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三里塚芝山連合空港反対同盟大地共有委員会(代表世話人 柳川秀夫)から一坪共有地断固堅持にむけた声明が26日に届きましたので配信します。
声明 空港会社による一坪共有地の売却要請手紙に抗議し、共有地を断固堅持する
三里塚芝山連合空港反対同盟大地共有委員会(代表世話人 柳川秀夫)
成田国際空港会社は12月17日までに、全国の三里塚一坪共有者約1000名に対して土地の権利を明け渡すよう要請する手紙を送付した。
一坪共有地は1980年代に空港公団が二期工事を強行しようとすることを阻止するために、東峰、横堀の反対同盟共有地の再共有、及び木の根の加瀬勉さんから提供された土地を全国の三里塚空港反対の思いを共にする仲間に呼びかけて進められた運動の結果として生まれたものである。この運動は、国家権力が農民を圧殺し、民主主義を蹂躙して空港建設を推し進めようとすることに対し、それへの怒りと断固たる抗議の意志を身をもって現したのだ。
国・運輸省と空港公団の農民・地域住民を無視した強権的な空港建設のやり方は、国土交通省─空港会社へと名前は変わっても当初から一切変わっていない。
1991年から始まったシンポジウム─円卓会議の結果、国はそれまでのやり方は間違っていたと「反省・謝罪」し、今後そのような一方的な手段は取らないと「確約」した。
しかし、それ以降の平行(暫定)滑走路の建設・供用開始(2002年)、暫定滑走路の北側延伸の決定(2006年)の過程はすべて約束を反故にして一方的に進められてきた。
それのみか空港会社は、今後、平行滑走路を当初計画の2500メートルから3500メートルに延ばすことをあからさまに語り、飛行回数を年間20万回から30万回に増やす計画を明らかにした。
これは四方を完全に空港施設で囲まれ、他地域から分断され、頭上数十メートルをジェット機を飛ばされ轟音と排気ガスを浴びせられながら闘い続ける東峰住民を暴力的に叩き出す攻撃に他ならない。空港会社はなんと傲慢にも「反対派側に歩み寄りの姿勢が感じられない」(朝日新聞ちば版12.5)とうそぶいているのだ。
空港会社は今回の一坪共有地売却要請について「協力を得られない場合でも、訴訟による解決は考えていない」(同紙)としているが、それはあくまでも現時点でのことで、以後どうするかは予断を許されず、警戒を緩めることはできない。約束を破ることは国・空港会社の常套手段であることは三里塚闘争の歴史が証明している。
大地共有委員会は、今回の空港会社の一坪共有地強奪の攻撃を跳ね返し、全国の仲間と共にこれよりも増して共有地堅持の決意を明らかにする。
2008年12月26日
●一坪共有者の皆さんへ
第二回のニュースレターを準備しています。一回目のニュースレターは、全国の仲間たちの協力によって新名簿にもとづいて配布しました。しかし、返却、届いていない共有者の存在も明らかになりました。全ての仲間たちに配布し、共有地堅持を訴えていくためにニュースレターの手渡しや新住所の申請にご協力ください。
大地共有委員会・連絡先
〒289─1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131─4
電話&FAX0479─78─0039