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11月28日から29日にかけて、今年で6回目となる「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉」が、四谷三丁目の四ッ谷ひろばにて開催された。

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28日は、「抵抗の発明ワークショップ」と称して、プラカード作成ワークショップやデモコールのワークショップ、サウンドデモのためのワークショップなどを開き、「デモの多様な表現」の共有化を図る取り組みがなされた。夜には、「イスラエルのパレスチナ占領とわたしたちの無関心を終わらせよう」と題して、効果的な不買運動などについて話し合われ、あるいは「<反北朝鮮>ナショナリズム」を止める」というテーマで報告と討論が行われた。この日は、のべ50人が参加。

29日は、まず11月3日に行われたブッシュ来日に抗議する緊急行動と12~14日にかけて取り組まれたオバマ来日抗議行動の報告。仲間が撮影した映像を交えて、連続しての緊急行動に起ちあがった仲間たちの姿に、拍手があがった。

そして、メイン討論である「オバマと鳩山は沖縄とアフガンの声を聞け——民主党政権を超えて」では、アフガン報告に長谷部貴俊さん(日本国際ボランティアセンター)、沖縄報告に吉田正司さん(沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック)を迎えて行われた。

長谷部さんは、アフガニスタン現地におけるアメリカのプレゼンスへの不支持がかつてなく広がっており、またISAF(国際治安支援部隊)の増派が、さらなる抵抗を生み出し、事態を泥沼化させていることを指摘。また、PRT(地方復興チーム)の支援も、ISAFとの関係において現地住民にとっては「中立性」が疑わしく、信頼されない。求められているのは、中立的で住民のオーナーシップを考慮した長期的な援助であり、具体的な「政治的解決」のための国際社会とアフガン国内における「仲介役」を日本に求める声に応えるべきだとした。

吉田さんは、政権交代後の沖縄の動きを中心に報告。普天間基地の県外・国外移設を求める世論が急速に高まる一方で、動揺する民主党と新連立政権を乗り越える熱気が11月8日の県民大会の2万1千人の結集につながったと指摘した。

そして、ブッシュ政権時の方針を引き継いだオバマはもちろん、日米地位協定の改定についてすら後退している民主党政権に幻想はもてない。沖縄-ヤマトを貫いた運動の力をさらに作り出してオバマ-鳩山を追い込もう、と提起した。

16時から、新宿に向けてデモに出発。4メートルの高さの「はんせん・ていこう」と書かれた新登場の巨大バルーンを先頭にして、もはやデモでおなじみになった「竹馬足長男」は、この日さらに30センチ高くなって登場。死神オバマやサンタクロースなどの仮装に続いて太鼓部隊、そして恒例のサウンドカーも出て、賑やかに「沖縄基地撤去」「アフガン戦争を止めろ」「反戦!抵抗!自由!」とアピール。年末を控えてごった返す新宿駅周辺で、多くの人々が携帯などでデモを写真に撮り、警官の不当な制止・規制を越えて飛び入り参加した人々も少なくなかった。



解散地点の新宿アルタ向かいでは、300人でレイヴパーティー状態となり、警察はまったく手を出せず、さながら「解放区」が現出した様相となった。

(F)

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