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昨日11日に、反靖国キャンドル集会のために台湾から来た原住民50人が、靖国神社に突入、拝殿に駆け上がって「YASUKUNI NO!」「先祖の霊を返せ!」と抗議行動を貫徹したということです。



かつて「首狩り族」などと呼ばれて差別され、虐殺され、挙句に日本帝国の侵略戦争に加担させられた台湾原住民の人々の復讐心に燃えたかれらの勇気と勇敢さに感動し、また、ほんとうは日本人こそがこういう闘いをしなければならないのに、かつて侵略した地の人々にいまだにやらせている、という情けなさに、いろんな意味で涙が出ました。

「ヤスクニ」があるかぎり、大日本帝国は完全に死んでいないし、戦争は終わっていない、ということを、あらためて台湾原住民の人々が知らしめました。それは、現在アメリカの尻馬に乗って再び戦争ができる国にしようという「第二日本帝国」への痛烈な一撃でもあるのでしょう。
 
「旧天皇制日本帝国主義下の労働者大衆が全大衆的に燃えてアジア人民抑圧のために"鬼畜米英"打倒をめざして生命をかけて闘いぬいたのとは全く逆に、自己の歴史そのものにたいする異常な復讐心と怒りに燃えて被抑圧アジア人民とともに米日帝国主義に銃を向けようとする水準に日本労働者人民が到達しない限り、われわれは勝利を獲得することができない」

(国際革命文庫『アジア革命と極東解放革命』所収『第三次アジア革命と日本帝国主義の展望』旧第四インター日本支部第四回大会文書 1970年)

筆者が第四インター関係の文書で、もっとも感銘を受けた一節です。旧日本支部の路線は破綻しましたが、このテーゼは生きていると思っています。
今度は私たちが、怒りと執念で復讐を貫徹しましょう!
アジア民衆とともに、ヤスクニと天皇制、そして日本帝国の「首を狩る」その日まで。

8.15反靖国デモに、ぜひ参集を。

(F)

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『祖霊之邦』ウェブから
http://www.abohome.org.tw/index.php?option=com_content&view=article&id=3930:2009-08-11-08-06-55&catid=53:actions&Itemid=127

靖国神社への突撃に成功
台湾原住民が祖先の霊の返還を要求
2008年8月11日 中央社 中央社記者 張芳明 東京11日電

中華民国立法委員の高金素梅は台湾原住民「還我祖霊隊」約50名を引きつれ、靖国神社への突撃にはじめて成功した。正殿前で「安魂曲」を高らかに歌い、靖国神社が祖先の霊の合祀をやめ、日本政府は反省し、謝罪と賠償に応じるよう求めた。

高金素梅の一行は、9時30分ごろ、車で靖国神社に到着し、「祖先の霊を返還するよう靖国神社に要求する」などと書かれた横断幕を掲げ、隊列は正々堂々と靖国神社の正殿に向かい、スローガンを叫んだ。靖国神社の警備員が立ちふさがり、横断幕を奪い去ろうとした。

還我祖霊隊は警備をかわして、正殿前の広場まで進み、「還我祖霊!」(祖先の霊を還せ!)というスローガンを叫び、日本政府が植民地時代に台湾原住民に対して行った迫害に対して反省し、謝罪と賠償に応じるよう要求した。

警備の数が増えて、還我祖霊隊の行動を妨害し、原住民の隊員の数名が軽傷を負った。

高金素梅は正殿前で、靖国神社が合祀をやめ、日本政府が反省と謝罪と賠償を行うよう要求した。

それに続いて還我祖霊隊が「安魂曲」を歌い、早くに靖国神社に強制的に合祀された祖先の霊を弔った。30分間の行動を終えて、靖国神社の正殿から正々堂々と撤収した。

その後、高金素梅は台湾メディアに対して、一部の隊員がどうしても靖国に合祀されている祖先に安魂曲を届けたい、ということで急遽この行動を行ったことを明らかにした。平和的な行動に徹していたが、神社側の警備員の対応が余りに酷かった。しかし隊員たちは終始平和行動の原則に徹し、警備側の粗暴な対応を阻止することに徹したという。

以前、日本の法律に従って靖国神社までの行進を申請したことがあり、警察も神社内の一区画で行動することに同意していた。しかしホテルから出発した後に、右翼の妨害が激しいという理由で、警察はわれわれを神社に入れなかった。そういう事情があったから、今回は特に事前の準備もせずに靖国神社に来た、と高金素梅は語った。

高金素梅とすべての隊員たちは今回の行動が成功したことに喜び、安堵している。高金素梅は、もし靖国神社が合祀名簿から祖先の名前を削除せず、日本政府が謝罪をしないのであれば、正義を実現するために毎年日本にやってくる、と語った。

高金素梅と還我祖霊隊は7日に日本に到着し、昨日は国会に対して抗議を行なった。全隊員は今日の午後に一連の行動を終えて帰国する。 

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