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11月3日、東京ドームで行われた日本シリーズ第三戦において、前アメリカ大統領であるジョージ,W,ブッシュが恥知らずにも始球式を行った。これは日本野球機構の招聘によるもので、同機構コミッショナーで前駐米大使だった加藤良三の「人脈自慢」であるということらしい。



アフガン・イラクでの侵略戦争と虐殺、アブグレイブ・グアンタナモでの数々国際法違反の捕虜虐待・リンチ・虐殺の張本人で最高責任者・ブッシュが大統領を退任して、のうのうと「一私人」のような顔をして余生を愉しむなどということがあってはならない。この「ブッシュ来日と始球式」に対して、『戦犯ブッシュを裁く!11.3緊急アクション』が一週間の準備で取り組まれることになった。

当日、緊急アクションの仲間たちは、午後4時から東京ドームに向かう観客に30人で「戦犯ブッシュを逮捕しろ」、「ブッシュを監獄に」などのプラカードを掲げてアピール。手錠姿のブッシュと死神の仮装も登場して、大いに注目された。「戦争犯罪人ブッシュにブーイングを!靴を!」のアピールに、「おお、やってやる」と応える人や、ガッツポーズを見せる人もいて、好意的に受け入れられた。




午後5時からは、西神田公園に移動して集会を開始。仲間たちが次々とマイクを持って、「戦犯ブッシュの戦争犯罪を生涯忘れない。その責任は永遠に追及されなければならない」、「日本野球機構は世界の恥さらしだ。ブッシュに始球式をさせるなんて、どれだけアフガンやイラクの人々が傷つくのか。ブッシュ来日に抗議する私たちこそが"日本人の名誉"を守っているのではないか」、「日本政府は、ブッシュの間違った戦争に反対してきた人々を弾圧してきた。これも一つの"戦争犯罪"として、いずれ落とし前をつけてやりましょう」とアピールした。

ブッシュが始球式を行う17時45分に合わせて、「ブッシュ」に一斉に靴を投げた後で、東京ドームに向けてデモが出発。同日の「憲法集会」や「持たざるものの連帯行動」、韓国から日本に来日して遠征闘争を闘うコルト・コルテックの労働者たちなど、急いで駆けつけた仲間たちが合流して、デモは150人に膨れた。

デモは、警察・機動隊の高圧的な規制を元気に跳ね返して、東京ドームに沿って歩きながらプラカードを林立させて、「戦犯ブッシュを逮捕しろ」、「戦争犯罪に時効はない」と存分アピールして一時間弱のデモを成功させた。

(F)

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