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096bffc8.jpeg一月十三日、三里塚芝山連合空港反対同盟は、横堀研修センターで〇八年旗開きを行い、五十人が参加した。空港会社のB滑走路離着陸容量三十万回計画キャンペーンに抗して、反対同盟の旗開きは、「東峰住民追い出しを許さない」のスローガンをメインに掲げ、始まった。 

 柳川秀夫さん(世話人)は、「昨年、上坂喜美さんが亡くなり、十二月に偲ぶ会が行われた。あらためて哀悼を表明したい。上坂さんは、全人生をかけて三里塚闘争に邁進した。上坂さんに恥じない生き方をしていきたい」と決意を述べた。 

さらに「経済が大きくなると同時に空港も発展するという考え方で生活、環境が破壊されている。成田空港が大きくなって飛行機が多く飛び便利になるという考え方に対してNOと言わなければならない」と強調した。
 平野靖識さん(東峰地区・らっきょう工場)は、空港会社の三十万回離発着計画を糾弾した。「シンポジウム・円卓会議の歴史的経過を完全一掃しつくした暴挙だ。このような空港会社を追い詰めていく新たな決意をしなければならない」と激を飛ばした。 

 労活評現闘の山崎努さんは、この間空港会社の東峰追い出し攻撃やB滑走路工事状況について報告し、「B滑走路三十万回離発着計画は、騒音問題を全く無視したズサンなものだ。こんな騒音・危険な計画は破綻する」と厳しく批判し、計画を打ち砕いていこうと訴えた。 

続いて、関西・三里塚闘争に連帯する会、東峰団結小屋維持会、空港はいらない静岡県民の会、反空港全国連絡会、高見圭司さん、たんぼくらぶ、しいたけ運動、三里塚スタディーツアー、WSFあらかわグローバルアクションなどから発言が続いた。
 
最後は「団結がんばろう!」と気合いを入れ、新たな闘いのスタートを確認した。

スタディーツアーコース〈横堀農業研修センター~横堀大鉄塔~東峰ワンパック養鶏所前~らっきょう工場~木の根ペンション〉

旗開き終了後、参加者は、各車に分乗し、スタディーツアーがスタートした。ただちに横堀大鉄塔に移動した。十八本の巨大な鉄筋柱が大鉄塔と横堀団結小屋周囲を囲んでいる。まさに沖縄米軍通信アンテナと同様な姿が近づいてくる。まさに「象の檻」だ! 
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平野さんとスタディーツアーの仲間によって、鉄塔前でコースのポイント説明などのレクチャーが始まる。他方、鉄塔に上がる仲間、鉄塔囲い込みの分析論議などが行われる。寒い強風に抗して、闘う農民像とともに怒りの拳をたたきつけていった.。

東峰地区のワンパック養鶏所前に到着。平野さんから東峰の営農の歴史について、とりわけ堆肥作りや有機農法の重要性が解説される。ジェット機が暫定滑走路着陸コースを通過するたびに轟音で会話がストップする。頭上四十メートルを飛ぶジェット機の轟音を体験しながら参加者は、あらためて生存権を否定する空港会社に怒りが沸いた。 

らっきょう工場に移動。平野さんは、三里塚闘争の中から工場が生まれ、地域とともに育ってきたことを語る。レクチャー後、参加者はらっきょう・シソジュースなどを次々と購入していった。

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木の根ペンションに到着。参加者は巨大空港と対峙するペンションの二階に上がる。成田空港A滑走路を見渡しながら三里塚闘争の歴史の「重さ」や「問われている課題」を検証していった。 

 「三里塚と農業、入会権」をテーマにした講座が始まる。地球的課題の実験村の大野和興さんは、「解体するアジア小農世界」「グローバル化がもたらす、新しい貧困 しのびよる農業恐慌が村を覆う」をテーマに新たな貧困ネットワーク、アジア的な規模の団結の可能性を提示し、「三里塚の世界化」が進行していることを問題提起した。 

平野さんは、「新自由主義と対抗する民衆の入会権の主張は、有効な対抗戦略である」と冒頭から重要なキーワードを提示した。そのうえで東峰神社裁判の勝利的和解、東峰の森破壊と抗議裁判などを経過的に報告し、「入会」的団結とベクトルについて強調した。 

質疑応答を行い、さらに論議を深めていくために1・26あらかわへの参加、実験村の村民参加が呼びかけられた。
 
最後に山崎さんから今春、東峰現地行動を行っていこうと提案が行われた。

(Y) 

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