アジア連帯講座のBLOGです
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12月23日、「『生活保護申請を記録して逮捕って何だよ?!』─生存権を求めたA君は無罪だ─」集会が大久保地域センターで行われた。主催は、フリーター全般労働組合など実行委。
8月、大阪府柏原市の福祉事務所に生活保護申請に赴いた「ユニオンぼちぼち」の組合員A君が、保護申請の様子をビデオカメラに収めたことに対して職員は被害届けを出した。10月末に大阪府警は、A君を「職務強要」容疑で不当逮捕した。大阪地検は11月16日に起訴攻撃を強行してきた。
この弾圧は、行政の「水際作戦」と称する生保申請者への追い払いの横行を促進するものだ。ビデオ記録は、不誠実な対応を繰り返す福祉事務所に対して適切な市民監視の一環である。この弾圧を許してしまうことは、保護を求める行為を萎縮させ、行政機関の活動はますます不可視化してしまう。A君の奪還・無罪を勝ち取るために支援・連帯していこう。
不当弾圧を許すな
集会は、橋口昌治さん(関西非正規等労働組合「ユニオンぼちぼち」委員長)の報告から始まった。
橋口さんは、A君との出会い、組合員としての取り組み、弾圧の経過を報告。
さらに「起訴状では『保護開始申請書の受理及び保護決定の処分をさせるために脅迫を加えたもの』とされています。しかし、申請書の受理は法律で定められた義務です。また保護は逮捕後も廃止されておらず、不当な決定はなかったと福祉事務所自体が認めています。もちろん撮影された映像の公表もされていません」
「こうした不当な逮捕にも関わらず、起訴され、保釈請求も却下され、50日以上にもわたる身体拘束が続いています。本来、保護利用者の自立を援助しなければならない福祉事務所職員が、安易に解決を警察に委ねてしまった。皆様、どうかA君の早期保釈と無罪を勝ち取るため、ご支援いただけるようお願いします」と訴えた。
生保申請への圧力だ
山本志都弁護士は、A君弾圧のために「職務強要罪」を適用したことの問題点について分析し、「職務強要罪とは、公務員に対して、『ある処分をさせる目的』、『ある処分をさせない目的』や『公務員の職を辞させる目的』のいずれかをもって、暴行または脅迫を加えるというもので、『三年以下の懲役若しくは禁固又は五十万円以下の罰金』というものだ。A君のビデオ撮影、言動が構成要件を成立するのか疑問だ。
それ以上に生保申請に対する圧力をかける検察の政治的判断があったのではないか。すでに権力は組合活動であるビラ撒き、説得行動が威力業務妨害、監禁罪などで弾圧している。民事でも損害賠償ということで圧力をかけてきている。今後の生保申請に対する弾圧として考えられる」と強調した。
「水際作戦」の生存権否定
さらに稲葉剛さん(自立生活サポートセンター・もやい代表理事)が福祉事務所の「水際作戦」に対する批判と生保申請の取り組みなどについて問題提起。
Kさんは、伊東市・熱海市の福祉事務所で悪質な追い返しに遭遇した経験を紹介し、ずさんな福祉行政を厳しく批判した。
山谷労働者福祉会館活動委員会は、生保の集団申請、共同の炊きだしなどを展開しながらコミュニティの輪を広げていくことが重要であることを報告した。
根来祐さん(フリーター全般労働組合ムービーユニオン)は、「緊急声明:生活保護申請の様子を撮影したA君は無罪だ!」を出したことを報告し、「この事件で有罪の判例が出るならば、それはジャーナリズムの死であり、芽吹こうとしている民衆のためのメディアの死をも意味する」とアピールした。
山川宗則さん(Media Champon)は、表現、撮影、公開の自由を擁護する立場からA君を支持し、即時無罪釈放にむけた声明、生保申請行動の取り組みを報告した。
会場討議後、12・23東京集会宣言を採択した。(Y)
【カンパ振込先】
●郵便振替 00900─8─263985 加入者名:ユニオンぼちぼち
●A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!! ブログ参照
http://unionbotiboti.blog26.fc2.com/blog-entry-101.html
さらに「起訴状では『保護開始申請書の受理及び保護決定の処分をさせるために脅迫を加えたもの』とされています。しかし、申請書の受理は法律で定められた義務です。また保護は逮捕後も廃止されておらず、不当な決定はなかったと福祉事務所自体が認めています。もちろん撮影された映像の公表もされていません」
「こうした不当な逮捕にも関わらず、起訴され、保釈請求も却下され、50日以上にもわたる身体拘束が続いています。本来、保護利用者の自立を援助しなければならない福祉事務所職員が、安易に解決を警察に委ねてしまった。皆様、どうかA君の早期保釈と無罪を勝ち取るため、ご支援いただけるようお願いします」と訴えた。
生保申請への圧力だ
山本志都弁護士は、A君弾圧のために「職務強要罪」を適用したことの問題点について分析し、「職務強要罪とは、公務員に対して、『ある処分をさせる目的』、『ある処分をさせない目的』や『公務員の職を辞させる目的』のいずれかをもって、暴行または脅迫を加えるというもので、『三年以下の懲役若しくは禁固又は五十万円以下の罰金』というものだ。A君のビデオ撮影、言動が構成要件を成立するのか疑問だ。
それ以上に生保申請に対する圧力をかける検察の政治的判断があったのではないか。すでに権力は組合活動であるビラ撒き、説得行動が威力業務妨害、監禁罪などで弾圧している。民事でも損害賠償ということで圧力をかけてきている。今後の生保申請に対する弾圧として考えられる」と強調した。
「水際作戦」の生存権否定
さらに稲葉剛さん(自立生活サポートセンター・もやい代表理事)が福祉事務所の「水際作戦」に対する批判と生保申請の取り組みなどについて問題提起。
Kさんは、伊東市・熱海市の福祉事務所で悪質な追い返しに遭遇した経験を紹介し、ずさんな福祉行政を厳しく批判した。
山谷労働者福祉会館活動委員会は、生保の集団申請、共同の炊きだしなどを展開しながらコミュニティの輪を広げていくことが重要であることを報告した。
根来祐さん(フリーター全般労働組合ムービーユニオン)は、「緊急声明:生活保護申請の様子を撮影したA君は無罪だ!」を出したことを報告し、「この事件で有罪の判例が出るならば、それはジャーナリズムの死であり、芽吹こうとしている民衆のためのメディアの死をも意味する」とアピールした。
山川宗則さん(Media Champon)は、表現、撮影、公開の自由を擁護する立場からA君を支持し、即時無罪釈放にむけた声明、生保申請行動の取り組みを報告した。
会場討議後、12・23東京集会宣言を採択した。(Y)
【カンパ振込先】
●郵便振替 00900─8─263985 加入者名:ユニオンぼちぼち
●A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!! ブログ参照
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