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反警察・公安解体運動にとって必読本登場!
「報道されない警察とマスコミの腐敗 映画『ポチの告白』が暴いたもの」
著者:寺澤有 出版社:インシデンツ 価格:1200円+税
日本警察とマスコミの腐敗・堕落を描いた映画『ポチの告白』と連動して本書が出た。単なる映画解説本ではない。下記に列挙した告白する10人の肩書きでわかるように、全て実話だ。怒りによる身体の震えなしでは読めない。書店在庫なしが発生。警察・公安たちが買い漁っているのだろうか?
公安政治警察への批判が弱いのでは
ちょっと一言。映画『ポチの告白』もそうだが、公安政治警察をターゲットにしていないところが不満だ。公安暴露本が少ないのは、それだけ公安のガードが厳しいのだが。つまり悪事・犯罪を繰り返しているから、バレタらまずいという自己保身に満ちた組織なのである。なんとしてでも、裏金作りを繰り返し、犯罪隠蔽にひた走る警察機構、公安政治警察を解体していこう。
ただし本書では、落合博実(元朝日新聞編集委員)インタビューの中で「裏ガネづくりの首謀者が警察庁長官を経て内閣官房副長官に」と題して、あの漆間巌を批判。さらに山岡俊介(ジャーナリスト)インタビューで「麻生太郎首相私邸見学ツアー」弾圧指揮官 栢木國廣(警視庁公安部公安第2課長)を批判している。だけど、ちょっと掘り下げが浅い。怒りが弱い。なんで「遠慮する」のと言いたいぐらいだ。
若干の「危惧」抱きながらも、本書は、警察・公安解体にむけて、それなりに有効打を与えるだろう。しかし、打倒するためには、警察機構を解体・包囲する実践的運動でしかない!
なお著者兼発行者 寺澤有さん(フリージャーナリスト)は、共謀罪反対院内集会、諸集会でよく発言していた。『ポチの告白』でも裁判所職員としてちょっと出演していた。なかなかユニークな人である。今後も注目していこう。
寺澤有サイトをチェックを http://www.incidents.jp/index.html
本書の内容
【告白1】人間は組織の歯車なんかじゃない。/高橋玄(映画監督)
【告白2】内部告発者は胸を張って生きていかなければならない。/原田宏二(元北海道警釧路方面本部長)
【告白3】なぜ警察官は自ら立ち上がらないのか。/仙波敏郎(愛媛県警巡査部長)
【告白4】権力の広報機関に安住する新聞が生き残れるわけがない。/落合博実(元朝日新聞編集委員)
【告白5】フリーランスがいちばん楽しい。/山岡俊介(ジャーナリスト)
【告白6】日本の裁判を変えるため裁判官になった。/寺西和史(裁判官)
【告白7】不正を公表しないで死ぬのはおもしろくない。/大内顕(元警視庁職員)
【告白8】拳銃も薬物も警察が蔓延させた。/津田哲也(ジャーナリスト)
【告白9】警察官もマスコミ記者も自分の生活を守るだけ。/黒木昭雄(元警視庁巡査部長)
【告白10】ひたすら権力を信じ安心する国民性/清水勉(弁護士)