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北京オリンピック開催をまえに中国当局は、メイン会場から遠く離れた三つの公園に示威活動のための特別スペースを設置し、そこでの示威活動を認めるという記者会見を行った。
住宅の強制移転、官僚の腐敗、リストラ、エイズ問題などさまざまなテーマに関する示威活動を海外に向けてアピールしようと全国各地から中国人民が示威申請に動き出した。しかし各地の地方政府当局は、予防拘禁をふくむさまざまな方法で示威行動を予定している民衆を弾圧、中央政府も厳戒態勢を敷いて民衆の抗議行動を弾圧している。
以下は、8月18日にBBC中国語ニュースに掲載された報道の翻訳である。(H)
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北京オリンピック:示威活動申請は77件
原文
北京当局はオリンピック開催期間中に初めて示威行動に関する情報を公表した。政府系メディアによると、中国政府当局は、オリンピック開催期間中に北京に設置された三つの区域で示威活動を行うための申請が77件あったことを明らかにした。
しかし特別に区分けされた示威区域では全くアピール行動を見ることはできなかった。北京当局によると、規定どおりに申請されたのであれば、許可することも検討するとしていた。しかし新華社によるわずか二行の報道では、これらの示威行動申請が許可されたのかどうかについては触れていない。
新華社によると、当局は8月1日から149人77通の示威活動申請書を受け取り、そのうち3名が海外の人間による申請だったという。
北京公安局の職員は、取材に対して、示威活動申請に関する情報についてのコメントを差し控えた。
中国政府は7月の段階で、オリンピックのメイン会場から遠く離れた三つの公園での示威活動を許可する、五日前までに申請をしなければならず、当局は48時間以内に許可の可否を通知する、などとしていた。
しかし北京オリンピック組織委員会安全事務担当者は、示威活動が「国家、社会および集団的な利益」を損なってはならないと警告していた。
8月8日の開幕以来、いくつかの小規模な示威活動は他の場所では発生していたが、北京に設置された三箇所の示威活動区域においては示威活動を目にすることはできなかった。
実際に行われた示威活動の時間は数分程度であったり、チベット独立を訴える海外からの人間が「フリーチベット」の横断幕を掲げたものであった。