アジア連帯講座のBLOGです
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公安委員会-地裁による「デモ禁止」措置と2名に対する不当弾圧を糾弾する!
アメリカ大使館と警察・日本政府の沖縄基地建設運動への妨害を許さない!
はじめに
2月20日、沖縄・高江ヘリポート建設強行に対して、アメリカ大使館への抗議申し入れ行動が行われた。
まずこの行動において仲間2名が、アメリカ大使館を防衛する赤坂警察署によって不当に逮捕されたことを断固糾弾する!この申入れ行動は、あらかじめアメリカ大使館へアポイントメントをとっており、なんら警察に規制されることなど何も行っておらず、この逮捕は沖縄反基地闘争自体に敵意をむき出しにした不当逮捕だ。
次にアメリカ大使館前を通過するデモコースの申請を、警視庁・東京都公安委員会が2日前にデモ出発地点・コース・解散地点を強制変更したうえで「許可」するという暴挙を行ったこと。さらにこの変更の取消を求める主催者の「仮処分」申立を東京地裁が却下したことでアメリカ大使館前でのデモは実質的に禁止されたことに対して、沖縄へ心を寄せる人たちとともに、怒りをもって弾劾する!
SL広場
昨年末から急転直下を迎えた高江では、2月7日に100名の作業員が投入され、木の伐採やユンボーなどの重機による米軍ヘリポート建設工事が強行されている。今回の抗議行動を呼びかけた「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(新宿ど真ん中デモ)」とその仲間たちは、警視庁と東京地裁による実質的なデモ禁止措置に頓着せず、当初から街頭アピールを予定していた新橋駅前に集まった。ゆうに50名以上はいるだろう公安刑事がSL広場のあちこちに散在し、複数の警察部隊も待機している。
広場の一角で、安次富浩さん(海上ヘリ基地建設反対・ヘリ基地反対協議会代表委員)をはじめとした高江ヘリポート建設反対の意思表明が語られると、警察指揮車両から愛宕警察署長の名前で「迷惑行為を中止せよ」と大音量でがなり立て、大勢の制服警官たちによる壁がつくられた。広場では障害者カンパも含めた古着バザーが開催されており、我々が歩行する人たちへも最大限の配慮を行っているにもかかわらず、警察は我々の行動をあくまで反社会的行為だと演出していることがありありであった。
しかし我々は、怯むことなく現地報告や、安保反対・基地反対のラップ、パフォーマンスを行った。そして主催者からは、「今日は警視庁-都公安委員会によるアメリカ大使館前を通過するデモコースの強制変更を裁判所が追認したことで民主主義が殺された日として記憶されるべきだ。私たちは私たちの意思と関係ない警察が勝手に指定した道を歩くなんてことはできない。警察が勝手に指定したデモコースなど怒りを持ってボイコットする。そして私たちは警察がなんと言おうとアメリカ大使館に向かう。民主主義が殺されたならこのSL広場を"タハリール広場"として、いまここから新しい民主主義を作り出す一歩を踏み出そう。私たちは断固として米大使館に向かう」と、高江連帯、沖縄連帯の闘いへ向けた気勢があげられた。
アメリカ大使館へ!
その後約200名がアメリカ大使館にほど近い虎の門のJTビル前までは、デモという形態をとらず歩道を移動。JTビル前でいつもの通り警察が阻止線を張って行く手を阻む。不当逮捕はそんな時に起きた。阻止線だけにとどまらない過剰な警備は、我々を威圧するように警官が包囲する。当然それに抗議すると、突如機動隊が抗議団に乱入して2名の身柄を拘束したのだ。
一方申入れを行う代表者に対しては、何ら理由を明らかにせずに通行を妨害する。1時間以上の抗議のすえ、一切の法的根拠を持たない警察は、なくなく代表者の通行を認めざるを得なくなった。それでも権力は腹いせに代表者6名一人ひとりへ、執拗なボディチェックを行う嫌がらせ行為を働いた。
沖縄・一坪反戦地主関東ブロックの代表世話人を務めた上原成信さんを先頭に代表者が申し入れを行っている間、待機した仲間たちは、不当逮捕を糾弾し続け、全国から寄せられた申し入れ文が読み上げられ、それに聞きいった。
申入れ代表が帰り、結果が報告された。するとアメリカ大使館は申入文の受け取りを拒否し、後日郵送しろなどと傲慢な態度にでたというではないか。アメリカ大使館の窓口によると、大使館保安部からそうしろと命令を受けたという。大使館保安部と日本警察は、明らかに裏で連携している。何度もいうが、一連の警察・公安による沖縄反基地闘争に対する妨害・弾圧行為は、ブルジョア法にすらその根拠を見出すことができないのだ。これが「日米同盟」の実態であり、その本質は暴力的、抑圧的かつ反民主的なものだ!
アメリカ・オバマ政権は、北アフリカ・中東での民主革命を支持するようなフェイクをとりつつ、自国大使館への抗議を許さないというお得意のダブル・スタンダードをとっている。我々は絶対にそれを許さない!
あらためて高江の闘いへ連帯しよう!
高江では建設工事をめぐり、非暴力でありながら体を張った阻止行動が闘われている。高江から駆けつけた支援者からの報告によれば、沖縄防衛局が発注した工事作業に従事する沖縄の青年労働者と反対派住民によって、人間的な語り合いが行われているという。そして「敵を間違えてはいけない」というメッセージによって、現地においてまさに人間性を賭けた闘いが行われているということが、参加者全員へしっかりと伝えられた。
赤坂署への差入れ行動に対する機動隊の暴力に抗議する
アメリカ大使館に対する申し入れ行動のあと、数十名が不当に逮捕された二人の仲間への激励と差し入れを行うため、赤坂署へ向かった。青山一丁目駅から歩いて赤坂署(仮庁舎)の付近まで来たとき、こともあろうに多数の機動隊が歩道を占拠してわれわれを通せんぼした。被拘留者には接見禁止はつけられておらず、外部との交流は権利であり、赤坂署に向かって整然と歩道を歩いていたわれわれを物理的に制限し、赤坂署裏の青山公園の一角に閉じ込める法的根拠も示さず、警察手帳の提示を求めてもそれに応じず、1時間以上に渡ってわれわれを閉じ込め、拘留されている仲間への差し入れをさせなかった違法に次ぐ違法を重ねた赤坂署および警視庁機動隊の暴力に抗議する。
差し入れ激励にあつまった数十名の参加者は、弁護士が到着するまでのなか、押し込められた青山公園から赤坂署に拘留されていた仲間に向けて激励アピールを行った。アピールでは、アメリカ大使館前から高江、辺野古、そしてWSFダカールからチュニジア、エジプトにつながるラジカルな平和と民主主義を作り上げるさまざまな発言が続いた。参加者たちは最後に不当逮捕された仲間を奪還し、辺野古、高江での基地建設を断念させるたたかいを誓って解散した。
救援会が立ち上がっている。支援を!
アメ大救―2・20アメリカ大使館前弾圧救援会
http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/20110220
アメリカ大使館と警察・日本政府の沖縄基地建設運動への妨害を許さない!
はじめに
2月20日、沖縄・高江ヘリポート建設強行に対して、アメリカ大使館への抗議申し入れ行動が行われた。
まずこの行動において仲間2名が、アメリカ大使館を防衛する赤坂警察署によって不当に逮捕されたことを断固糾弾する!この申入れ行動は、あらかじめアメリカ大使館へアポイントメントをとっており、なんら警察に規制されることなど何も行っておらず、この逮捕は沖縄反基地闘争自体に敵意をむき出しにした不当逮捕だ。
次にアメリカ大使館前を通過するデモコースの申請を、警視庁・東京都公安委員会が2日前にデモ出発地点・コース・解散地点を強制変更したうえで「許可」するという暴挙を行ったこと。さらにこの変更の取消を求める主催者の「仮処分」申立を東京地裁が却下したことでアメリカ大使館前でのデモは実質的に禁止されたことに対して、沖縄へ心を寄せる人たちとともに、怒りをもって弾劾する!
SL広場
昨年末から急転直下を迎えた高江では、2月7日に100名の作業員が投入され、木の伐採やユンボーなどの重機による米軍ヘリポート建設工事が強行されている。今回の抗議行動を呼びかけた「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(新宿ど真ん中デモ)」とその仲間たちは、警視庁と東京地裁による実質的なデモ禁止措置に頓着せず、当初から街頭アピールを予定していた新橋駅前に集まった。ゆうに50名以上はいるだろう公安刑事がSL広場のあちこちに散在し、複数の警察部隊も待機している。
広場の一角で、安次富浩さん(海上ヘリ基地建設反対・ヘリ基地反対協議会代表委員)をはじめとした高江ヘリポート建設反対の意思表明が語られると、警察指揮車両から愛宕警察署長の名前で「迷惑行為を中止せよ」と大音量でがなり立て、大勢の制服警官たちによる壁がつくられた。広場では障害者カンパも含めた古着バザーが開催されており、我々が歩行する人たちへも最大限の配慮を行っているにもかかわらず、警察は我々の行動をあくまで反社会的行為だと演出していることがありありであった。
しかし我々は、怯むことなく現地報告や、安保反対・基地反対のラップ、パフォーマンスを行った。そして主催者からは、「今日は警視庁-都公安委員会によるアメリカ大使館前を通過するデモコースの強制変更を裁判所が追認したことで民主主義が殺された日として記憶されるべきだ。私たちは私たちの意思と関係ない警察が勝手に指定した道を歩くなんてことはできない。警察が勝手に指定したデモコースなど怒りを持ってボイコットする。そして私たちは警察がなんと言おうとアメリカ大使館に向かう。民主主義が殺されたならこのSL広場を"タハリール広場"として、いまここから新しい民主主義を作り出す一歩を踏み出そう。私たちは断固として米大使館に向かう」と、高江連帯、沖縄連帯の闘いへ向けた気勢があげられた。
アメリカ大使館へ!
その後約200名がアメリカ大使館にほど近い虎の門のJTビル前までは、デモという形態をとらず歩道を移動。JTビル前でいつもの通り警察が阻止線を張って行く手を阻む。不当逮捕はそんな時に起きた。阻止線だけにとどまらない過剰な警備は、我々を威圧するように警官が包囲する。当然それに抗議すると、突如機動隊が抗議団に乱入して2名の身柄を拘束したのだ。
一方申入れを行う代表者に対しては、何ら理由を明らかにせずに通行を妨害する。1時間以上の抗議のすえ、一切の法的根拠を持たない警察は、なくなく代表者の通行を認めざるを得なくなった。それでも権力は腹いせに代表者6名一人ひとりへ、執拗なボディチェックを行う嫌がらせ行為を働いた。
沖縄・一坪反戦地主関東ブロックの代表世話人を務めた上原成信さんを先頭に代表者が申し入れを行っている間、待機した仲間たちは、不当逮捕を糾弾し続け、全国から寄せられた申し入れ文が読み上げられ、それに聞きいった。
申入れ代表が帰り、結果が報告された。するとアメリカ大使館は申入文の受け取りを拒否し、後日郵送しろなどと傲慢な態度にでたというではないか。アメリカ大使館の窓口によると、大使館保安部からそうしろと命令を受けたという。大使館保安部と日本警察は、明らかに裏で連携している。何度もいうが、一連の警察・公安による沖縄反基地闘争に対する妨害・弾圧行為は、ブルジョア法にすらその根拠を見出すことができないのだ。これが「日米同盟」の実態であり、その本質は暴力的、抑圧的かつ反民主的なものだ!
アメリカ・オバマ政権は、北アフリカ・中東での民主革命を支持するようなフェイクをとりつつ、自国大使館への抗議を許さないというお得意のダブル・スタンダードをとっている。我々は絶対にそれを許さない!
あらためて高江の闘いへ連帯しよう!
高江では建設工事をめぐり、非暴力でありながら体を張った阻止行動が闘われている。高江から駆けつけた支援者からの報告によれば、沖縄防衛局が発注した工事作業に従事する沖縄の青年労働者と反対派住民によって、人間的な語り合いが行われているという。そして「敵を間違えてはいけない」というメッセージによって、現地においてまさに人間性を賭けた闘いが行われているということが、参加者全員へしっかりと伝えられた。
赤坂署への差入れ行動に対する機動隊の暴力に抗議する
アメリカ大使館に対する申し入れ行動のあと、数十名が不当に逮捕された二人の仲間への激励と差し入れを行うため、赤坂署へ向かった。青山一丁目駅から歩いて赤坂署(仮庁舎)の付近まで来たとき、こともあろうに多数の機動隊が歩道を占拠してわれわれを通せんぼした。被拘留者には接見禁止はつけられておらず、外部との交流は権利であり、赤坂署に向かって整然と歩道を歩いていたわれわれを物理的に制限し、赤坂署裏の青山公園の一角に閉じ込める法的根拠も示さず、警察手帳の提示を求めてもそれに応じず、1時間以上に渡ってわれわれを閉じ込め、拘留されている仲間への差し入れをさせなかった違法に次ぐ違法を重ねた赤坂署および警視庁機動隊の暴力に抗議する。
差し入れ激励にあつまった数十名の参加者は、弁護士が到着するまでのなか、押し込められた青山公園から赤坂署に拘留されていた仲間に向けて激励アピールを行った。アピールでは、アメリカ大使館前から高江、辺野古、そしてWSFダカールからチュニジア、エジプトにつながるラジカルな平和と民主主義を作り上げるさまざまな発言が続いた。参加者たちは最後に不当逮捕された仲間を奪還し、辺野古、高江での基地建設を断念させるたたかいを誓って解散した。
救援会が立ち上がっている。支援を!
アメ大救―2・20アメリカ大使館前弾圧救援会
http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/20110220
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