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成田空港会社は、2010年3月のB滑走路供用を強行に向けて東峰地区住民に対する追い出し攻撃を強めているが、さらに07年12月25日、離着陸容量を現在の年間20万回から30万回に大幅に引き上げる方針をマスコミに流した。「戦略的新航空政策ビジョン」(国交省交通政策審議会航空分科会答申 07年6月21日)では、B滑走路が現在の20万回/年から22万回/年への増発着を主張していたが、この指針を大幅に増量した30万回をぶち上げた。アジア国際空港競争からの遅れの歯止めのために会社は、航空規制緩和、過密運航、「手抜き」整備などの複合的要因がセットとなる事故多発必至の「航空ビッグバン」時代の突入に向けて、現在を上回るレベルで安全軽視、環境破壊、民衆の生存権破壊のためのイニシアチブをとろうと立候補したのである。
われわれは、空港会社の暴挙を糾弾するとともに、ただちに30万回計画の撤回とB滑走路供用強行を中止することを要求する。空港会社の暴走を阻止する闘いの08年スタートとして08年1月13日、三里塚反対同盟(世話人・柳川秀夫)の旗開きに参加しよう。
この30万回発着計画は、騒音公害、航空危険を全く無視したとんでもなくズサンナ代物だ。B滑走路からの離陸コースを東側に15度旋回させてA滑走路のコースから離せば可能だというのだ。ところが離陸コースが東側に広がることで、現在の騒音・環境公害地帯に加えて千葉県成田市北部、多古町、芝山町東部など新たな地域を作り出してしまうのだ。もちろん東峰地区および既存のコース下の騒音・環境破壊地帯に加えて、さらに広げるという超乱暴な計画なのだ。
空港会社は、26日に空港周辺の9市町を対象とした説明会を開く予定だったが、芝山町長が「町民の理解が得られない」などを理由に欠席することになり、延期になった(ボス交を踏まえ来年早々にも開催予定)。表向きの理由をこのように説明しているが、本当の実態構造は、空港周辺自治体と地元ボスへの根回し、つまり対策費が具体的に提示されず、利権が不透明であるからだ。会社の民営化にともなって空港対策費=カネと利権を通した買収費の削減のあおりだともいえる。
会社がB滑走路30万回発着計画を打ち出したことによって、地元対策、東峰地区追い出し攻撃が加速される。会社の犯罪計画を暴露し、全国的な「30万回発着計画撤回、B滑走路供用中止」キャンペーンを展開していこう。08.1.13三里塚反対同盟旗開きへ。1.13「グローバリゼーションと成田空港を考える」三里塚スタディツアーに参加しよう!