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12月22日、東京・王子で 『立たないとクビッ!? 改悪教育基本法の実働化をとめよう!12・22全国集会』が行われ、教育労働者・市民・学生など846人が参加した。 

集会を呼びかけたのは、教基法改悪反対闘争を先頭で闘ってきた大内裕和(松山大学)、小森陽一(東京大学)、高橋哲哉(東京大学)、三宅晶子(千葉大学)および全国各地で「日の丸・君が代」強制反対、新自由主義的教育破壊などの教育問題を取り組んできた個人、地域、保護者グループたちだ。集会では様々なポジションから21人が次々と発言した。

 集会のポイントは、こうだ。

第1は、改正教基法と教育関連三法改悪後だが、小泉・安倍政権と続いた新自由主義政策によって全国的な「格差」状況が進行し、結果として、参院選挙によって与党大敗に追い込んだ。
福田政権下においても反撃のうねり、「地殻変動」(小森発言)が巻き起こっている  

第2は、いわゆる国会「ねじれ」状況を大いに利用し、追撃していく闘いが求められている。派兵大国化にむけた憲法改悪スケジュールが遅れており、教育現場で憲法と子どもの権利条約の観点から反撃していく回路を作り出していくことが可能であるということだ。
第3は、「日の丸・君が代」強制に抗議する教職員に対して大量処分を乱発している石原都知事・東京都教育委員会を全国的に包囲していく取り組みが、ますます重要な局面に入っていることを確認した。
根津公子さんは、都教委による解雇攻撃のどう喝がありながらも、〇八年三月卒業式時、「日の丸・君が代」強制に抗議して不起立を決行することを宣言している。根津さんは、「仲間たちが不起立すれば、私の解雇ははね返すことができる」と参加者に問いかけた。
根津さんとは、こういう緊張関係にあることをあらためて確認した。 

河原井純子さんも登壇し、すでに停職3ヶ月処分が強行されているが、不起立宣言をしている。
大内さんは、「日の丸・君が代」被処分者を守ろうとしない組合、教育労働者を厳しく批判し、これ以上の教育の反動化を阻止する攻防のポイントとして、根津・河原井の解雇阻止が問われていることを強調した。これは、日教組をはじめとする既成組合、「傍観者」教育労働者に対するシビアな指摘だ。根津さんアプローチに続いて、会場は、再度の緊張感に入った。 

このように〇八年三月~四月、今後の教育戦線、憲法問題を左右する情勢に突入する。
すべての皆さん!根津さん解雇阻止の闘いを 共に闘わん!

〈「君が代解雇」をさせない意見広告基金〉に参加しよう! 

(Y)

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