物的な証拠も薄く、えん罪の可能性の極めて高い事件であった。確定してから2年という短期間の執行は、再審請求の機会を奪うものであって、およそ許されない。

 高塩正裕さんは、確定から1年10ヶ月しかたっておらず、極めて短期間の死刑執行である。しかも、一審は無期懲役だったが、二審で死刑判決となり、その後本人が上告を取り下げて確定しており、三審まで裁判を受ける権利を保障されておらず、死刑の量刑が正しかったか否か大いに疑問がある。

 同時に、法的に何らの義務がないにもかかわらず、死刑の執行を強いられている拘置所職員の苦痛にも心を致すべきである。

 私たちは、死刑の廃止を願う多くの人たちとともに、また、森英介法務大臣に処刑された久間さん、高塩さんに代わり、そして、この間連続的に死刑を執行させられている拘置所の職員に代わって、森英介法務大臣に対し、強く抗議する。

2008年10月28日

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90

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