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「アルカイダの友達の友達」鳩山邦夫法相は、12月7日、三名の死刑囚の死刑執行にサインした。
今回の死刑執行は、執行された死刑囚の名前と犯歴、執行場所を法務省が初めてあかすという、法務省がその検討を11月30日にあきらかにしたばかりの「新方針」をアピールしてみせるためのものだ。このような「ためにする」死刑によって、三人の生命が奪われたのだ。絶対に許すことは出来ない。
鳩山は7日午後の記者会見で、「法相の仕事として法と正義に基づき執行した。決して楽な決断ではなかった」などとうそぶき、法相によって執行の有無があることについて「刑事訴訟法の立法趣旨に反する。法相としての職責を果たすべきだ」などと語っている。死刑の執行にサインすることは、法務大臣の義務でもなんでもない。「法相の最終判断」によって死刑を停止することも可能である、という権限を与えられているにすぎないのだ。
また、鳩山は10月の国会答弁で「(絞首刑よりも)もっと安らかな方法がないのかという思いがある」などと述べているが、アメリカでは「薬物注射による処刑が憲法で禁止された残虐な刑罰に当たる」とした死刑囚たちの起こした裁判によって、現在全米の州で死刑執行が停止している状態なのである。裁判の結果によっては、アメリカも「実質的な死刑廃止国」の仲間入りする可能性も高いのだ。絞首刑が「安らかな方法でない」と思っているならば、法相の権限にしたがって死刑執行にサインを拒否することで「職責」を果たすことも可能なのだ。私たちは、鳩山という「二枚舌男」の犯罪を絶対に忘れない!絶対に許さない!
人が人を殺す行為に「安らかな方法」などない。そして、国家であろうが誰であろうが「人を殺す特権」を与えられた者など、この世に存在してはならないのである。現在は一定の「世論の存在」を理由に、死刑制度の存置が正当化されているが、いずれ「民主主義意識」の成熟によって死刑制度は廃止される運命にある。そして、この「人類史に残る犯罪」に加担したものとして、鳩山ら死刑執行にサインした法相たちは、永遠に歴史に汚名を残すのである。
アメリカすら死刑を全廃する可能性が高くなってきた現在、日本政府の死刑制度への執着は異常としか言いようがない。そして、問われているのは、国民・民衆の人権・民主主義意識である。死刑廃止は、最低限の人権・民主主義の実現である。この世界と歴史のすう勢を促進する世論と運動を高める努力をさらに広げていこう。
Make Capital Punishment History!-死刑制度を歴史にしてしまおう!
(F)
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