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『Anti20 第3号』ができました。ぜひ購読を
〈天皇即位20年奉祝〉に異議あり!え~かげんにせーよ共同行動
ブログ http://www.ten-no.net/anti20s/
【3号/目次】
・加藤克子(立川自衛隊監視テント村)「翼賛と自立 オウム真理教事件をめぐって」
・浜邦彦(早稲田大学教員)「クレオールの声」
・丸川哲史(明治大学教員)「『台湾』を見る眼をどう養うか?」
・水島たかし(反天皇制運動連絡会)「典型的『平和・民主主義』天皇制論──保阪正康『明仁天皇と裕仁天皇』」
・野村洋子(「天皇在位二〇年奉祝」やめろ!行動)「『休日化法案』のゆくえ──共同行動でまたまた抗議文を提出しました」
・島袋陽子(琉球センターどぅたっち、命どぅ宝ネットワーク)「ハンテン展に寄せて 」
・野坂征太郎(ウォッチャー)「天皇は、何を祈っテンノー?」
・細谷修平(大学院生)「KYな人々、一堂に会す──沖縄での検閲に抗議する美術展報告」
・小野俊彦(排外主義によく効く表現行動実行委員会、フリーターユニオン福岡)「排外主義を越えて、『私たち』を定義しなおすために」
・よびかけ団体から(「山谷」制作上映委員会/「天皇在位二〇年奉祝」やめろ!行動)
・コラム「鳥の目・虫の目」(ふんころがし)
・共同行動から(高橋寿臣/反天皇制運動連絡会)
主に首都圏で活動している様々なグループ・個人が集まり、「式典」当日に向けて横断的に、多彩な行動を積み重ねていくことをめざしています。
共同行動のニュースとして『Anti20』を創刊しました。ぜひとも定期購読をお願いします。
私たちは、このニュースを、たんなる集会の宣伝や、共同行動のアピールの手段にとどめず、読み応えのある、それ自体が相対的に自律した反「奉祝」のメディアとしていきたいと思っています。
12月まで毎月月末刊行、A4判16ページ、8号分2000円(送料とも)。一部200円でばら売りもしますが、確実に入手するため、ぜひぜひ、定期購読を申し込んで下さい。0号からお送りします。
◆郵便振替口座
加入者名:天皇即位20年奉祝に異議あり!え~かげんにせーよ共同行動
口座番号:00180-7-564826
天皇即位20年奉祝に異議あり! え~かげんにせーよ共同行動
東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル 市民のひろば気付
FAX 03-5275-5989
Eメール:igiari20@ten-no.net (@を半角に書き換えて送信してください)
●共同行動から
夏から秋、本格化するよ!
高橋寿臣
やっと衆議院が解散され、投票日が8月30日と決まった。前号で紹介された「ハンテン展」が9月6日に開かれるので、投票日がこの日でなくて良かった。投票日と重なると会場自体がキャンセルされる可能性もあったのだから。そうこうしているとまた麻生が「高齢者の中に働くしか才能のないのがいる……」とか言ったという。どこまで行っても「上から目線」の差別・能力主義者ぶりがあらわになる。
ところで、この衆院解散で多くの法案が廃案になったのだが、例の「11月12日を即位20年記念の祝日にする」法案も廃案になったのだ。やれやれ、というところではあるが、どっこい「民主党(主導)政権」になって、即座にこの法案を成立させる可能性は高い、ということらしい。そもそも、首相になる可能性の一番高い鳩山由紀夫は、積極的に即位20年の奉祝行事に協力することを表明しており、多くの民主党議員もにたりよったりだろう。総選挙後の国会(首相指名のための特別国会)は、早くて9月半ば、遅ければ九月末と考えられており、その法案をそんなに手早く成立させることができるのだろうか、という疑問(期待?)はもちろんあるのだが。ともあれ、「政権交代騒ぎ」に巻き込まれすぎないようにしつつ、法案の行方の監視と、成立を阻止する運動を怠ってはならない、ということではあろう。
8月は様々な運動(右も含めて)が展開される月。私たちの運動周辺でも8月15日を中心に、戦争・天皇制・ヤスクニを問う行動が多く設定されている。そういった行動に参加・協力しつつ、共同行動自身の運動方針を固めていかなければならない時期である。
8月29日(土)には「女性と天皇制研究会」などによる「シンポジウム」があり、9月6日には「ハンテン展」(内容はかなり具体的に煮詰まってきている)が開かれる。一一月一二日当日にどのような行動を設定していくのか、全国の仲間にどのように呼びかけていくのか、などの「決定」もおこなっていかなければならない。そして9月と11月の間─10月12日(月=体育の日)に共同行動として「『平成』の20年を問うフォーラム(仮称)」を開催することを、決定していることを紹介しておきたい。
そもそも、「天皇即位20年奉祝」なるものに反対していく私たち自身の基本的立場を確認し、その内容を多くの人に明らかにしていく必要があろう、ということである。そして奉祝派が言うように「平成」のこの20年が「祝われる時間」としてあったのかどうか、根本的に、多面的に問うていく必要があると考える。共同行動のこの間の会議では大略次のようなことが確認されている。
場所は文京区民センターを予定、午後一時から基調講演・主催者による主旨説明などを行ない、午後二時半~三時頃から六つの「分科会」を開く(間に休憩を入れて全体で四時間程度)。この20年を多様な角度から問題にするべく設定された各々の分科会のテーマは、以下の通り。
1.アメリカの戦争と日米安保、天皇制と安保
2.天皇制日本の戦争責任・戦後責任=戦後補償各種裁判を検討しながら
3.天皇の「お仕事」─儀礼・儀式と慰霊、ヤスクニと皇室外交
4.天皇制の危機?後継問題・授精天皇論議─平成Xデーはどの様にくるのか?
5.グローバリズム(新自由主義)経済─格差・貧困の拡大、治安体制強化
6.改憲策動・教育基本法改悪、元号・日の丸・君が代、強権政治と右翼。
会議に参加しているメンバーの中から各分科会担当者(責任者)を確認し、それぞれがスタッフを確保しつつ分科会をどのようにつくり上げていくのか準備・検討していく、というのが現段階である。おそらく、分科会の中身については全体の会議の中で話されていくというより各々で検討されていくことになると思う。それぞれの「標題」も先に記したものとは違ってくるかもしれない。どのような問題提起者にきてもらえるのか、という「お楽しみ」もある。二〇年前に三回ほど行なわれた「反天皇制フォーラム」のような規模・時間枠にはならないが、それでも久しぶりに設定された今度のフォーラムは、新しい経験として、今後の運動にも意味のあるものになると思う。多くの皆さん、当日に来るだけではなく、準備過程から参加しませんか!
共同行動の会議そのものにも、ぜひ、ご参加下さい。