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タイ政府は、赤シャツ抗議隊に対して包囲を狭め、最後的な鎮圧作戦に向けて圧力を強めている。この直近の事態について、第四インターナショナル5月17日付声明を掲載します。

……………………


▲5月14日

声明:
「赤シャツ」への弾圧をただちにやめろ 暗殺をやめろ アピシットは辞任せよ!
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1870

第四インターナショナル

 兵士たちは五日間にわたって、タイにおける新たな「黒い五月」を組織してきた。アピシット・ヴェイジャジヴァ政権は非武装のデモ隊に実弾を撃つために軍を送りこみ、「サエ・ダン将軍」(訳注:「赤シャツ」側につき、狙撃されて死亡したカティヤ陸軍少将)のケースのように、政敵を待ち伏せ襲撃で暗殺する狙撃者を認可した。

 政権は正当化できないことを正当化するために、デモ隊の一部を「テロリスト」だと非難し、ラチャプラソン地区への恥ずべき封鎖を行った。水や電気は使えなくなった。デモ隊への生活物資は届けられなくなっている。この地域へのラジオやTV放送は止まっている。政府がいう「テロリスト」たちとは、タイの支配階級たちの「正義」に反対し、民主主義を再建するために闘っている幾千・幾万もの男女、子ども、一般の人々のことである。かれらの合言葉はこうだ。「アピシットは退陣せよ。2008年12月に議会内連合が変わった時、軍によって政権につけられたアピシットには正統性がない」。

 アピシットに正統性があるのだとしたならば、彼は「投票結果を尊重せよ」という「赤シャツ」の要求に同意したに違いない。彼はそのようにするのではなく、自らの政治的弱点を示している。彼は検閲と弾圧によって異論を沈黙させようとしている。彼が権力にとどまる唯一のチャンスは、赤シャツ運動を暴力と弾圧によって解体する軍の能力にかかっている。4月初め以来、65人以上が殺され、暴力はなお続いている。

 アピシットはただちに辞任し、彼に第一の責任がある死亡事件に関して裁判にかけられなければならない。議会の解散とできるだけ早期の総選挙のために、赤シャツの代表との交渉を開始しなければならない。

 数週間におよぶ見事な闘いを行い、いまや軍の攻撃にさらされている赤シャツの勇気に、第四インターナショナルは敬意を表明する。われわれは断固としてかれらの側にたつ。



第四インターナショナル執行ビューロー

2010年5月14日

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