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 4月2日、「普天間基地閉鎖、県内移設反対、国外・県外移設を求める」首相官邸への連続申し入れ行動が、辺野古への基地建設を許さない実行委の呼びかけによって行われた。

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 鳩山政権は「政府案を3月末までに一本化し、5月末に向けて決着する」と公言していたが、結局政府案を公表することなく、岡田外務相が訪米させた。しかし何ら前進はなく、米政府はあくまで、辺野古への新基地建設という現行案を譲らなかった。さらに、鳩山首相は「腹案がある」と国会での党首討論で発言し、その後鳩山首相は「腹案に基づきしかるべく行動が行われている」とも発言している。

 北澤防衛相が中井真沖縄県知事と会談し、政府案なるものを説明した。結局、現在進められているのは、キャンプシュワブへ五百メートル級のヘリパッドを作り、ヘリ訓練の一部を徳之島など本土内で行う、そして、いずれは勝連沖を埋め立てて、両方の機能を集約するというものだ。これでは基地機能の縮小や県外・国外移設などではとうていなく、逆に基地機能を巨大化し、強化するものにほかならない。こうした鳩山政権の基地問題に対する対応に抗議して、申し入れ行動を行った。

 司会者が「『沖縄の海兵隊の役割は北朝鮮の金正日体制が崩壊した時、核兵器を除去するためだ、と米太平洋海兵隊のキース・スタルダーが語った』(毎日新聞4月1日)と報じている。もしこれが本当なら、他のどこからも対応できるのだから沖縄に海兵隊を置く必要はない」と紹介した。

 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さんが「最近、沖縄に行き辺野古のテントや勝連半島を回った。嘉手納に"安保の見える丘"があるが、勝連半島には"腹案が見える丘"もある。3月26日、北澤防衛相が乗った車の前に要求書を掲げて取り囲んだ。18日、女性300人の集会が開かれた。怒りが爆発しかけている」と報告した。

 立川自衛隊監視テント村の「さっちゃん」が「ポスティングで起訴された堀越さんに対して、高裁で逆転無罪判決があった。私たちの自衛隊へのポスティングと同じ2004年に行われた弾圧だ。戦争に向かう時は、必ず言論弾圧が強まる。自分たちは有罪が確定したが、今回は無罪判決を勝ち取った。極めて重要な判決だ」と発言した。

 沖縄の安次富浩さん(ヘリ対協)が携帯電話を通じてアピールした。
 「衆院外務委員会の11人(委員長鈴木宗男)がキャンプシュワブを視察にきた。われわれはゲート前で出迎えエールの交換をした。下地議員(国民新党)と大田(元商工会長)が利権をねらってうごめいている。平野官房長官は知事の支持を得れば民意だと、知事を落とそうとしている。県内移設はノーだという沖縄の声はいっそう高まり、4.25県民大会と5.16普天間基地包囲に向けて準備を進めている」

 「鳩山首相は選挙演説で、最低でも県外移設をと訴えた。それを反故にし、沖縄を足蹴にするような決定を許さない。沖縄差別を押しつけるような政府を望んだわけではない。一方、アメリカは地元合意がなければ受け入れないと言って、現行案を押しつけようとするが、辺野古に新基地はいらないと地元は何度も態度表明している。基地をアメリカに持っていけ、それがいやなら、太平洋の海底のもくずとせよ」

 「5月の期限など私たちに関係ない。13年間辺野古に基地は作らせないと闘ってきたように、徹底的に対決していく。沖縄は現在雨だ。厳しい条件を抱えているが、沖縄の民意を聞けと4.25県民大会を成功させたい」。

 次に参加者の花輪伸一さん(JUCOネットワーク世話人)が「うるま市民協議会(勝連の地元)をつくって反対をしている。仲間たちが上京し、4月6日に院内集会を行う。また、日米でつくるジュゴンネットワークが4月25日集会に合わせて、アメリカで意見広告を行おうと準備している。協力を」と訴えた。

 服部良一議員(社民、衆院)の秘書の芦澤さんが「3月26日から29日まで沖縄に行ってきた。キャンプシュワブでは新しい工事をやって建物などを作っている。ここに新基地を移設するとなるとそれを全部壊して滑走路を作ることになるので、米軍は反対しているという説明があった。衆院外務委員会のメンバーがキャンプシュワブに視察に来た時、ゲート前に反対の人たち30人が集まった。そして勝連のうるま市では70人が抗議のエールを送った」と報告した。

 北限のジュゴンを見守る会が「いわゆる勝連半島沖埋め立て案は、とてつもない暴論です。極東最大の嘉手納米空軍基地をしのぐ巨大基地の建設が何をもたらすか、誰にも明らかではないでしょうか。…あなたは、普天間基地の移転先探しをやめ、米国政府に『世界で一番危険な』普天間基地の即時閉鎖・返還を毅然として要求すべきです。普天間問題の解決にほかに方法はありません」と、鳩山首相への申し入れを読み上げ手渡した。

 今後の予定が報告された。

4・5(午後6時半)防衛省前行動、4・6~4・9(午前10時半から午後5時)首相官邸前座り込み。金城実(彫刻家)、知花盛康(読谷村農業)、知花昌一(読谷村議)、安里英子(地域研究家)、安次富浩(名護市、反対協)、真喜志好一(建築家)呼びかけで、沖縄から上京。

4・6(正午から午後1時)勝連沖埋立案を許さない緊急院内集会(現地から伊波義安(与勝海上基地建設計画に反対するうるま市民協議会)、海域環境について(花輪伸一)など)

4・25(午後3時)沖縄県民とともに声をあげよう東京集会(社会文化会館ホール)、集会後デモ。


最後に基地はいらないとシュプレヒコールを行った。正念場にきている沖縄基地撤去闘争だ。ぜひ参加を。

(M)

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