アジア連帯講座のBLOGです
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「民主化運動は勝利する!」
冷たい雨が降る東京の街に祖国の民主化を願うビルマ(ミャンマー)の人々の渾身の叫びが響いた。
9月27日以来続いているビルマ(ミャンマー)軍事政権による民主化デモ弾圧に抗議する集会とデモが9月30日、東京で行われ約700人もの日本に暮らすビルマの人々、そしてビルマの民主化を支持する日本の市民と労働者が集まった。
「民主化運動は勝利する!」
冷たい雨が降る東京の街に祖国の民主化を願うビルマ(ミャンマー)の人々の渾身の叫びが響いた。
9月27日以来続いているビルマ(ミャンマー)軍事政権による民主化デモ弾圧に抗議する集会とデモが9月30日、東京で行われ約700人もの日本に暮らすビルマの人々、そしてビルマの民主化を支持する日本の市民と労働者が集まった。
1988年、軍事政権によって圧殺されたビルマの民主化闘争は今年8月再びビルマ全土で燃え上がった。9月には若い僧侶が反軍政に立ち上がり、9月24日にはラングーン(旧首都:軍政が「ヤンゴン」と改称している)で10万人が参加する巨大な民主化要求デモが行われた。だがタン・シュエ以下、軍政当局は銃弾によってこれに応え、これまでに死者が全土で数百人、さらに僧院を襲撃し僧侶700人以上を拘束している(ビルマでは僧侶への尊敬の念はつよい)。27日の弾圧では取材中の日本人フリージャーナリスト、長井健司さんが治安部隊兵士に至近距離からライフルによって撃たれて惨殺された。
デモの出発地点となった五反田南公園は裏通りにある小さな公園だ。しかし、集合時間の前から続々と人が集まってくる。多民族国家ビルマを象徴するように様々な民族衣装を着た人々、僧侶、ビルマ民主化運動の指導者アウンサン・スーチーさんの顔写真がプリントされたNLD(国民民主連盟)のTシャツを着た人、そして日本の労働者、市民・・・あっという間に公園は人で一杯になり入りきれなくなる。
デモ出発前に簡単な集会が行われた。はじめに全員で弾圧の犠牲者への黙祷が捧げられ、つづいて日本で活動するビルマ人団体を中心に参加者からアピールがあった。
日本からはビルマ市民フォーラム、日本山妙法寺の僧侶らが連帯のアピールを行った。ビルマ市民フォーラムからは「ビルマの人々を我々は見捨てない。一番怖いのは無関心であることだ。状況は必ず明るくなると信じる。明けない夜はない」。妙法寺の武田上人からは読経とともに「ビルマ人の苦しみは私たちの苦しみです。ビルマの人たちの幸福が一日も早く戻ることを祈り行動していきたい」とメッセージが寄せられた。
集会の最後に発言した全ビルマ学生連盟のメンバーからはビルマの民主化に賭ける熱い思いのこもったアジテーションが響いた。
「雨が降っているがビルマの事を考えてくれ。雨が降ってもデモはやるものだ。傘とレインコートをとってNLDのユニフォームとスローガンをみせるんだ!」
結集した仲間は大きな拍手と歓呼でこれに応え、一斉に傘をたたみ、孔雀をあしらった真紅のNLDの旗と僧侶を先頭にしてデモは出発した。ビルマ民主化支持、虐殺糾弾、軍政打倒のシュプレヒコールを行いながら品川・御殿山の「ミャンマー」大使館に向けてデモ隊が進む。
「独裁ミャンマー軍事政権は、民主化運動を行なっている僧侶と国民への武力弾圧を・・・・」
--と、指揮者が良く通る声でスローガンの頭の部分を叫ぶ。すると今度は全員で、
「やめろ!やめろ!」
と、さらに大きな声で応じる。ビルマ式のシュプレヒコールが雨のビル街に大きく反響した。
「国連安保理と日本政府は、ミャンマー軍事政権が僧侶や国民を殺害していることをやめるために!」
「圧力を!圧力を!」
「ビルマ民主化運動は!」
「勝利するぞ!勝利するぞ!」
ビルマの民主化を心から願う強い叫びは街頭を文字通り席巻した。通りの店からは客だけではなく店員まで仕事を放り出し「何事?!」とばかりに外に飛び出してきた。「日本のODAがビルマの軍政を支えているんです。日本の皆さんもっとビルマのことに目を向けてください!」雨に濡れながら日本の参加者が叫んだ。
五反田をぬけ御殿山の坂をのぼったデモ隊は住宅街に入り「ミャンマー」大使館へと迫った。路地の突き当たりに大きなミャンマー大使館が見える。しかし、門は固く閉ざされ、機動隊が敵対してくる。冷たい雨にうたれ進んできたデモ隊は抗議の意志を込めて独裁者たちの写真を踏みつけ、大使館に向けてあらためて弾圧糾弾、民主化闘争勝利のシュプレヒコールをあげた。
大使館付近の公園で総括集会を行い、ビルマの民主化運動勝利の日まで在日ビルマ民衆と日本の民衆はともに闘って行くことを誓い合った。夕方からは大使館前でビルマ軍政による弾圧犠牲者追悼のキャンドル行動、渋谷の国連大学前では民主化運動への国際的支援をもとめて48時間のハンガーストライキが闘われた。
日本政府は長年ビルマの軍事政権を政治的に支持するだけではなく、多額のODAなどさまざまな経済援助によって実質的に民主化運動弾圧を手助けしてきた。88年の軍クーデタによる市民大量虐殺の時も、いちはやく現軍事政権を承認したのは日本政府だ。ビルマ(ミャンマー)民主化闘争への連帯は我々にとって日本のアジア諸国にたいする政策といかに向き合うかの問題である。過酷な弾圧が続くなかでも、ビルマの民主化闘争は現在なお継続中だ。ビルマの労働者、市民に対する軍政の血の弾圧をやめさせるために在日ビルマ人の闘いを支援し、日本での闘いを盛り上げていこう。
(H)
●最新のビルマ情勢は以下のサイトで
・BNN日本語ヘッドライン~きょうのビルマのニュース
・ビルマ情報ネットワーク
////////////////////////////////////////////////////////////////////////
*おまけ(デモ映像)
デモのようす。
携帯で撮った映像なので画質は××ですが、雰囲気だけでも・・・少しは伝わるかな???
DEMOCRATIC VOICE of BURMA(DVB-ビルマ民主派の声)
http://english.dvb.no/ 掲載の動画
ビルマ現地9月28日のデモ
軍による弾圧と長井さん銃撃
デモの出発地点となった五反田南公園は裏通りにある小さな公園だ。しかし、集合時間の前から続々と人が集まってくる。多民族国家ビルマを象徴するように様々な民族衣装を着た人々、僧侶、ビルマ民主化運動の指導者アウンサン・スーチーさんの顔写真がプリントされたNLD(国民民主連盟)のTシャツを着た人、そして日本の労働者、市民・・・あっという間に公園は人で一杯になり入りきれなくなる。
デモ出発前に簡単な集会が行われた。はじめに全員で弾圧の犠牲者への黙祷が捧げられ、つづいて日本で活動するビルマ人団体を中心に参加者からアピールがあった。
日本からはビルマ市民フォーラム、日本山妙法寺の僧侶らが連帯のアピールを行った。ビルマ市民フォーラムからは「ビルマの人々を我々は見捨てない。一番怖いのは無関心であることだ。状況は必ず明るくなると信じる。明けない夜はない」。妙法寺の武田上人からは読経とともに「ビルマ人の苦しみは私たちの苦しみです。ビルマの人たちの幸福が一日も早く戻ることを祈り行動していきたい」とメッセージが寄せられた。
集会の最後に発言した全ビルマ学生連盟のメンバーからはビルマの民主化に賭ける熱い思いのこもったアジテーションが響いた。
「雨が降っているがビルマの事を考えてくれ。雨が降ってもデモはやるものだ。傘とレインコートをとってNLDのユニフォームとスローガンをみせるんだ!」
結集した仲間は大きな拍手と歓呼でこれに応え、一斉に傘をたたみ、孔雀をあしらった真紅のNLDの旗と僧侶を先頭にしてデモは出発した。ビルマ民主化支持、虐殺糾弾、軍政打倒のシュプレヒコールを行いながら品川・御殿山の「ミャンマー」大使館に向けてデモ隊が進む。
「独裁ミャンマー軍事政権は、民主化運動を行なっている僧侶と国民への武力弾圧を・・・・」
--と、指揮者が良く通る声でスローガンの頭の部分を叫ぶ。すると今度は全員で、
「やめろ!やめろ!」
と、さらに大きな声で応じる。ビルマ式のシュプレヒコールが雨のビル街に大きく反響した。
「国連安保理と日本政府は、ミャンマー軍事政権が僧侶や国民を殺害していることをやめるために!」
「圧力を!圧力を!」
「ビルマ民主化運動は!」
「勝利するぞ!勝利するぞ!」
ビルマの民主化を心から願う強い叫びは街頭を文字通り席巻した。通りの店からは客だけではなく店員まで仕事を放り出し「何事?!」とばかりに外に飛び出してきた。「日本のODAがビルマの軍政を支えているんです。日本の皆さんもっとビルマのことに目を向けてください!」雨に濡れながら日本の参加者が叫んだ。
五反田をぬけ御殿山の坂をのぼったデモ隊は住宅街に入り「ミャンマー」大使館へと迫った。路地の突き当たりに大きなミャンマー大使館が見える。しかし、門は固く閉ざされ、機動隊が敵対してくる。冷たい雨にうたれ進んできたデモ隊は抗議の意志を込めて独裁者たちの写真を踏みつけ、大使館に向けてあらためて弾圧糾弾、民主化闘争勝利のシュプレヒコールをあげた。
大使館付近の公園で総括集会を行い、ビルマの民主化運動勝利の日まで在日ビルマ民衆と日本の民衆はともに闘って行くことを誓い合った。夕方からは大使館前でビルマ軍政による弾圧犠牲者追悼のキャンドル行動、渋谷の国連大学前では民主化運動への国際的支援をもとめて48時間のハンガーストライキが闘われた。
日本政府は長年ビルマの軍事政権を政治的に支持するだけではなく、多額のODAなどさまざまな経済援助によって実質的に民主化運動弾圧を手助けしてきた。88年の軍クーデタによる市民大量虐殺の時も、いちはやく現軍事政権を承認したのは日本政府だ。ビルマ(ミャンマー)民主化闘争への連帯は我々にとって日本のアジア諸国にたいする政策といかに向き合うかの問題である。過酷な弾圧が続くなかでも、ビルマの民主化闘争は現在なお継続中だ。ビルマの労働者、市民に対する軍政の血の弾圧をやめさせるために在日ビルマ人の闘いを支援し、日本での闘いを盛り上げていこう。
(H)
●最新のビルマ情勢は以下のサイトで
・BNN日本語ヘッドライン~きょうのビルマのニュース
・ビルマ情報ネットワーク
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*おまけ(デモ映像)
デモのようす。
携帯で撮った映像なので画質は××ですが、雰囲気だけでも・・・少しは伝わるかな???
DEMOCRATIC VOICE of BURMA(DVB-ビルマ民主派の声)
http://english.dvb.no/ 掲載の動画
ビルマ現地9月28日のデモ
軍による弾圧と長井さん銃撃
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