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しかしこれまでの新宿東口アルタ前からのデモ出発が、直前になってアルタ前でのイベントを理由に公安委員会から許可されず、出発地点を近くの柏木公園に移されることになった。仲間たちは午後一時半からアルタ前で宣伝活動を行い、公安委員会の不当なデモ出発地点変更措置に抗議した。宣伝活動の中では、与那国島出身で沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲さんが、自衛隊の与那国配備計画を厳しく批判した。
柏木公園に移動した仲間たちは午後三時まで、ライブやパフォーマンスを行った後、巨大な横断幕などを掲げて人通りの多い新宿の繁華街の細い小道を一時間半にわたって縦横に歩き、宣伝効果抜群のデモンストレーションとなった。デモ参加者は百五十人以上。
デモ解散地点のアルタ前広場では、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックや「いらない!APEC」神奈川の会の仲間たちからのアピールを受け、最後にもう一度東京都公安委員会への抗議文を読み上げた。
十月十五日、九月十二日の選挙で辺野古基地建設反対派が圧勝した名護市議会は、「辺野古新基地建設」に抗議し、日米合意の撤回を求める決議を採択した。名護市議会として「辺野古新基地建設反対」決議が上がったのは、一九九七年十二月の住民投票で「辺野古への基地建設反対」が勝利した直後に当時の比嘉市長が基地の受け入れを声明し、辞任してから初めてのことだ。
十一月二十八日の県知事選で伊波洋一さんの当選を勝ち取るために、「ヤマト」の地からも支援のうねりを作り出そう。(K)
10.13成田空港30万回発着合意糾弾!人権・環境破壊をやめろ!
10月13日、4者協議会(成田空港周辺9市町、千葉県、国土交通省、成田国際空港会社)は、空港の年間発着枠30回に拡大する合意を、三里塚農民をはじめ多くの住民が轟音・環境破壊・生活破壊が予想されるため強く反対、不安を表明していたにもかかわらず強引に決めてしまった。
森田健作知事は「今後も騒音対策などに取り組むことを確認した上で、地域とともに(空港が)発展することを願って合意した」などと述べているが、30万回発着を前提にした騒音対策は欺瞞だ。成田空港と経済発展のために「我慢しろ」ということだ。4者協議会のでっち上げ合意を許さない。30万回発着を中止せよ!東峰上空飛行をやめろ!(Y)
▲4.11現地行動
●12.5三里塚・東峰現地行動の呼びかけ●
成田空港30万回発着を中止せよ!
航空機騒音拡大・環境破壊を許さない!東峰住民の追い出しをやめろ!
一坪共有地・団結小屋強奪裁判の勝利を!
成田国際空港株式会社は昨年10月、平行(B)滑走路の2500m化を完成させ、供用を開始した。平行滑走路でもジャンボ機の使用が可能となり、年間発着回数は20万回から22万回に増加した。これにより東峰、天神峰地区はこれまでにも増して騒音、排気ガスが激しくなり、住民の生活は苛酷な状況下に置かれることになった。空港会社は、さらに年間30万回にまで発着数を増やすことを目論んでいる。かかる農民追い出し攻撃を断じて許してはならない。
羽田空港では新滑走路の完成により、10月31日以降、国際定期便が就航し、フランス、カナダ、アメリカ、中国をはじめアジア諸国など16地点を結ぶ国際定期便の路線が開設され、海外の航空会社16社(全日空、日航との共同運行が多い)が就航する。これで羽田は国際ハブ空港への道を大きく踏み出すことになった。
成田空港会社はこのことに危機感を募らせ、何としてでも年間30万回を実現しようとしている。平行滑走路の発着回数を増やすためには「く」の字型に曲がった誘導路を直線化する必要がある。さらに新たな誘導路も設置しようとしている。そこで支障となっている団結街道(市道)を成田市と図って廃道にし、封鎖してしまった(6月28日)。また団結街道に沿った反対派農民が耕作している農地や天神峰現闘本部を撤去するために裁判に訴え、司法権力を使って奪取しようとしている。
一坪共有地強奪策動粉砕!
空港会社は昨年7月、一坪共有地6ヶ所(木の根1、横堀現闘本部を含む4、東峰1・共有者約70名)に対して金銭での売却を迫る裁判を起こした。シンポ・円卓会議の結果、事業認定を取り下げ強制代執行という手段を取れなくなった空港会社は裁判により土地を強奪しようとしているのだ。また、8月には共有運動の拠点となっている横堀の団結小屋(反対同盟大地共有委員会(2)連絡先)に対しても、小屋の撤去と土地の明け渡しを求める訴訟を土地の地権者を原告に立てて起こさせた(被告は建物の所有者となっている反対同盟)。
空港会社は、横堀の横風滑走路予定地域については誘導路やエプロンの整備をするという計画を国交省に提出している。横風予定地は木の根ペンション・一坪共有地、横堀鉄塔、団結小屋という反対拠点の存在により滑走路として使用することは一切不可能である。そこで点在する一坪共有地を取り上げてできる施設を建設しようとしているのだ。
一坪共有地裁判は「反対同盟・大地共有委員会(2)」をはじめとして個人(横堀、 東峰の2カ所・2名)がそれぞれの立場と思いで空港会社を相手にして闘われている。
裁判闘争を闘い抜き空港会社の一坪共有地強奪策動を粉砕しよう。
空港会社の暴挙を阻止しよう
発着年間30万回に向けて空港周辺市町村では合意にむけての策動が進行している。
国土交通省、千葉県知事、空港周辺自治体首長、空港会社による「4者協議」を10月13日に開催し、最終決定の合意を強引に取りつけようとしている。成田市や芝山町では容認を決定したが、騒音直下の住民からは1・5倍に増える発着の不安や対策への不満が強く、芝山町では住民への説明会がいまだに続いており、成田市でも地域住民の組織は最終判断を出していない。
このように最も影響を受ける住民の意志を無視して30万回への増便が進められているのだ。
利潤のみをひたすら追い求め、用地内農民追い出しや周辺住民に被害を押し付けながら空港機能拡大を目論む空港会社を断じて許すことはできない。
三里塚・用地内農民と連帯して闘おう! 空港の軍事使用を許すな! 12.5東峰現地行動に結集しよう!(2010.10)
●日時 12月5日(日)
●集会/午後1時30分、東峰共同出荷場 デモは開拓道路のコース
(京成東成田駅地上午後12:40~12:50に迎えの車が待機)
●主催 三里塚空港に反対する連絡会
〒289-1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131-4 電話&FA
X0479-78-0039
●集会場への行き方 京成線上野発(特急)~成田駅乗り換え東成田駅への時刻表/
上野発11:23 成田駅12:30着 12:35発の芝山千代田駅行に乗り換え 東成田駅12:40
着/京成東成田駅地上に12:40~12:50に迎えの車が待機しています。
免状等不実記載弾圧(06・10・24)を許さない国賠勝利判決から1年
やめろ横浜APECでの過剰警備と人権侵害!
「事件は現場で起きてるんじゃない。公安の頭の中で起きてるんだ!」
日 時 10月23日(土)18:30~21:00 (18:15開場)
場 所 コア・いけぶくろ(豊島区民センター)第3会議室
交 通 JR池袋駅東口下車徒歩5分
講 師 成澤宗男さん 『週刊金曜日』編集部
成澤さんは『週刊金曜日』の「シリーズ警察の闇」などで
公安・警察問題に関する記事を精力的に執筆しています。
資料代 500円
主 催 アジア連帯講座
10.24免状等不実記載弾圧を許さない!国賠裁判に勝利する会
▲身内の犯罪・「神世界」事件時の県警による家宅捜索(07年12月)
不正経理と裏金づくり
神奈川県警公安三課によるAさんへの免状不実記載弾圧(06・10・24)に対する国賠勝利判決(09・9・9東京高裁)から一年目を迎える。国賠では、公安政治警察によるAさんに対して10日間も不当勾留し、実家・自宅、越境社、新時代社、関西新時代社への不当な家宅捜索を強行した違法捜査を糾弾し、横浜地裁、東京高裁で勝利判決を勝ち取った。
しかし、公安は、全く反省することもなく組織延命をかけて免状不実記載弾圧をはじめとした微罪弾圧を繰り返し、活動家の不当逮捕、市民運動破壊を行い続けている。この間、横浜APEC警備と称して反グローバリゼーション運動憎し、と破壊を目標にして活動家に対する監視・嫌がらせを行い、人権侵害を深めている。
とりわけ神奈川県警は、横浜APEC警備でハッスルしながら、他方で総額13億1000万円にもおよぶ不正経理=裏金作りと使い込みの全貌を隠蔽し、逃げ切ろうとしている。10・24不当弾圧をはじめ、違法捜査、弾圧の数々、一連の不正経理問題とその責任のとり方を見れば警察組織の腐敗・堕落の実態が浮き彫りになってきている。横浜APECの過剰警備・人権侵害に抗議し、警察の裏金作りと使い込みの新たな隠蔽システムの再構築を許さないための社会的包囲を強化していくことを訴える。
神奈川県警は、9月30日、先の2月に発覚した総額13億1000万円(2003~08年度)にも上る巨額な「不正経理」と称する裏金作りの総額について、なんと犯罪隠蔽のために自ら組織した調査部会が確認した総額を1億1240万円と大幅に減額した数字を一方的に発表した。身内による「調査」の結果、九割近くは正当に使われたと居直るが、具体的な説明もなく、なんら説得力を持つものではない。また、03年4月以降、在職していた職員約950人(退職者約420人)のうち本部長が60万円、総務・警務部長25万円、部長20万円、会計課長9万円、一般職員一口1万円という返還額を並べ、完納期日を明記しないまま数年かけてかき集めると言っている。だが、その徴収を本部長を代表にしてやるというのだ。法的根拠があいまいなままであり、誰がどのようにチェックするのかさえ明確にしていない。
あげくのはてに裏金プール組織である県警の福利厚生団体「警友会」が1億1240万円を立て替えて国と県に返還するというトリックさえも演じるほとだ。警察の裏金作りと使い込み常習犯の氷山の一角である神奈川県警の組織犯罪(有印私文書偽造・同行使、虚偽公文書作成、詐欺、背任、業務上横領罪)の実態を暴きだし、このような腐敗しきった集団による、グローバル派兵国家作りの一環である対テロ・治安弾圧強化に楔を打ち抜いていこう。
●申込み先:日本共産青年同盟「青年戦線」編集委員会
東京都渋谷区初台1-50-4-103 新時代社気付
電話 03-3372-9401 FAX 03-3372-9402
定価:400円
●掲載記事/JCYアピール/討論―4.25沖縄県民大会報告会/平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動/ 8.15反「靖国」行動/5.23全国植樹祭抗議デモ/4.11三里塚・東峰現地行動/千葉法相による2人の死刑執行許すな/7.10「安全・安心」を問う集会/生活・人権破壊するAPEC警備/読書案内「『権力』に操られる検察」 /IT業界のケースからサービス残業について検証する/「名ばかり管理職」の実態を告発する/中国―ホンダのストライキに関する2つの評価/闘う音楽 COCCOから見えるシーンとは
JCYアピール
貧困・格差・社会的排除・人権侵害、環境破壊を許さない社会を!
菅政権の資本応援戦略に楔を叩きつけよう。
辺野古・米軍新基地建設をやめろ! 安保NO
菅政権の民衆敵対政策を葬り去ろう
普天間基地の「国外・県内移設」を実現できず、わずか8ヶ月で政権を投げ出した鳩山前首相に代わって登場した菅首相は、就任早々、普天間基地を名護市辺野古に移すとした日米共同声明の実現に真剣に取り組むとオバマ大統領に約束し、自公政権なみの対米追随路線を示した。さらに、経団連や自民党の要求する消費税増税を容認した。消費税発言は、昨年民主党を押し上げた人々の離反をまねき、7月参議院選挙では敗北し過半数を得ることができなかった。
声明(案)
人権・生存権を侵害する航空機騒音をただちに止めるべきです
いま成田空港では、ほとんど報道されていませんが、人権と生存権にたいする著しい侵害が起きています。「民主国家」を標榜するこの国で発生しているこの事実を広く訴え、早急に解決策を講じる必要があります。
今夏、私たち「成田プロジェクト」(市民団体)のスタッフは、B滑走路の下の騒音測定をしました。測定結果は、90~100デシベルを超えるジェット旅客機の騒音が、 1分半~2分毎に降りかかってくる、というすさまじいものでした。爆音の絶え間がほとんどないのです。
この騒音は、騒音限界値である65~70デシベルをはるかに超えています。騒音限界値とは、これを超えると人間としての生活が困難になり、健康被害をもたらすという数値です。また、最近の普天間爆音訴訟判決、小田急騒音訴訟判決よって示された住民が受忍できるとされた騒音をはるかに超え、ガード下の状況です。
私たちは昨年10月に発した声明で、B滑走路の北伸2500メートル化と発着回数の増加によってもたらされる、さまざまな危惧を指摘しました。「B滑走路の南端の東峰区では農を営む人びとが暮らしており、いっそうすさまじい騒音と排気ガスが、そしてさまざまの事故の危険性がその人びとを襲うこと」「全国の一坪共有者に権利返上を求める動きを強めて権利の侵害がおこなわれている」「初めての死者を出した米フェデックス貨物機炎上事故をまったく顧みず滑走路の延伸と発着回数の増大だけを追求するのは、安全性無視もはなはだしい態度である」(「成田空港B滑走路の延伸の中止を求める声明」)などです。
さらに、現地で暮らす住民をはじめとする当事者の意向を聞き、延伸計画そのものを再検討することを求めました。
私たちが危惧した通り、B滑走路の北伸と今年4月からの発着回数22万回への増便によってもたらされたのが、「生き地獄」ともいうべき騒音の暴力なのです。これ以上の増便は許させません。
そもそも、国と成田空港会社は、住民と取り交わした約束事をどのように考えているのでしょうか。
たとえば、運輸次官を勤めた黒野匡彦成田空港会社社長(当時)は「東峰区の皆様へ」(平成17年5月9日付)という文書で、まず暫定滑走路の運用について詫び、東峰区住民との合意形成を図ることなく計画を策定したことの非を認め、騒音について「頭上を離着陸する航空機への恐怖心は表現できないもの」いう認識を示しております。
そして、「皆様の生活環境や人間としての尊厳を損なうようなことは二度とやってはいけないとの強い決意」を述べ、「平行滑走路(注、B滑走路のこと)問題については、あくまで皆様との話し合いによって解決してまいりたい」と約束したのです。
成田空港会社は、初心に返ってこの黒野社長の約束を誠実に履行すべきです。
政府と国土交通省は、成田空港会社が人権を尊重し、社会的責任をはたすべく、厳正な指導・監督をすべきです。
私たちは、人権・生存権を侵害し、生命の危険を冒している航空機騒音を、人間が生存できる数値まで直ちに下げることを求めます。
2010年10月○日
成田プロジェクト
(「いま成田空港で何が起きているのか」プロジェクト)
●賛同される方は、FAXかメールをお送りください。
○声明に賛同し、賛同人になることを承諾します
(次のどちらかに○印をつけてください)
( )お名前の公表を承諾します。
( )匿名を希望します。
賛同費一口千円(振込口座00170―2―263094)
・お名前
・肩書き
・ご住所 〒
・お電話
・メールアドレス
・メッセージ
成田プロジェクト〒113-0033 東京都文京区本郷3-13-3 三富ビル ペンの事務所気
付
電話 03-3818-1835 ファクス 03-3818-9312
メール narita-pj@pen.co.jp
★★★転送・転載大歓迎★★★
「米軍だけじゃない、自衛隊も沖縄を踏みにじるな! 新宿ど真ん中デモ」
10月10日(日)
13時半:トーク&アピール 新宿アルタ前
15時~「柏木公園」をデモ出発に予定変更となっています
デモコース:柏木公園出発~紀伊国屋前~折り返してアルタ前~新宿西口大ガード下~西口商店街~西口大ガード下~歌舞伎町前~アルタ前広場ゴール!(新宿の繁華街を縦断するとても新鮮で楽しいコースです!)
地図:http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF&msa=0&msid=114353376584405757976.0004912956356f908cd31
★10.10デモの予告映像です。
★トーク&アピールでは、貴重なゲストや様々なグループを予定しています。
★デモ中は、「への・こを・まも・れ!」といったショートコールや「ふてんまきーち」は「へ・い・さ!」といったコール&レスポンス(マイク持ちと参加者の掛け合い)で盛り上げたいと思います。デモ出発前に練習しているので、ぜひご参加ください。
主催:沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
twitter:http://twitter.com/domannakademo
連絡先:no.base.okinawa@gmail.com 090-5344-8373
(デモ準備をともに担ってくれる方を募集しています。お気軽にご連絡ください。)
賛同:沖縄一坪反戦地主会関東ブロック http://www.jca.apc.org/HHK/index.html
普天間米軍基地の辺野古移設をうたった「日米共同声明」から4ヶ月。
沖縄のだれも合意していない移設案が、進展するはずもない。
ところが政府は「声明」のなかの「共同使用」の文言につけこんで、
辺野古や宮古島、石垣島、与那国島への自衛隊配備を狙っている。
自衛隊は「日本の防衛」のために米軍と共同訓練をするのか?
でも米軍が沖縄でやっているのは、ジャングルでの戦闘訓練だ。
イラクやアフガンのような場所での戦争が目的で、「防衛」なんて関係ない。
私たちが安全なテレビやパソコンの前で「隣国の脅威」をあおられる一方で、
琉球諸島の人びとは、基地化によって日常が危険に変えられようとしている。
時代錯誤の軍拡競争を、まず自分たちからやめようとしなければ、
沖縄差別も「東アジアの緊張」もなくならないだろう。
戦争を作り出すだけの「日米安保」はいらない!
「米軍だけじゃない、自衛隊も沖縄を踏みにじるな!」
声を上げなきゃ始まらない。私たちには現実を変える力がある。
友達を誘い、道具を持ち寄り、音楽を鳴らして、「共同声明」反対の声で
新宿を埋めつくそう。「新宿ど真ん中デモ」で会いましょう!
◆デモ前日に与那国島の町議・田里さんが発言します。私たちも参加します。
「沖縄・自衛隊基地の強化を許さない10・9集会」
10月9日(土)18時半~ 文京シビックホール会議室1+2にて。
イベントの詳細は http://www.jca.apc.org/HHK/2010/101009_NOjieitai.html
★★★転送・転載ここまで★★★
8月29日、東京都総合防災訓練が文京区で強行された。今回の防災訓練の特徴は、大学(東大、東洋大)、高校(小石川)を拠点にして町内会、高校生、ボーイスカウト・ガールスカウトが「ボランティア」とか、授業の一環などと称して強制動員した。白山通りでは四車線を通行止めし瓦礫、横転車を配置し救出訓練を行いつつ、しっかりと陸自装甲車が登場するという演出をやってのけた。
米軍ヘリも負傷者・物資運搬任務として位置づけて共同作戦を展開した。このように防災訓練は、国民保護条例下、防災・防犯・防テロの一体化をめざし、戦争動員訓練として確実に強化してきた。実行委は、2000年の「ビッグレスキュー」防災訓練=戦争・治安訓練に抗議するとともに、石原都知事による「外国人が災害時に騒擾を起こすおそれがある」などという差別・排外主義発言を糾弾し続け、荒川・墨田区での関東大震災時の朝鮮人虐殺が集中した歴史にこだわり防災訓練反対運動を取り組んできた。集会は、今年の防災訓練の総括と今後の方向性をたぐり寄せるために行われた。
戦争動員訓練の実態
集会の冒頭、29日の防災訓練監視行動、抗議デモのビデオが上映された。東大安田講堂前の会場では倒壊家屋のセットが設置され、消防団の指揮の下に動員された住民たちがバケツリレーが行われている。東洋大学では自衛隊の炊き出し車をポイントにもっぱら宣伝活動を繰り広げる。小石川高校では、自衛隊の指揮でトリアージ(戦時医療)をメイン訓練として行った。迷彩服姿の自衛隊員が大学・高校校内で自由に作戦を展開しているのだ。抗議の監視活動を行いつつも、公安政治警察が大量に動員され、途中で取り囲まれるという不当弾圧を行ってきた。仲間たちは、デモを行い文京区一帯に響きわたる抗議のシュプレヒコールを行った。このようにビデオの各シーンは、訓練の全貌を暴き出していった。
池田五律さん(米軍・自衛隊東京都総合防災訓練訓練に反対する実行委員会2010)は、防災訓練の監視・抗議行動を報告し、「今回の訓練を通して大学・高校へ『国民保護態勢』の裾野が広げられ、それへの学生・生徒の動員態勢も本格化した。バケツリレー訓練は、かつての戦争の空襲で何も役に立たなかった。その狙いは隣組であり、相互監視の強化だった。今日、それが復活し、不審者=テロリストの摘発として機能させようとしている。その延長が関東大震災時に朝鮮人虐殺を行った自警団にある。差別・排外主義の強化を許してはならない」と批判した。
排外主義右翼の跋扈を許すな
池田浩士さんは、「排外主義右翼の跋扈を問う」といいテーマで講演が行われた。
池田さんは、この間の排外主義右翼の在日特権を許さない市民の会を取り上げ、「在特会は、「You Tube右翼」として自己宣伝している。その主張は、『弱者』に向かう暴力に貫かれている。『弱者の思い上がった人権を許さないぞ!』と叫び、自己確認するという手法だ。ところが絶対に『反米』を言わないのだ。歴史の偽造も『強制連行されてきた朝鮮人などいない。いたら出てこい!』などという居直りだ。つまり、現在への絶望と怒りが、現在の正体を見えなくさせる。そのことが不安の『はけ口』としての仮想敵を生み出す。仮想的を抑圧するために歴史がゆがめられる。ゆがめた歴史をみずから信じ込み、現在への絶望と怒りを合理化する」と分析した。
さらにナチスのウソとデマの手法、関東大震災時の朝鮮人虐殺などの歴史を捉え返しながら「学童たちが防災ボランティアによって訓練に動員されている。ナチスが青少年を組織していったそのねらいが一致しているように見える。社会のためにいいことをしているという自負心が、いったいどこに向けて操作されていくのか。非常に危険性な状況にある」と強調した。
参加団体の韓国・朝鮮人殉難者追悼碑建立運動在日と日本人による市民団体「グループほうせんか」、朝鮮学校も無償化に!下町集会、山谷労働者福祉会館活動委員会、アイヌラマット実、部落解放同盟墨田支部から報告と連帯発言があった。
(Y)
最高検を先頭にした組織的隠蔽を許すな!
でっち上げマシーンの大阪地検特捜部が自ら繰り返してきた権力犯罪の積み重ねによって崩壊局面に突入している。
▲自らデッチあげた「厚労省事件」の法廷に臨む大阪地検
最高検は、地検特捜部の脅迫とデタラメな取り調べによって作りだした厚労省局長の村木厚子えん罪事件(障害者割引郵便制度に絡む偽証明書発行事件・虚偽有印公文書作成・同行使容疑)の大阪地裁無罪判決の打撃の回避と検察機構の瓦解を食い止めるために、村木えん罪事件の関連証拠であるフロッピーディスクを改ざんするという証拠捏造を強行した主任検事の前田恒彦を証拠隠滅容疑で逮捕した(9月22日)。
前田の証拠捏造犯罪をスクープした朝日新聞が報道したのは9月20日の朝刊だったが、なんと最高検の伊東鉄男次長検事は、21日にあわてて緊急会見し前田逮捕方針を公表し、22日に逮捕するというパニック状態を隠しもせず「電光石火」でやりきったのである。ところが最高検がどうみてもまともな前田の取り調べも含めた証拠調べを行った形跡が全くないのだ。メディアの報道合戦を恐れたために組織的隠蔽を早期に着手し、通常逮捕のプロセスを飛び越えて前田を拘束・隔離しなければならなかった。
それだけではない。前田の証拠捏造犯罪がすでに同僚検事によって09年2月に前特捜部長の大坪弘道京都地検次席検事に報告されており、杜撰な証拠管理と捏造犯罪を大阪地検特捜部丸ごとで組織的に隠蔽してきたことも発覚してしまった。これは単に大阪地検特捜部だけの問題だけではなくなっている。検察による手前勝手なストーリーに基づいて強引な取り調べを行い、でっち上げ作文を創り上げ、起訴に追い込んでき
た手法――自白偏重主義、調書裁判そのものに重大な欠陥が存在していることがあらためて社会的に暴露されてしまったのである。
村木えん罪事件の真相
大阪地裁(横田信之裁判長)は、9月10日、障害者割引郵便制度に絡む偽証明書発行事件の村木被告に対して虚偽有印公文書作成・同行使容疑証明書作成について「部下に指示した事実は認められず、共謀は認定できない」と述べ、無罪を言い渡した。
2008年10月26日、公安政治警察と渋谷署は、「麻生邸リアリティツアー」に対して公安条例違反、公務執行妨害罪で3人の仲間を不当逮捕した。事件から2年。不当弾圧した国家権力の犯罪を暴き出していくために被弾圧者3人、違法な家宅捜索を受けたフリーター全般労組が原告となり、警視庁を管轄する東京都、不当な令状を発布した裁判所の国を相手に国家賠償請求裁判を起こした(2月26日)。
裁判闘争は、
1.不当逮捕した根拠として東京都公安条例を適用しているが、条例自身が集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由を保障した憲法21条に違反しており、この違憲条例を適用すること自体が誤りであることを明らかにしていく
2.権力は、なんら警告・制止もせず、突然、逮捕を強行した違法性を暴き出すことにある
3.フリーター全般労組に対する家宅捜索は、組合員、組合活動などの情報収集といやがらせという違法行為を糾弾することをポイントに闘われている。
裁判は、原告意見陳述と準備書面提出、都と国の反論書面提出という局面に入っており、第3回目の口頭弁論を前にして新たなステップを実現するために集会が行われた。
権力の不当弾圧を映像で暴き出す
集会は、「麻生邸リアリティツアー」のドキュメントビデオの上映から始まった。撮影者である小林アツシさん(映像ディレクター)が「メディア・アクティビズムの力」というテーマから弾圧当日のポイントシーンを明らかにした。
第1のポイントは、午後3時、渋谷署警察警備課長は渋谷ハチ公前広場に集まったツアーに「歩道で行くぶんにはいいです」「麻生邸まで5、6人ずつ行く分には構わない」と話しているシーンだ。ツアーは風船、プラカードを引き下げ、拡声器も使用せず歩いている。当然、警告さえもしていない。
第2のポイントは、ツアーの目印であるプラカードを持って歩く園良太さんにむけて、突然、公安が腕を掴み路上に組み伏したシーンだ。ここでも警告なしで警視庁公安部第二課長(当時)の栢木国広の指示によってねらい撃ちの不当逮捕を強行したことを映し出している。歩道は、ツアー以外の歩く人たち、広告のプラカードを掲げている人などツアーが他の歩行を妨害、混乱させている「証拠」は全く映っていないのだ。都は、このシーンの存在さえも否定して集団示威行為だと断定するには、かなり無理があることを明らかにした。
第3のポイントは、公安が公安条例違反で園さんの不当逮捕強行するさいに他のツアーの仲間たちを暴力的に排除するシーンが映し出された。公安と警官による一方的な襲撃は、「いけ!いけ!コーボー!コーボー!」と怒鳴り散らしながらAさん、渡邊洋一さんを羽交い締めにしていた。2人は園さんの逮捕に驚いて近づこうとしていただけで、何ら公務執行妨害に該当する行為はしていなかった。映像は、相次いで公安、警察官にもみくちゃにされる形で路上に引き倒され、押さえつけられて、逮捕されてしまった場面だ。このシーンだけでもいったいどこが公務執行妨害罪だと認定することができるのか。映像は、権力の暴行シーンだけだ。
小林さんは、「今日の上映のために新たに編集、初公開のシーンも取り入れた。この映像を裁判に生かしていきたい」と発言した。
原告の園さん、Aさん、渡邊さんから挨拶と映像を観て、当日の状況を思い出しながら権力の意図的に仕組まれた不当逮捕を糾弾し、裁判勝利にむけて決意表明した。
公安条例は違憲だ!
奥平康弘さん(憲法学者、東大名誉教授)は、基調講演を「本件での公安条例適用の問題性」というタイトルで行った。公安条例の成立過程や憲法論議について紹介し奥平さんは、「集団示威行進などの集団行動を取り締まる公安条例は、表現の自由という最も基本的な人権の制約をどう法的に処理するかという重要な問題を裁判所につきつけた。憲法問題、条例制定権の範囲の問題、適正手続てし要件に関する問題へと扱いが広がった。結局、秩序維持を重視し技術的な側面に配慮しながら合憲的基礎づけを確かなものにしていき、タカ派的な見解へと収斂していった」と批判した。
「麻生邸リアリティツアー事件」国家賠償請求弁護団の大口昭彦弁護士は、「いまなぜ公安条例を問うのか―公安条例違憲判決に向けて」と題して問題提起し、「麻生邸デモは極めて当然の主権行使行為であり、悪法を実践的に批判するものであった。表現の自由の権利を守りきるために裁判に勝利していこう」と訴えた。
続いて弁護団の川村理弁護士から裁判報告と今後の方針について発言した。
連帯発言が国賠ネット、渋谷宮下公園のナイキ化に反対する仲間から行われた。最後に今後の傍聴闘争への参加を呼びかけられた。
(Y)
●第三回目の口頭弁論(10月4日(月)14時半/東京地裁721号法廷)
政府が推進する「成長戦略」を
さまざまな観点から批判する
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日 時 10月18日(月)
時 間 18:30~
場 所 かながわ県民センター 301号室
地図⇒http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0051/center/access.html
交 通 横浜駅 西口 徒歩5分
資料代 500円
主 催 いらない!APEC神奈川の会
http://blog.livedoor.jp/noapeckanagawa/
noapeckanagawa@livedoor.com
080-5052-0270
≪おはなし≫
「APEC成長戦略ハイレベル会合」が8月7、8日、別府市で開催され、成長戦略の5本の柱が合意されました。各分野からの問題提起を受けて考えてみましょう。
★批判1. 「あまねく広がる成長とは」
<グローバル経済への抵抗>
~フィリピントヨタ問題からみえてきたこと~
遠野はるひさん(フィリピントヨタ労組を支援する会)
★批判2. 「安全な成長とは」
<東アジアの軍拡競争>
~軍事の視点から~
木元茂夫さん(すべての基地にNOを・ファイト神奈川)
★批判3. 「横浜に向けた取り組み」
<テロ対策に名をかりた過剰警備&訓練>
~寄せ場から~
近藤昇さん(寿日雇労働者組合)
★批判4. 「持続可能な成長とは」
<原発推進は温暖化対策?>
~反原発の立場から~
山口泰子さん(ふぇみん婦人民主クラブ横浜支部)
{APECって何?}
11月13、14日に開催される「アジア太平洋経済協力(APEC)」は、21の地域や国の首脳が集まる会議です。「これらの地域の経済の発展を目指す」として「成長戦略」「地域経済統合」「人間の安全保障」を掲げていますが、実際には「自由貿易の促進」「軍事協力の強化」「労働運動の弾圧」と新自由主義経済を促進するための会議です。
そもそもAPECは非公式な会議であり、何も決める権限を持つはずないのに、今や私たちの生活につながる政治の鍵を握る大きな力となっています。
APECが掲げる「成長」や「発展」はほんとうに私たちのためになるのでしょうか。さまざまな観点から考えてみましょう!
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