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「打倒!新自由主義の旗を掲げて」東京総行動
エド委員長を殺すな!
トヨタとアロヨは工場と組合事務所隣から軍隊を撤退させろ!
トヨタは233人の解雇を撤回し、団交に応じろ!
フィリピン・トヨタのエド委員長
9月17日「打倒!新自由主義の旗を掲げて」東京総行動が2008けんり総行動実の主催で行われた。
午前8時45分から、午後五時頃まで都内十カ所の会社、裁判所、都庁への抗議行動を行った。
・みずほ銀行本店(不当労働行為 全統一光輪モータース分会)
・昭和シェル石油(賃金差別・不当配転・転籍 全石油昭和シェル労組)
・フジテレビ(解雇 反リストラ産経労)
・東京都庁第二本庁舎(解雇 全国一般東京労組文京七中分会、解雇 東京都学校ユニオン、損賠 田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会、学園再建 全国一般千代田学園労組)
・東京地裁・高裁(1047名解雇 国鉄闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団)
・NTT持株本社(解雇 全国一般東京労組NTT関連合同分会)
・教育情報研究所(解雇 丹羽良子さん支援共闘会議)
・ニチアス(アスベスト被害 全造船機械労組ニチアス関連企業退職者分会)
・住友重機(昇格差別 全造船・追浜浦賀分会)
・トヨタ本社(解雇・団交拒否 フィリピントヨタ労組を支援する会、全造船機械労働組合関東地方協議会)
以上の行動の最後に、午後3時40分から全体で飯田橋にある東京トヨタ本社に抗議行動を行った。最初に東京全労協の諸隈さんが総括的な提起を行った。
「トヨタは日本での派遣など多くの下請け労働者を低賃金で使い、フィリピントヨタのように海外ではもっとひどい状況下で働かせている。組合をつくろうとすれば、政府と一体となって、押しつぶしている。国境なき連帯によって、こうした不法行為をやめさせなければならない。本日の各企業や対都闘争によって闘いが前進した。国鉄闘争が秋から年末にかけて重要な局面にきている。10・24日比谷野音一万人集会を成功させよう」。
「フィリピントヨタ労組のエド委員長ら二人は9月12日に来日し、14~15日に名古屋のトヨタ本社に申し入れに行った。この申し入れに対してトヨタ本社は『現地の問題は現地で解決を』と解決をさぐろうとする気持ちのまったくない不誠実な対応だった。全世界でトヨタへの抗議が広がっていることをまったく無視したものだ。東京トヨタにも今日の午前中に、"団交の再開""233人の解雇撤回""組合つぶしをやめろというILOの勧告を守れ""警察・軍隊を使った弾圧をやめ、ただちに会社からひかせ"という申し入れをして、名古屋本社の対応を厳しく批判した。東京トヨタの対応も名古屋と同じで誠意のないものだった」。
「8月23日、エド委員長をターゲットにしたテロ未遂事件が起きた。同じ日のフィリピントヨタ二十周年記念レセプションにトヨタ張会長が出席し、アロヨ大統領も同席した。このことから、トヨタがエド委員長へのテロ未遂に加担しているといわざるをえない。トヨタの責任はまぬがれない」。
続いて、エド委員長が決意表明した。「トヨタは労働者の利益を考えていない。労働組合の活動をやめさせようとしている。世界の労働者の決起を恐れているからだ。トヨタはフィリピン政府を支配する力を持っている。労働省や裁判所にも影響を与えている。その結果、最高裁はILO勧告にも従おうとしない。もはや法廷での闘いはできない。国際的な支援、連帯によって闘うしかない。軍隊を会社に入れて、組合を圧殺するのをやめろ。たとえ、組合をつぶし、組合員を殺しても、もっと激しい抵抗が起きるだけだ。私たちは屈することなく闘い続ける。国際連帯万歳!」。
支援する会の早川事務局長が連帯のあいさつをした。「フィリピントヨタ労組員を全造船の支部員、仲間として迎え入れている。トヨタ本社の『フィリピンのことは把握していない。フィリピン現地にまかせている』というのは真っ赤なうそだ。今、フィリピンでは四百人近い活動家が政治的に暗殺に遭っている。ILOがわざわざ組合員の命を保障するようにと、勧告せざるをえなくなっている。エド委員長の決意と同じ思いでがんばろう」。
神奈川シティユニオン、鉄建公団訴訟原告団、全統一労組が連帯のあいさつをした。国際キャンペーンの吉田さんが「トヨタは過労死や精神疾患の労働者が増えて危うくなっている。下請け労働者は奴隷状態にある。フィリピン、ベトナム、中国から日本に多くの労働者が働きにきている。フィリピンの労働人口の四分の一・百万人が海外に働きに出ている。フィリピントヨタ労組の闘いを見過ごすなら、われわれも同じようにされてしまうだろう。EメールやFAXでトヨタへの抗議を行ってほしい」と訴えた。
この後、全体で抗議のシュプレヒコールを行いこの日の行動を終えた。なお、午前中のみずほ銀行への抗議行動に、韓国シチズン精密労組の三人が韓国から急きょ参加し、経過報告と連帯のアピールを行った。(M)
● トヨタ日本本社・アロヨ政府への抗議はメールもFAXも「フィリピントヨタ
労組を支援する会」ホームページよりhttp://www.green.dti.ne.jp/protest toyota/
ホームページは「フィリピントヨタ」で検索
【資料】
(支援する会チラシより)
トヨタの233名解雇・団交拒否と闘うエド・クベロ委員長に政治的暗殺の危機!
トヨタは団交を拒否し、233名を解雇した!
フィリピンにはトヨタ自動車の子会社フィリピントヨタがあります。そこで2000年にフィリピントヨタ労組が公式の選挙で団体交渉権を獲得しました。しかし、フィリピントヨタは団体交渉を拒否し、2001年フィリピントヨタ労組233名の労働者を解雇しました。フィリピントヨタ労組はこれにストライキで対抗し、工場はストップしましたが、トヨタはアロヨ政権に対し「この争議をトヨタに有利に解決しないと資本を撤退する」と脅し、アロヨ政権はただちにストを解除させました。
トヨタは最高裁判決もILO勧告も無視した!
2003年フィリピン最高裁はフィリピントヨタ労組との団体交渉を行うように命ずる判決を出し、ILOは団体交渉開始、233名の原職復帰を求める勧告をだしました。しかしトヨタはこれらをすべて無視し、御用組合を育成し、アロヨ政権の援助の下で御用組合に団体交渉権を与え、労働協約を結びました。
このように、トヨタはアロヨ政権と結託して最高裁判決の無視に典型的に示されるようにあらゆる違法行為を重ね、組合つぶしにまい進してきました。しかし、それでもフィリピントヨタ労組は地域の仲間と団結を強め工場内にも多くの組合員を維持してきました。
昨年十月フィリピン最高裁はフィリピントヨタ解雇問題で「ストライキは時代遅れだ」と公然と憲法の精神を批判し、フィリピントヨタ労組のストはすべて違法だと判定し、233名の解雇は有効だという判決を出すまでにいたっています。
組合つぶしに軍隊を導入
アロヨ政権は選挙の不正問題、汚職問題などで政治的な危機に陥るや、マルコス政権以来の反共路線で民主的な活動を行うジャーナリスト、議員、牧師や政党や組合の活動家を政治的に暗殺してきた軍隊との一体化をはかり、軍隊を組合つぶしにも使い始めています。フィリピントヨタ工場の中に軍隊を駐留させた。今年一月からは工場近くの労組事務所の同じ通り数件先にもうひとつの駐留所を作り、組合事務所を訪れて威嚇し、近辺を聞きまわって監視している。
エド委員長を殺すな!
トヨタとアロヨは工場と組合事務所隣から軍隊を撤退させろ!
233名の解雇を撤回し、団体交渉に応じろ!