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麻生政権は、ただちに裁判員制度実施を凍結せよ!
5月15日、「裁判員制度を問い直す議員連盟」(代表・亀井久興(国民新党)、事務局長・保坂展人(社民党))は、裁判員制度凍結法案を提出することを決定した。4月1日の設立総会には自民党、民主党、社民党、国民新党議員20人が参加したていたが、53人に広がっている。
議員連盟に参加した野田毅元議員(自民党)は、「私は法案審議の当時から反対していたが、熱病的に改革を求める当時の空気の中で、多勢に無勢だった」などと小泉新自由主義改革の一環である司法改革に対して批判しながら無責任な発言を行っていた。すでに民衆の八割以上が制度に不安・疑問・反対を明らかにしていることに対して与党議員までも裁判員制度実施強行に対する動揺が始まってしまったいるのだ。氷山の一角でしかないが、与党議員の無責任姿勢は許されないが、この「動揺」現象を拡大させ、制度そのものを破綻に追い込んでいこう。
なお法務省は、議員連盟の結成に対して、「実際には社民党や国民新党以外に大きく広がらないのではないか」などと強がりを見せたが、制度実施強行の直前での「凍結」法案国会提出は、かなりのボディーブローである。
裁判員制度実施強行をやめろ!制度廃止を!
以下、資料として「裁判員制度「凍結」求める法案提出へ」(TBSニュース)、社民党から保坂展人議員のどこどこ日記を掲載する。
以下、反資本主義新党(NPA)の「結成原則」を掲載する。この文書は、NPAの掲げる「エコロジー」と「フェミニズム」を柱とした「21世紀の社会主義」の、言わば「過渡的マニフェスト」である。
リアルに学び、理解し、この「反資本主義」の潮流を日本における社会運動・階級闘争にどのようにアプローチしていくのか、という観点から論議していこう。
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結成大会で採択
この結成原則は、賛成540、反対1、棄権49、投票不参加5で採択された。
▲4月にパレスチナを訪問したブザンスノー
これは、完全で詳細な綱領でも、「マニフェスト」でもなくて、われわれが訣別したいと考えている今日の社会に対する根底的な批判、われわれが望む社会の原則を提起する批判的検討、その社会に到達するための戦略について、われわれの基準となるものをまとめたものである。これらの原則は、次のようなわれわれの政治的身分証明証である。資本主義のグローバル化された危機に対する唯一の解答、人類の未来がかかっている闘い、それは、民主主義とエコロジーとフェミニズムの、21世紀の社会主義を目指す闘いである。
服従を通した犯罪への道のり
映画「ポチの告白」を観た。この映画は実際に起こった警察犯罪を基に、市民から信頼される良心的な警察官がどのように犯罪に関わっていくのかを分かりやすく描いていた。交番勤務の巡査・タケハチが、上司に忠実に服従していくうちに、やがて気づかないうちに警察犯罪の主犯格になっていくというものである。三時間十五分という長さをまったく感じさせない作品だ。良心的な警察官が容易に犯罪の主犯格になってしまう警察組織とは何なのか。それに鋭いメスを入れた傑作である。
この映画では、警察の不祥事や腐敗を構成する根本が、つまりは警察官だからと言って特別な人間ではないという、ごく当たり前の現実に端を発していることを詳細に描いている。一般的な感覚からは到底信じられないような犯罪的事実が次々と突きつけられる。作られた「警察官」のイメージが、ことの本質を見えにくくしているだけなのである。「正義で人格者の警察官」というイメージ作りに「警察ドラマ」「警察密着24時間」などを駆使して躍起になっている理由でもある。現役で警察の裏金問題を実名で告発した警官の仙波敏郎さん(2009年3月退職)は、警察ドラマの多くは実際の警察イメージとは程遠いと言ったそうである。
五月三日の憲法記念日、小泉政権の登場に合わせて共産党と社民党の両党首がそろって発言する「日比谷憲法集会」が開催されるようになってから九年目となる。今年の5・3憲法集会は「終わらせようアフガン戦争」「いらない!ソマリア『海賊』新法と派兵恒久法」「始動NO!憲法審査会」「守れ!雇用と福祉」をサブスローガンにして日比谷公会堂で開催され、集会終了後に東京駅まで「銀座パレード」を行った。集会には四千二百人が参加し、例年のように会場に入りきらなかった人は、公会堂前に設置されたオーロラビジョンで集会の模様に見入った。
今年の憲法集会は、戦後最悪の資本主義の危機の中で労働者・市民の生存権そのものが根本的に破壊されている現実を明らかにした。「派遣切り」された労働者がただちに食も屋根も奪われて寒風の中に追い出されるという「年越し派遣村」がクローズアップした現実は、歴代の政権が戦後憲法をいかに踏みにじってきたかを示す例証であった。新自由主義が推し進めた「規制緩和」「自己責任」の帰結である「底辺への競争」の無慈悲な論理がそこにある。
他方、麻生自公政権はアフガン戦争支援のためのインド洋での海自給油作戦を継続すると共に、現行法の網をかいくぐって「海賊」対策を名目に護衛艦とP3C哨戒機をソマリア沖に派兵し、さらに恒久法としての「海賊」対処新法を国会に上程し、スピード審議で成立をもくろんでいる。この法案は派兵恒久法の先取りであるとともに「九条明文改憲」の基盤を整えるものである。こうした流れは「グアム移転協定」に体現される「米軍再編」という米軍のグローバル戦争戦略に自衛隊を実戦部隊として組み込む流れと不可分である。この戦略の中で沖縄の辺野古、高江をはじめとした新基地建設が強行的に推し進められているのだ。
そしてその仕上げとしての「明文改憲」のために麻生政権と自民党は、「憲法審査会」の始動、総務省による「改憲国民投票法」施行リーフの配布という攻勢を強めているのだ。資本主義の危機と「格差・貧困」による社会統合の危機を、政府・支配階級は改憲へのテコとして利用しようとしている。
主催者あいさつに立った憲法会議の柴田真佐子さんは「九条を守る闘いと生活権を守る闘いは一つのもの」と呼びかけた。続いて作家の落合恵子さんのスピーチ。
民衆の戦いによって勝ち取られてきたマレーシアの民主主義がふたたび危機に瀕している。クーデター的に乗っ取られたマレーシア・ペレ州議会の召集に抗議する民衆への弾圧が広がっている。強権的支配をつづけてきた与党連合国民戦線は、昨年3月の選挙において全13州のうち5州で権力を、マレーシア・イスラム党(PAS)、人民正義党(PKR)、民主行動党(DAP)などによる「人民同盟」に明け渡した。
国民戦線が権力を失った州のひとつ、ペレ州では僅差の力関係を逆転させるありとあらゆる策謀が、この3月に首相に就任したばかりのナジブ・ラザクによって準備されてきた。そして2009年3月7日、ペラ州議会では人民同盟派の州議会議長が警察によって議場から連行され、議長および議席の多数が国民戦線によって握られた。5月7日、ペラ州議会再開に抗議する抗議行動が呼びかけられ、ペラ州政府ビル周辺には、抗議の意思をあらわす黒い衣装に見を包んだ人々が集まった。マレーシア警察は政府ビルに近づく人間を容赦なく逮捕し、すくなくとも80人が拘束された。そこには3月に国会議員に当選したマレーシア社会党のジェヤクマル博士も含まれている。
マレーシア政治情勢に関しては「マレーシア情勢の歴史的な転換」(「かけはし」2009年4月27日)を参照。
http://www.jrcl.net/frame090427f.html
以下は、マレーシア社会党の活動家、朱進佳のブログより。
(H)
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ナジブ・ザラクの真相:暗黒のワン・マレーシア
(原文)http://utopia.e-channel.info/read.php?1073
最新情報:2009年5月7日、夜11時30分、ペナン市民が開催していたペラ州の民主主義を支援するロウソク集会の解散後、1人が警察に逮捕された。クアラルンプールでは、三日前に逮捕され、ブリックフィールド警察署に拘留されている黄進発を支援するロウソク集会に弾圧が行われ、20人が逮捕されている。サラワク州の州都クチンでも逮捕者が出ている。
2009年5月7日、再びマレーシアの暗黒の日が訪れた。あらたに首相に就任したナジブ・ザラクが提起した「ワン・マレーシア」は、「暗黒のワン・マレーシア」「警察国家ワン・マレーシア」「民主主義を踏みにじるワン・マレーシア」「人民に背を向けるワン・マレーシア」に過ぎなかった。ナジブと連立与党国民戦線(BN)は刷新イメージで粉飾しようとしているが、それは今回の弾圧事件で完全に破綻した!
この二日間の警察による弾圧につづき、5月7日にペラ州州都のイボでも大弾圧が行われた。正当性に異議の出ているペラ州議会がこの日に招集されることを受けて、空前の大混乱に陥った。
反警察・公安解体運動にとって必読本登場!
「報道されない警察とマスコミの腐敗 映画『ポチの告白』が暴いたもの」
著者:寺澤有 出版社:インシデンツ 価格:1200円+税
日本警察とマスコミの腐敗・堕落を描いた映画『ポチの告白』と連動して本書が出た。単なる映画解説本ではない。下記に列挙した告白する10人の肩書きでわかるように、全て実話だ。怒りによる身体の震えなしでは読めない。書店在庫なしが発生。警察・公安たちが買い漁っているのだろうか?
公安政治警察への批判が弱いのでは
ちょっと一言。映画『ポチの告白』もそうだが、公安政治警察をターゲットにしていないところが不満だ。公安暴露本が少ないのは、それだけ公安のガードが厳しいのだが。つまり悪事・犯罪を繰り返しているから、バレタらまずいという自己保身に満ちた組織なのである。なんとしてでも、裏金作りを繰り返し、犯罪隠蔽にひた走る警察機構、公安政治警察を解体していこう。
ただし本書では、落合博実(元朝日新聞編集委員)インタビューの中で「裏ガネづくりの首謀者が警察庁長官を経て内閣官房副長官に」と題して、あの漆間巌を批判。さらに山岡俊介(ジャーナリスト)インタビューで「麻生太郎首相私邸見学ツアー」弾圧指揮官 栢木國廣(警視庁公安部公安第2課長)を批判している。だけど、ちょっと掘り下げが浅い。怒りが弱い。なんで「遠慮する」のと言いたいぐらいだ。
若干の「危惧」抱きながらも、本書は、警察・公安解体にむけて、それなりに有効打を与えるだろう。しかし、打倒するためには、警察機構を解体・包囲する実践的運動でしかない!
なお著者兼発行者 寺澤有さん(フリージャーナリスト)は、共謀罪反対院内集会、諸集会でよく発言していた。『ポチの告白』でも裁判所職員としてちょっと出演していた。なかなかユニークな人である。今後も注目していこう。
寺澤有サイトをチェックを http://www.incidents.jp/index.html
本書の内容
【告白1】人間は組織の歯車なんかじゃない。/高橋玄(映画監督)
【告白2】内部告発者は胸を張って生きていかなければならない。/原田宏二(元北海道警釧路方面本部長)
【告白3】なぜ警察官は自ら立ち上がらないのか。/仙波敏郎(愛媛県警巡査部長)
【告白4】権力の広報機関に安住する新聞が生き残れるわけがない。/落合博実(元朝日新聞編集委員)
【告白5】フリーランスがいちばん楽しい。/山岡俊介(ジャーナリスト)
【告白6】日本の裁判を変えるため裁判官になった。/寺西和史(裁判官)
【告白7】不正を公表しないで死ぬのはおもしろくない。/大内顕(元警視庁職員)
【告白8】拳銃も薬物も警察が蔓延させた。/津田哲也(ジャーナリスト)
【告白9】警察官もマスコミ記者も自分の生活を守るだけ。/黒木昭雄(元警視庁巡査部長)
【告白10】ひたすら権力を信じ安心する国民性/清水勉(弁護士)
十二時半からの集会に先立って柏木公園には作業用のテーブルが持ち込まれ、共同炊事が行われた。山谷で炊いて来た炊込みご飯をパックにもって漬け物を乗せ、ハシを乗せて輪ゴムをかけて完成、野宿者運動では見慣れた光景となった。
その後、参加者にこの日のために作られた「労働者手帳」が配られた。発行は対都行動を闘う全都野宿労働者実行委員会。かつて日雇全協で何年間か発行されていたものだが、この間、野宿の仲間の困窮につけ込んだ賃金不払いや、労災もみ消しなどが横行していることから、新たに労働者の権利を訴えるために発行に踏み切ったものだ。
集会ではまず、「メーデー宣言」が読み上げられて提起された。
90年前の1919年5月4日、北京では日本帝国主義へ山東半島を割譲しようとしていたベルサイユ講和条約締結に反対する学生・労働者による抗議行動が広がった。のちに「五四運動」と呼ばれる反帝国主義の政治・文化運動である。
アヘン戦争以来、帝国主義諸国の侵略と辛亥革命(1911年)以後の軍閥割拠によって中国の労働者農民は塗炭の苦しみに喘いできた。1917年8月、当時の北京政府はドイツに宣戦布告し、ドイツが中国に有する青島をはじめとする山東省の権益奪還を掲げた。しかし、第一次大戦後の帝国主義諸国による植民地分割会議であったベルサイユ講和会議(1919年4月)では、敗戦国ドイツの権益は、日本帝国主義が継承する、という中国民衆には到底受入れられない講話条約が議論されることになった。北京の学生25000人の名前を以って、全国へ激電が発せられた。
「青島返還はついに成功の望みなし。われら起つべき時はまさに至る。全国民一丸となって、5月7日の国恥記念会(※)を決行し、外敵に抗議し、難局にあたらん」
※5月7日の国恥記念とは、1915年5月7日に、日本の中国侵略拡大要求である「21か条の要求」を当時の中華民国総統の袁世凱が受諾した日であり、中国民衆はそれ以降この日を「国恥記念日」とした。
賈樟柯監督の「四川のうた」(原題:二十四城記)を観た。日本で公開される中国映画にはめずらしい国有企業の労働者のインタビューを正面に据えた作品だ。
◎「四川のうた」公式サイト
http://www.bitters.co.jp/shisen/
日本ではあまり知ることのできない国有企業労働者達の心情を、ドキュメントとフィクションを織り交ぜた作品として仕上げたものであり、フィルム全体に流れる「消えゆくものへの葬送歌」というイメージがぴったり来る。420廠とともに生きてきた労働者たちの悲哀、もやに包まれた成都の街並み、時代を象徴するBGMなど、中国の国有企業についての予備知識がなくとも楽しめる作品だろう。
しかし、例のごとく、観終わった直後から、いや上映の最中からだろうか、カッパに襲われ尻の穴からすーっと力が抜けるような感覚が駆け巡った。「これは国有企業改革の一面、労働者の心理の一面しか描けていない、重要なキャストが欠けているではないか!」という叫びを押し殺しながらの観賞は疲れる。そしてとどめは最後のセリフ。「私は労働者の娘だもの」。
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天皇制賛美キャンペーンを許すな!
4月29日、「天皇在位20年」も「昭和の日」も祝わない!4・29実行委員会は、文京区民センターで抗議集会とデモを行い、125人が参加した。
昭和天皇裕仁の誕生日であった4月29日を欺瞞的な「みどりの日」と称して天皇制賛美に動員してきたが、より侵略戦争・戦後責任の「清算」を押し出していくために2005年5月、「昭和の日」に改称された。「昭和の日」は、政府・与党とともに日本会議、神社本庁などの全国運動のバックアップによって制定を強行したが、より突
出した天皇制賛美強要の性格を押し出してきたのであった。
この流れは現在、11月12日に「天皇在位二〇年奉祝式典」を国家式典として強行することに結実化させようとしている。すでに「天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟」(自民、民主、国民新、改革ク、無所属。08・10)が11月12日の臨時休日法案制定を策動している。また天皇主義右翼の日本会議が中心となった「奉祝委員会」(名誉会長・御手洗冨士夫日本経団連会長。08・6)が「奉祝中央式典」(08・12・19東京)を皮切りに、各地でも「奉祝式典」を開催し全国運動として展開している。