アジア連帯講座のBLOGです
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「08年卒業式・入学式闘争 総括と今後の方向」 4.27石原・都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネット集会報告
根津さんの「君が代解雇」阻止の成果を確認
四月二十七日、石原・都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットは、在日韓国YMCAで「〇八年卒業式・入学式闘争 総括と今後の方向」集会を行い、百五十人が参加した。
東京都教育委員会は、三月の卒業式での「君が代」斉唱時の不起立等を理由に二十人に懲戒処分を強行した。新自由主義教育と愛国心教育の強化の一環として、「日の丸・君が代」強制のために「10・23通達」(〇三年)を出し、すでに四百八人におよぶ大量の不当処分を乱発している。
しかし、卒業式・入学式での不起立者の闘いが続き、都教委の不起立者をゼロにする目標を次々と破産に追い込んでいる。とりわけ根津公子さん(南大沢学園養護学校) に対しては免職処分の危険があったが、二月~三月にかけた果敢な闘いによって「解雇」攻撃をはねかえした。集会は、根津さんの免職処分を阻止した闘いの成果を確認し、「10・23通達」と不当処分の撤回を掲げ、スクラムを打ち固めた。
根津さんの「君が代解雇」阻止の成果を確認
四月二十七日、石原・都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットは、在日韓国YMCAで「〇八年卒業式・入学式闘争 総括と今後の方向」集会を行い、百五十人が参加した。
東京都教育委員会は、三月の卒業式での「君が代」斉唱時の不起立等を理由に二十人に懲戒処分を強行した。新自由主義教育と愛国心教育の強化の一環として、「日の丸・君が代」強制のために「10・23通達」(〇三年)を出し、すでに四百八人におよぶ大量の不当処分を乱発している。
しかし、卒業式・入学式での不起立者の闘いが続き、都教委の不起立者をゼロにする目標を次々と破産に追い込んでいる。とりわけ根津公子さん(南大沢学園養護学校) に対しては免職処分の危険があったが、二月~三月にかけた果敢な闘いによって「解雇」攻撃をはねかえした。集会は、根津さんの免職処分を阻止した闘いの成果を確認し、「10・23通達」と不当処分の撤回を掲げ、スクラムを打ち固めた。
都教委の暴走は止まっていない
代表の見城赳樹さんから主催者挨拶が行われ、「今回の闘いの焦点は、根津さんの『君が代解雇阻止』だったが、阻止することができた、みんなで喜びたい。根津さんが先頭になって闘ってきた結果だ。同時に都教委は、多くの処分を強行した。依然として不当な姿勢は変わっていない。厳しい状況はあいかわらず続いている。怒りを新たに今後の闘いの方向性を論議していこう」と呼びかけた。
卒入対策委員会の永井栄俊さん(「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をすすめる会共同代表)は、都教委の対応の特徴として(1)各校長に対して不起立をする可能性がある教諭を受付などやらせて式場の外に出した(2)不起立を行おうとする教諭に対しては説得と称する徹底したいやがらせを行った(3)出先機関である支援センターの職員を配置し、監視体制を強化してきたことを報告した。さらに、不当処分を受けた経験がある退職教諭の嘱託雇用の採用を認めないことを糾弾した。
この暴挙は、東京地裁が二月七日、嘱託不採用撤回裁判で「再雇用(嘱託)採用での不合格は、10・23通達による職務命令違反=処分を過大視し、客観的合理性や社会的相当性を著しく欠くもので、その裁量を逸脱、濫用したものである」と述べ、原告の損害賠償を認めた判決への無視であり、みせしめのための不採用であり、都教委は地裁判決にしたがうべきなのだ。
弾圧体制に抗して
続いて停職六カ月の不当処分だった河原井純子さん(八王子東養護学校)をはじめ七人の被処分者が次々と発言し、不起立に至る思いや新たな決意、都教委批判などを行った。
監視弁護士の報告を平松真二郎弁護士からチラシ配布監視報告。
包囲ネットは、約五十五校の正門前で卒業生、保護者に「『君が代』あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります。」と呼びかけたチラシを配布したことを紹介。また、以前よりは警察の弾圧が強行されていないが、あいかわらず公安警察の監視が続いており、警察官による監視弁護士、配布者に対する高圧的な態度で規制してきたケースがあったことを批判した。
さらに、神奈川教育委員会の不起立者の氏名収集行為に反対している仲間からの発言。北海道教組の「賃金削減と査定昇級・勤評導入」抗議ストライキと反処分闘争の報告。「日の丸・君が代」強制反対ホットライン・大阪からのメッセージ。
集会は、大阪門真市教委が門真市三中で卒業生と担任教諭が「君が代」斉唱時不起立したことに対する報復として入学式に「職務命令」を出したことについて、北海道・ 芽室町教委の「起立強制のための指導文書」通知について、それぞれ抗議声明を採択。
改悪教基法の実働化をはねかえすために
第二部の「根津さん解雇阻止の闘い」では、「河原井さん 根津さんの『君が代』解雇をさせない会」、都庁ビラ撒きと都教委申し入れ行動、町田教組から、二月~三月の根津さんとともに闘いぬいたことをエピソードも交えて報告した。
根津公子さんは、「クビにはならなかった。みんなとともに闘い、新たな出会いをし、励まされ、最後まで頑張ることができた。今度は、六カ月停職を三ヶ月にさせる闘いを行っていきたい」と発言した。
第三部では、改悪教育基本法の実働化を許さない闘いを基軸に(1)不起立・不服従の闘いの継続(2)職場、分会の団結をつくり出すための闘い(3)教育内容をめぐる闘いについて問題提起と論議を深めた。(Y)
代表の見城赳樹さんから主催者挨拶が行われ、「今回の闘いの焦点は、根津さんの『君が代解雇阻止』だったが、阻止することができた、みんなで喜びたい。根津さんが先頭になって闘ってきた結果だ。同時に都教委は、多くの処分を強行した。依然として不当な姿勢は変わっていない。厳しい状況はあいかわらず続いている。怒りを新たに今後の闘いの方向性を論議していこう」と呼びかけた。
卒入対策委員会の永井栄俊さん(「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をすすめる会共同代表)は、都教委の対応の特徴として(1)各校長に対して不起立をする可能性がある教諭を受付などやらせて式場の外に出した(2)不起立を行おうとする教諭に対しては説得と称する徹底したいやがらせを行った(3)出先機関である支援センターの職員を配置し、監視体制を強化してきたことを報告した。さらに、不当処分を受けた経験がある退職教諭の嘱託雇用の採用を認めないことを糾弾した。
この暴挙は、東京地裁が二月七日、嘱託不採用撤回裁判で「再雇用(嘱託)採用での不合格は、10・23通達による職務命令違反=処分を過大視し、客観的合理性や社会的相当性を著しく欠くもので、その裁量を逸脱、濫用したものである」と述べ、原告の損害賠償を認めた判決への無視であり、みせしめのための不採用であり、都教委は地裁判決にしたがうべきなのだ。
弾圧体制に抗して
続いて停職六カ月の不当処分だった河原井純子さん(八王子東養護学校)をはじめ七人の被処分者が次々と発言し、不起立に至る思いや新たな決意、都教委批判などを行った。
監視弁護士の報告を平松真二郎弁護士からチラシ配布監視報告。
包囲ネットは、約五十五校の正門前で卒業生、保護者に「『君が代』あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります。」と呼びかけたチラシを配布したことを紹介。また、以前よりは警察の弾圧が強行されていないが、あいかわらず公安警察の監視が続いており、警察官による監視弁護士、配布者に対する高圧的な態度で規制してきたケースがあったことを批判した。
さらに、神奈川教育委員会の不起立者の氏名収集行為に反対している仲間からの発言。北海道教組の「賃金削減と査定昇級・勤評導入」抗議ストライキと反処分闘争の報告。「日の丸・君が代」強制反対ホットライン・大阪からのメッセージ。
集会は、大阪門真市教委が門真市三中で卒業生と担任教諭が「君が代」斉唱時不起立したことに対する報復として入学式に「職務命令」を出したことについて、北海道・ 芽室町教委の「起立強制のための指導文書」通知について、それぞれ抗議声明を採択。
改悪教基法の実働化をはねかえすために
第二部の「根津さん解雇阻止の闘い」では、「河原井さん 根津さんの『君が代』解雇をさせない会」、都庁ビラ撒きと都教委申し入れ行動、町田教組から、二月~三月の根津さんとともに闘いぬいたことをエピソードも交えて報告した。
根津公子さんは、「クビにはならなかった。みんなとともに闘い、新たな出会いをし、励まされ、最後まで頑張ることができた。今度は、六カ月停職を三ヶ月にさせる闘いを行っていきたい」と発言した。
第三部では、改悪教育基本法の実働化を許さない闘いを基軸に(1)不起立・不服従の闘いの継続(2)職場、分会の団結をつくり出すための闘い(3)教育内容をめぐる闘いについて問題提起と論議を深めた。(Y)
PR