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十二月五日、宮下公園のナイキ公園化に反対するデモが行われ、約百二十人が参加した。主催はみんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会、九月、十月に続いて三回目である。http://minnanokouenn.blogspot.com/
公園の命名権をナイキ社が買い取り、スケートボード場やロッククライミングの施設、ナイキカフェなどを作り、有料のスポーツパークとして生まれ変わらせるというものだが、一度も区議会にはかられたことも、区民に説明されたことも無い。さらに命名権の譲渡は公募されたわけではなく、はじめからナイキありきの計画だ。
区議会にはからないのは工事などの費用をナイキ社が負担し、区の財政を使わないからだという。
桑原区長と、取り巻きの一部区議を中心に水面下で計画が進められて来たが、地元タウン紙が五月にスクープ報道して以降、反対の声が上がり、守る会が結成され、粘り強い闘いが行われて来た。
11月21日、京品ホテル闘争の「リーマンに負けず働き続けよう!廃業・解雇反対、自主営業30日集会」が打ち抜かれた。
今年5月、ホテル(京浜実業)社長から「会社を解散してここをがらんどう状態にして売却。10月20日まで雇用するが従業員は全員解雇する。買い手は決まっているが守秘義務のため言えない」と従業員へ解雇を予告してきた。昨年12月の決算では売上10億円、営業利益が7~8千万円あるにもかかわらずである。
この一方的な解雇の背景にリーマン・ブラザーズ系列の悪質金融資本サンライズファイナンスの債権回収にあることが、今年5月からの組合側の追及によって暴露された。ホテルの営業利益はすべてサンライズファイナンスへ吸い込まれ、累積債務は合計60億円にもなるという。従業員を路頭へほうり出しLCホテル(サンライズファイナンスのペーパーカンパニー)へ土地建物を売却するという暴挙に対して、従業員は東京ユニオン京品支部を結成。10月20日に品川駅前で「廃業反対・自主営業突入宣言集会」を行い、本格的な闘いが開始された。敵はすでに京浜実業から悪徳「ハゲタカファンド」へ変わった。組合はサンライズファイナンス、買い手のLCホテルとその社長宅などへの抗議行動を精力的に展開してきたのだ。
生存権保障の実現をめざして
11月5日、新宿ホームレス生活保護裁判(新宿七夕訴訟)の第2回口頭弁論が東京地方裁判所民事第2部522号法廷で行われた。傍聴席は、各地域の支援の仲間たちで満席だ。
この裁判は、野宿生活を余儀なくされていた横山正美さんが新宿区福祉事務所にアパートでの生活を求めて生活保護を申請したところ、2度にわたり「稼働能力不活用」などを理由に却下されたことから、却下処分の取消しと保護開始決定の義務づけを求め提訴した。新宿区の野宿者たちに対する差別対応を許さず、不当な生活保護行政の是正を求める闘いだ。 生活保護法は憲法25条に基 づいて全ての生活困窮者に対し「健康で文化的な最低限度の生活」を保障することを行政に義務づけている。しかし、野宿者への生活保護制度の適用を差別し、排斥が強まっている。生存権保障の実現をめざし、反貧困運動の取り組みを強めていこう。
新宿区の酷い生保行政
経過を紹介しよう。原告の横山さんは、「ホームレス総合相談ネットワーク」の法律家、支援者らとともに生活保護申請をしようと新宿区福祉事務所の窓口を訪れた(6月2日)。ところが相談員は「生活保護ではなく仕事をすることを考えろ」「他方他施策が優先するのだから」「あなたは働けるだろ、働く努力をしろ」などと差別対応を繰り返し、緊急一時保護センター等への入所をすすめ生活保護申請を受け付けようとしなかった。さらに、安定した仕事も住居もないのに住宅費や生活費の貸し付け制度も利用させようとしてきた。再三にわたる申請のうえで受理したが、結局、「稼働能力を活用していない」という理由で生活保護却下を強行した。
台東福祉の「水際作戦」を絶対に許してはならない
11月5日、野宿から生活保護申請をした人々に対する不当で差別的な対応を行った台東区福祉事務所保護課に対する追及行動が行われた。
午後1時、午前中の新宿裁判傍聴行動を終えた多くの仲間や、法律家の人々、支援に駆けつけた仲間など約60人が台東区役所横の小公園に集まった。
昨年12月の隅田川キャンプアウト行動以降始まった生活保護の集団申請行動ではすでに200人を越える仲間が墨田区、台東区で生活保護を取得している。
野宿状態で生保を取得しようとすると施設への入所を強要される。しかしホームレス総合相談ネットワーク法律家の人達がそれはおかしいと動き始め、居宅での保護を勝ち取っていった。山谷労働者福祉会館でもそれに学び、居宅での生保を取得したいという仲間たちと話し合い、学習し、支援の体制を広げ、キャンプアウトから集団申請の行動を開始していった。
当初はやはり「野宿の人は施設に入ることになっています。」という対応であったが、仲間たちはそれを断固拒否し、山谷のドヤで生保を取得し、そこからアパートへ移るという流れを作っていった。
11月3日、恵比寿区民会館ホールで[持たざる者]の国際連帯行動が約120人の参加で行われた。司会の山谷争議団の荒木さんは、世界的に金融危機が広がっている、金儲けのためなら何でもありの市場原理主義の破綻のつけを弱いもの、貧しいものに押し付けるのを許してはならない。世界中の持たざる者と団結して闘おうと呼びかけた。
続いて連帯アピールの紹介、夜廻り三鷹、日本キリスト教団・佐敷教会の金井創さん新潟の090201「生きさせろ」実行委員会の有田純也さん三つのアピールが紹介され、有田さんのアピールが読み上げられた。新潟では実行委員会を結成し、来年の2月1日に雨宮処凛さんを招いてシンポジュウムとデモを行う予定とのこと。
パレスチナ報告
次に最近パレスチナを訪れたJAPACの原隆さんの報告。3年ぶりに訪れたがイスラエルによる迫害の実態は全く変わっていない。ヨルダン川の西岸には500カ所もの検問所が設けられ、パレスチナの人々は日常的に監視されている。次々に新たな入植地が作られ、パレスチナ人たちが追い出されている、そして入植地を守るための壁が作られている。このようなやり方は全て国際法に違反したものであるが、ブッシュのアメリカをはじめ世界は見て見ぬ振りをしている。イラクに大量破壊兵器があるとしてブッシュは戦争をはじめたが、イスラエルは中東で唯一核兵器を持った国だ。まさにダブルスタンダードである。
2008年の米騒動一気に!!一揆だ!!
反貧困世直しイッキ!大集会
垣根を越えてつながろう!!
10月19日、明治公園で「2008年の米騒動一気に!! 一揆だ!! 垣根を越えてつながろう!! 反貧困世直しイッキ!大集会」が反貧困ネットワーク主催で開催され、二千人が集まった。若者や女性、障がい者、フリーター、寄せ場労働者、労働組合など貧困、格差と闘うさまざまな人々が全国から一同に会した。
反貧困ネットワークは2007年10月に人間らしい生活と労働の保障を実現し貧困問題を社会的・政治的に解決することを目的に発足した。日雇い派遣や生活保護を打ち切られたことによる餓死、過労死・過労自殺など、貧困と格差はますますひどくなり、総選挙をひかえる中で、第一級の課題となっている。今回は明治公園を会場にすることで、社会的にも大きな注目を浴びることとなった。
動画(撮影・編集:ビデオプレス)
12時50分に、トカヨさんの歌と矢野さんのギター伴奏によって、オープニングが飾られた。宇都宮健児さんと雨宮処凛さんが開会宣言を行った。宇都宮さんは「貧困をなくし、人間らしく生きる社会をつくる。貧困問題の解決は消費者運動、労働運動などが垣根を超えて闘いをすることだ。今回二台のキャラバンカーが三カ月にわたり、全国キャラバンを行い、全国に反貧困の種をまいてきた。世直し運動だ。声をあげて立ち上がろう」と訴えた。雨宮さんは「奪い返すこと、寄こせと要求したい」と宣言した。
「打倒!新自由主義の旗を掲げて」東京総行動
エド委員長を殺すな!
トヨタとアロヨは工場と組合事務所隣から軍隊を撤退させろ!
トヨタは233人の解雇を撤回し、団交に応じろ!
フィリピン・トヨタのエド委員長
9月17日「打倒!新自由主義の旗を掲げて」東京総行動が2008けんり総行動実の主催で行われた。
午前8時45分から、午後五時頃まで都内十カ所の会社、裁判所、都庁への抗議行動を行った。
・みずほ銀行本店(不当労働行為 全統一光輪モータース分会)
・昭和シェル石油(賃金差別・不当配転・転籍 全石油昭和シェル労組)
・フジテレビ(解雇 反リストラ産経労)
・東京都庁第二本庁舎(解雇 全国一般東京労組文京七中分会、解雇 東京都学校ユニオン、損賠 田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、学園再建 全国一般千代田学園労組)
・東京地裁・高裁(1047名解雇 国鉄闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団)
・NTT持株本社(解雇 全国一般東京労組NTT関連合同分会)
・教育情報研究所(解雇 丹羽良子さん支援共闘会議)
・ニチアス(アスベスト被害 全造船機械労組ニチアス関連企業退職者分会)
・住友重機(昇格差別 全造船・追浜浦賀分会)
・トヨタ本社(解雇・団交拒否 フィリピントヨタ労組を支援する会、全造船機械労働組合関東地方協議会)
以上の行動の最後に、午後3時40分から全体で飯田橋にある東京トヨタ本社に抗議行動を行った。最初に東京全労協の諸隈さんが総括的な提起を行った。
「トヨタは日本での派遣など多くの下請け労働者を低賃金で使い、フィリピントヨタのように海外ではもっとひどい状況下で働かせている。組合をつくろうとすれば、政府と一体となって、押しつぶしている。国境なき連帯によって、こうした不法行為をやめさせなければならない。本日の各企業や対都闘争によって闘いが前進した。国鉄闘争が秋から年末にかけて重要な局面にきている。10・24日比谷野音一万人集会を成功させよう」。
8月25日、JR上野駅入谷口すぐ近くにある光輪モータースの二階で「韓国シチズン精密闘争団と連帯する夕べ」が開かれ、五十人が参加した。6月来日の第二次遠征団六人が帰国するのに合わせて、労をねぎらい、応援する会の仲間たちとの交流を目的として開かれた。
光輪モータースは4月に倒産し、社長一族が資産を持ち逃げした。全統一光輪モータース分会は会社建物の一部を労働債権として確保するために24時間占拠・ろう城を行っている。バイク部品の在庫を土・日曜に販売しながら、社長一族の責任を追及し、自主再建をめざしてがんばっている。建物の壁には全統一の組合旗、国鉄闘争団の旗などが張り巡らされ、ひときわ目立っている。そんな占拠中の建物に少し前に、中国人研修生たちが闘いのために泊り込み、今また韓国労働者たちが宿泊している。光輪の仲間たちの国際連帯にかける労働者魂のすばらしさを感じざるをえない。
韓国シチズン精密労組遠征49日目
8月22日午前11時45分から、韓国シチズン精密労組と応援する会は東京田無にあるシチズン本社工場前で、偽装売却を許さず、雇用の保障を勝ちとるためシチズン本社との話し合いを求める行動を行った。韓国シチズン精密労組遠征団はさらに増えて19人で闘っている。
昼休みに多くのシチズン従業員が道路を隔てた食堂に昼食のために通る。韓国シチズン精密労組分会長は次のように訴えた。
「シチズン本社の一方的な売却のためにここに来ている。金属労組との協約を破った。ずっと一生懸命に働いてきた。一夜にして路上に放り出した。このようなやり方に対して闘っている。警察に通報したり、ジャバラをつけたりしている。何としてもシチズンとの話し合いを実現したい。話し合いを拒否しているシチズンは『市民に愛されるシチズン』と言っている。実体は韓国精密のやり方を見れば明らかだ。みなさんは雇用が安定して働いているのかもしれない。ちょっと会社がおかしくなれば、皆さんも同じだ。そのようなことを防ぐためにも海を
渡ってやってきた。このようなことを解決するには買った会社と私たち、シチズン本社が話し合いをする以外にない」。
韓国の闘う労組の歌やシュプレヒコールを行う。この日、横断歩道橋の上で、チラシまきを行う組合員に対して、ガードマンが執ように妨害し、シチズン従業員も困惑しながら通っていった。