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 3月22日、東京・芝公園で「イラク占領、まる5年 武力で平和はつくれない WORLD PEACE NOW 3・22~平和をねがい世界が動く~」が行われ、1500人が参加した。



 ブッシュ米政権による対テロ・グローバル戦争戦略に基づくイラク侵略戦争を強行してから五年。すでにイラク民衆は数十万人が殺害され、国外・国内合わせて400万人を超える難民が出ている。また米軍兵士の死者は約四千人近におよんでおり、泥沼の状態に陥いっているにもかかわらずブッシュは戦争を継続する悪あがきを続けている。世界各国の反戦運動は、「武力で平和を作れない。イラクとアフガニスタンから、 すべての占領軍の撤退を」を合言葉に、この三月に各国で集会とデモを取り組んでいる。WPNは、世界の民衆のうねりと合流し、決意新たに反戦運動を作り出していくために集会を行った。


 主催者あいさつが土井登美江さんから行われ、2003年のブッシュ政権によるイラク侵略戦争開始と以降の犯罪を糾弾し、「日本政府は自衛隊を派兵してきたが、今度は 派兵恒久法を制定し、いつでもどこでも米軍とともに参戦することを狙っている。今一度、武力で平和はつくれないの声を大きくあげていこう」と訴えた。

 原文次郎さん(元JVCスタッフ)は、07年8月から08年1月までヨルダンに駐在してイラク支援事業に参加してきた経験から「イラクの現状と支援活動」をテーマに語り、「まだ日本の航空自衛隊が米軍と一緒に戦争を続けている。イラク支援と言うなら占領軍の即時撤退が必要だ。イラクの民衆は、軍隊を敵だとみなしているからだ」と強調した。

 ジャーナリストの志葉玲さんは、2003年3月20日から4月6日までバグダッド南部のドーラ浄水場にイラク戦争反対のために「人間の盾」に参加し、さらに継続してバグダッド、サマワ、ファルージャなどを取材してきた。この2月~3月7日までイラク北部の現地を取材し、米軍の犯罪実態や民衆の困難な生活状態を報告した。「イラクの人々は、すでに六人に一人が難民生活に入っている?家として崩壊状態にある。われわれが考える以上に人々は大災難だ。米軍はスンニ派を一方的に敵視し、シーア派を警察、軍に取り入れる政策を行ったことによって両派の内戦が拡大し深刻な状態だ。イラク戦争は人類の未来に対する犯罪である。五年目に入ってしまったが、決して諦めてはならない」と発言した。

 山本英里さん(シャンティ・ボランティア・アソシエーション)は、02年3月から直近の3月20日までアフガニスタン復興事業に参加してきた経験から民衆の今を報告し、「アフガニスタンは米軍による戦争が終わっておらず、空爆が繰り返されている。民衆のためのインフラは破壊され、苦しい生活が続いている。NGO活動も厳
しいが、民衆たちとの個々の関係を大事にしながら平和を築いていけると考えている」と決意を述べた。

 呉東正彦さん(弁護士)は、横須賀原子力空母母港化反対運動を報告し、「米原子力空母が八月に横須賀を母港にしようとしている。もし事故を起こせば首都圏に放射能汚染が起きることと同じことになる。日本政府はアメリカの言いなりで、ブラックボックス状態で全く情報が公開されないままだ。さらに横須賀では繰り返し米兵の犯罪が繰り返され、またタクシー強盗殺人事件が起きてしまった。原子力空母も米兵犯罪もいらない。母港化反対の署名運動を地域一帯にわたって草の根で取り組んでいる。横須賀市民は、明らかに変わりつつあり、六万人署名を実現し、住民投票を行っていきたい。5月24日、五千人集会を行います。ぜひ来てください」と呼びかけた。

 集会終了後、ピースパレードに移り、溜池交差点付近から米大使館に抗議のシュプレヒコールを行った。WPN代表団は、米大使館に「武力で平和はつくれない。戦争と占領をやめ、米軍はいラクからもアフガニスタンからもただちに撤退を」の申し入れを行った。解散地点の六本木・三河台公園まで沿道の人々にイラク・アフガニスタン反戦をアピールし、コールを力いっぱい繰り返した。(Y)

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