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タイの事態についてのタイ近隣諸国の左翼組織の共同声明。
▲集会中の市民が突如、実弾で攻撃された(4月11日)
インターナショナル・ビューポイント オンライン・マガジン 423号 April,2010.
地域共同声明:タイ―弾圧ではなく民主主義による危機の解決を
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1850
マレーシア社会党(PSM)
http://parti-sosialis.org/
勤労人民協会(PRP)・インドネシア
http://rakyatpekerja.blogspot.com/
(英語ブログ)http://papernas-international.blogspot.com/
民主人民党(PRD)・インドネシア
http://papernas.org/berdikari/
左翼転換・タイ
http://www.turnleftthai.org/home.php
オーストラリア社会主義連盟
http://www.socialist-alliance.org/
われわれは、軍部に支援されたアビシット・ヴェイジャジヴァ首相が非常事態を宣言し、新たな選挙を求める抗議の拡大のさなかに血の弾圧を開始した、タイにおける現在の情勢を深刻に憂慮している。
タイ政府がすべての批判的メディアを閉鎖し、赤シャツの抗議行動参加者に対して暴力的取り締まりを準備するために治安部隊に新しい力を一掃する権限を付与する中で、事態は困惑の度を深めている。タイ国軍は、民主主義を求めるバンコクのデモ隊に対し戦車や殺傷兵器などの過剰な力を行使している。
反独裁民主主義統一戦線(UDD)、あるいはもっと知られている呼び名では「赤シャツ」部隊は、3月以来、軍部が樹立した、選挙で選ばれたわけではないアビシット政権に対して大規模な抗議行動を再開した。この民主主義を求める運動は、軍部が支える寡頭専制支配に対して決起した農村と都市の貧しい人々によって構成されている。
現在の危機は2006年九月に姿を現した。この時、軍部はタクシン・シナワトラ政権に反対するクーデターを実行し、人気があった一九九七年憲法を廃棄して軍部が裁可した憲法に置き換えた。タクシン支持派の政党が2007年の選挙で勝利した時、王制派の「黄色シャツ」部隊はファシスト的デモの組織化を開始した。現在のアビシット政権は、黄色シャツ部隊のファシスト的動員と宮廷クーデターの後に、軍部が樹立したものである。
政府、軍部、黄色シャツ部隊は、真の民主主義的選挙に直面することを恐れている。貧しい人々の多くが赤シャツを支持しているため、彼らが選挙で敗北することを知っているからである。アビシットと支配的エリートたちは、選挙の公示を拒否し、時間を稼いで暴力的弾圧に訴えることをも準備している。アビシットと古くからのエリートたちは、この国をファシスト独裁に向かわせていることは明らかになりつつある。
タイは階級戦争の新たな局面に突入した。軍部に支援された古くからの支配的エリートたちは、タイの民主主義を廃棄するためにあらゆる手段を使っている。労働者階級、農民、貧しい人々の多数派によって構成された民主派の赤シャツは、真の大衆性を示し、王制派と軍部を決定的に揺るがす力を動員している。赤シャツへの大衆的支持が広がる中で、それは民主主義の復活と社会的公正を求める、タイの一般民衆の闘争の新しい重要なステップになりうる。
われわれは呼びかける。
●軍部が樹立したアビシット政権の即時退陣と新しい民主的選挙を。
●赤シャツ抗議部隊へのあらゆる形での弾圧を中止せよ。民衆の組織化、抗議、ストライキの権利を尊重せよ。
●民主主義的権利の弾圧、メディア取り締まりを中止せよ。
●タイ政府はあらゆる軍事クーデターにうったえるな。
タイにおける現在の危機は、真の民主主義と民衆の力によってのみ解決できる。われわれは、反民主主義的な政府と闘い、真の民主主義の回復を求めるタイのすべての労働者、農民、貧しい人々に支援と連帯を送る。
2010年4月10日
▲集会中の市民が突如、実弾で攻撃された(4月11日)
インターナショナル・ビューポイント オンライン・マガジン 423号 April,2010.
地域共同声明:タイ―弾圧ではなく民主主義による危機の解決を
http://www.internationalviewpoint.org/spip.php?article1850
マレーシア社会党(PSM)
http://parti-sosialis.org/
勤労人民協会(PRP)・インドネシア
http://rakyatpekerja.blogspot.com/
(英語ブログ)http://papernas-international.blogspot.com/
民主人民党(PRD)・インドネシア
http://papernas.org/berdikari/
左翼転換・タイ
http://www.turnleftthai.org/home.php
オーストラリア社会主義連盟
http://www.socialist-alliance.org/
われわれは、軍部に支援されたアビシット・ヴェイジャジヴァ首相が非常事態を宣言し、新たな選挙を求める抗議の拡大のさなかに血の弾圧を開始した、タイにおける現在の情勢を深刻に憂慮している。
タイ政府がすべての批判的メディアを閉鎖し、赤シャツの抗議行動参加者に対して暴力的取り締まりを準備するために治安部隊に新しい力を一掃する権限を付与する中で、事態は困惑の度を深めている。タイ国軍は、民主主義を求めるバンコクのデモ隊に対し戦車や殺傷兵器などの過剰な力を行使している。
反独裁民主主義統一戦線(UDD)、あるいはもっと知られている呼び名では「赤シャツ」部隊は、3月以来、軍部が樹立した、選挙で選ばれたわけではないアビシット政権に対して大規模な抗議行動を再開した。この民主主義を求める運動は、軍部が支える寡頭専制支配に対して決起した農村と都市の貧しい人々によって構成されている。
現在の危機は2006年九月に姿を現した。この時、軍部はタクシン・シナワトラ政権に反対するクーデターを実行し、人気があった一九九七年憲法を廃棄して軍部が裁可した憲法に置き換えた。タクシン支持派の政党が2007年の選挙で勝利した時、王制派の「黄色シャツ」部隊はファシスト的デモの組織化を開始した。現在のアビシット政権は、黄色シャツ部隊のファシスト的動員と宮廷クーデターの後に、軍部が樹立したものである。
政府、軍部、黄色シャツ部隊は、真の民主主義的選挙に直面することを恐れている。貧しい人々の多くが赤シャツを支持しているため、彼らが選挙で敗北することを知っているからである。アビシットと支配的エリートたちは、選挙の公示を拒否し、時間を稼いで暴力的弾圧に訴えることをも準備している。アビシットと古くからのエリートたちは、この国をファシスト独裁に向かわせていることは明らかになりつつある。
タイは階級戦争の新たな局面に突入した。軍部に支援された古くからの支配的エリートたちは、タイの民主主義を廃棄するためにあらゆる手段を使っている。労働者階級、農民、貧しい人々の多数派によって構成された民主派の赤シャツは、真の大衆性を示し、王制派と軍部を決定的に揺るがす力を動員している。赤シャツへの大衆的支持が広がる中で、それは民主主義の復活と社会的公正を求める、タイの一般民衆の闘争の新しい重要なステップになりうる。
われわれは呼びかける。
●軍部が樹立したアビシット政権の即時退陣と新しい民主的選挙を。
●赤シャツ抗議部隊へのあらゆる形での弾圧を中止せよ。民衆の組織化、抗議、ストライキの権利を尊重せよ。
●民主主義的権利の弾圧、メディア取り締まりを中止せよ。
●タイ政府はあらゆる軍事クーデターにうったえるな。
タイにおける現在の危機は、真の民主主義と民衆の力によってのみ解決できる。われわれは、反民主主義的な政府と闘い、真の民主主義の回復を求めるタイのすべての労働者、農民、貧しい人々に支援と連帯を送る。
2010年4月10日
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