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 3月20日、東京・坂本町公園で「イラク・アフガン・パレスチナに平和を WORLD PEACE NOW 3・20」がWPN主催で開催された。午前中雨が降ったが午後には夏を思わせる強い日差しの天候であったが600人が参加した。平和フォーラム系の自治労、国労、教組などが東京以外の各県からも参加し、労組参加者が半数以上を超した。パレスチナ、イラク、アフガンで活動するNGOも参加した。


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 六年前にアメリカブッシュ政権を中心して始められたイラク戦争はいまだ解決せず米軍の占領は続いている。パレスチナやアフガンでの占領や内戦は続いている。こうした戦争をやめさせ、平和を求めるために集会は開かれた。

 最初に、JIM―NET(日本イラク医療支援ネットワーク)スタッフで音楽療法を行っている大嶋愛さんが、アメージンググレイスに峠三吉さんの「人間をかえせ」の詩をつけたものと、白血病で亡くなったイラクの女の子(11歳)が書いた詩に、日本語訳をつけた「青い空と白い鳩」の二曲を歌った。

 次に、ガザに光を!実行委員会(ガザをはじめパレスチナへの支援活動や人権活動を行っているNGOや宗教団体)の大河内さんが昨年12月27日からイスラエルによって行われたガザ空爆後のイスラエル大使館抗議行動やピースパレードについて報告した。続いて、前述実行委に参加しているJVC(日本国際ボランティアセンター)の藤屋リカさんがパレスチナの現地報告を行った。


 「先週の土曜日、ガザから帰ってきた。イスラエルの空爆・地上戦によって、1300人が死亡し5400人が負傷。そのうち3分の1が子どもだ。4千軒の家が完全に壊された。私は2カ月経ってからガザに入った。パレスチナ人はひどい状態で苦しい生活を強いられているが一生懸命生きている。停戦後、子どもたちは幼稚園に毎日通っている。これは並大抵のことではない。子どもを持った親が『希望がなくなるような状態だが、子どもだけが希望だ。子どもに希望をたくしたい』と言っていた。1948年のイスラエルの建国による占領でパレスチナ人の7割が難民状態となり、人間の尊厳を奪った生活を強制している。一月の停戦以後、日本ではほとんど報道されることはなくなったが、復興に必要な資材はなく医薬品もない。支援は必要だが支援でガザの問題は解決しない。ガザに光の運動を続けたい」。

 続けて、1月~2月にガザで取材をした志葉玲さん(フリーランスジャーナリスト)が報告を行った。
 「すさまじい破壊と殺戮が行われた。第2のナクバ(1948年のイスラエル建国をさす大いなる破滅)だ。ガザ北部の街が完全に瓦礫の山になってしまった。ハマスの攻撃への報復だとイスラエルは主張するが、今回の攻撃は一般市民に向けられたものだ。100人住んでいた地区で、避難した人たちを一カ所に集めて、攻撃を再開し48人を虐殺した。国連の施設に逃げていた子どもを狙い砲撃し殺した。これは戦争犯罪だ。停戦後も封鎖されているので、毛布もなく、野ざらしにさらされている。生まれた赤ちゃんへやるミルクもない。一つのパンを10人で分け合って生活している」。

 「イスラエルの戦闘機や白リン弾はアメリカ製だ。アメリカはイスラエルに年間30億ドルもの援助をしている。アメリカの軍需産業はこの戦争で儲けている。日本は病院や国連施設の復興に税金を使って援助するとしている。イスラエルは繰り返しパレスチナを攻撃している。悲劇は必ず起こる。ソマリアに自衛隊を派遣することではなく、イスラエルの攻撃を止めさせることこそが国際貢献だ」。

 JVCの長谷部貴俊さんがアフガンの状況について報告した。
「9・11テロの後、アメリカによるアフガン攻撃が行われたが、JVCはこれを批判してきた。治安はどんどん悪くなり、普通に街を歩けない。パキスタンやイランから人口の20%の560万人の難民が国内に戻り、砂漠のような所に住んでいる。人道の危機が起こっている。民間人2千人が亡くなっている。2008年7月、現地スタッフの親戚が結婚式の後、米軍の誤爆で37人が死んだ。遺体は粉々になった。米軍は自己批判していない。オバマは夏までに1万7千人米兵を増派するとしているが、治安はもっとひどくなるだけだ。日本はアメリカに追随し、外務省は役人を派遣し調査に当たり、陸上自衛隊を派遣しようとしている。軍事では問題は解決しない」。

 「アフガンの友人はヒロシマの被爆、そしてそこからの復興を知っている。日本に和解の仲介役になってくれるように望んでいる。『暴力による解決手段ではなく、言葉での解決を』とその友人は訴えた。アフガンはわれわれを待っている」。

 講談社エッセイ賞、日本絵本賞などを受賞し、青森放送と文化放送でラジオパーソナリティを務めている米国生まれの詩人アーサー・ビナードさんが、桜にたとえ散ってしまう匂わないマネーの動きを批判し、ドル、円、ユーロに匂いをつけて使い道を明らかにさせたらどうかなどユーモアに満ちた話をした。そして、オバマ政権の戦争政策は変わっていないことを明らかにした。しかし、オバマはアメリカ市民によって大統領に選ばれたのでこの市民の意見を無視できない、けっとばせば変わると提起した。アメリカに追随する日本政府の思いやり予算やインド洋での給油、ソマリア派兵を運動の力で止めることが可能だと話した。

 発言の最後に、横須賀への米空母配備反対の運動を小原慎一さん(三浦半島地区協事務局長・神奈川平和運動センター事務局次長)が報告した。

 「昨年7月19日、1万5千人で母港化反対集会、9月25日に米原子力空母ジョージワシントン強行入港に抗議した。いまジョージワシントンはメンテナンスで五カ月間停泊・修理している。日本国内で原子炉の修理はしないことになっているのに、点検・整備をしているのはこれが変更させられる可能性がある。2月27日、佐世保に別の原子力空母が入港した。ジョージワシントンは2年に一度修理が必要と言われるので、空母2艦体制がつくられつつある。米イージス艦ラッセンが1日700隻も往来する東京湾で釣り船を当て逃げした。この事故調査を米軍は拒否している。こんな横暴を許すな。さらに3月18日、海上自衛隊のヘリ空母・日向(ヘリ11機搭載)が就航し横須賀に配備された。このヘリ空母もいずれ海外派兵される可能性がある。横須賀のさらなる軍事的強化に反対していく」。

 集会後、銀座を通り日比谷公園までピースパレードを行い、「イラク・アフガン・パレスチナに平和を!武力で平和はつくれない」と訴えた。

(M)

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