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治安・軍事訓練の防災訓練反対!
8月30日、自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練に反対するデモと集会(主催・実行委員会)が行われ、60人が参加した。
▲「社会の軍事化のための"防災"訓練反対」を訴えて60人がデモ
東京都は、2000年の「ビッグレスキュー」(首都を救え)を掲げて防災訓練に自衛隊を参加させ、以降、首都防衛のための治安訓練を繰り返してきた。自衛隊の出動は、首都防衛のための軍事演習として位置づけて部隊展開しており、同時に「武力攻撃事態(戦時)対処」、「大規模テロ対処」を想定していることは間違いない。さらに米軍も参加させ横田基地を拠点とした支援物資搬送、東京港臨海部に待機する米軍艦船への負傷者受け入れ訓練などの後方支援を日米安保体制実践強化の一環として訓練を強行している。
このような軍事行動とセットで住民には、「自助・自救」などと迫り「自主防災組織」を作らせ、強制動員を訓練する場として繰り広げてきた。これは戦争対処としての国民保護法に基づいた訓練としても応用できるものだ。また、石原都知事が在日外国人に対して差別・排外主義を扇動してきたが、警察権力の指導の下に「自主防災組織」による在日外国人への監視・排除、「不審者」摘発などの役割を担う組織へと育成していくこともねらっている。
▲自衛隊と米軍が前面に登場した「防災」訓練
韓国の友人、ウォン・ヨンスさんから激烈に闘われた双竜自動車労組の闘いについて報告が寄せられました。ウォン・ヨンスさんは、韓国での「反資本主義」を掲げた新しい社会主義的な労働者の政党の形成をめざしている「社会主義労働者政党準備会」のメンバー。
▲大量整理解雇攻撃にストライキと工場占拠で起ち上がった労働者たち
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双竜自動車闘争の経過と意義
ウォン・ヨンス(社会主義労働者政党準備会)
双竜自動車の最終協定
今日、八月六日、ここ数日間のストライキ労働者に対する激しい身体的弾圧の後に、労組と経営側は最終交渉を行い、妥結した。労組は整理解雇提案の一部を受け入れ、ストライキ労働者の半数の雇用を守った。それ以外の労働者は自発的退職あるいは無休の長期休業が適用されるか、分離された子会社からの別の職を受け入れることになる。
労組指導者のハン・サンギュンは彼の同志や支持者たちに対して、会社側の整理解雇計画全体を阻止できなかったことを謝罪した。彼は、闘いの傷跡は簡単に忘れ去ることはできないと悲痛な面持ちで語り、資本による労働者の分裂・引き入れ工作をやめさせるために全力で闘ったと付けくわえた。
本日(8月6日)午後、労組指導者を含むストライキ労働者は警察によって逮捕された。百人以上の労働者が裁判にかけられると予測されている。警察署へと引きたてられる途中、労働者たちは雨が降るのを感じた。その雨は占拠期間中に彼らが長い間待ち望んでいたものだった。
しかし双竜労働者は、七十七日間に及ぶ占拠を通じて最善をつくした。全面的勝利を勝ち取れなかったとはいえ、こうした英雄的な労働者階級の戦士たちは資本主義世界の労働者の敬意に値する。(8月6日)
▲裁判所前で「竹内バッテン」の訴え
違憲のイラク派兵推進した最高裁裁判官を罷免しよう
八月三十日に投開票が行われる総選挙と同時に最高裁判所裁判官の国民審査が行われる。今回の国民審査の対象には、昨年麻生内閣によって最高裁裁判官に任命された竹内行夫元外務事務次官が含まれている。
昨年四月に名古屋高裁で、自衛隊イラク派兵違憲判決を勝ち取った違憲訴訟弁護団や原告団を中心に「平和のための国民審査実行委員会」が作られた。違憲が確定した自衛隊イラク派兵を外務事務次官当時に中心になって推し進めた竹内を、「憲法の番人」にすることは認められない、「×」を付けようという運動だ。インド洋、ソマリアに自衛隊を派兵するとともに、「集団的自衛権」行使を発動し、米国のグローバル戦争にどこまでもつき従おうとする政府・防衛省の動きを止めるために、違憲のイラク派兵を推進した竹内が最高裁裁判官であることに拒否の意思を発動しよう、というのがこの運動の目標だ。
八月二十一日、東京地裁・高裁と最高裁前で約三十人の弁護士と市民が集まり、「竹内行夫裁判官に×(バッテン)を!」と書いたチラシを配り、アピールを行った。イラク派兵違憲訴訟弁護団の川口創弁護士、原告団代表の池住義憲さんらが訴えた。
「平和のための国民審査実行委員会」は、この日をスタートに全国二十六カ所の裁判所前で宣伝活動を行うことになっている。
政府の違憲行為を正当化する最高裁裁判官を「国民審査」で罷免せよ! (K)
7月5日に新疆ウィグル自治区で発生したウィグル人らによる抗議行動の三日後の7月8日に当局によって拘束されたとみられていたウィグル人学者のイリハム・トフティ氏が、8月23日に自宅に戻ったことが確認されている。日本を含む各国のメディアが伝えている。
▲イリハム・トフティ氏
釈放後、ラジオ・フリー・アジア(RFA)の電話インタビューに答えたイリハム氏によると、国家保密局の職員によって、北京郊外のホテルで一ヶ月にわたり軟禁され、事情聴取をされたという。その間、外部との連絡は一切遮断されていた。対応は丁寧であったが、この軟禁に対して当局は、法的根拠を示すことなく、また司法手続きにのっとったものでもなかったと語っている。
イリハム氏によると、当局の監視はいまだに続いており、警官が自宅に待機しているという。そして、何らかの刑罰を受ける可能性があると訴え、自らの潔白、そして現在も行方が分からなくなっている「ウィグル・オンライン」のスタッフ十数名の安否に関心をもつことを訴えた。
8月15日に、私たちも参加した反靖国デモにおいて、とりわけ九段坂下での極右・レイシストと彼らに扇動された人々の敵対について、レイシストたちは「左翼のデモを粉砕した」などとしている(実際はデモ申請どおりに進行し、予定どおりに解散地点で解散したわけだが)。
▲賑やかに反靖国デモを貫徹(8月15日)
しかし、毎年恒例ともいえる右派の「8.15デモ」への敵対のために、例年以上の3-400人以上の人々が結集し、デモ隊のプラカードや横断幕、パペットなどを強奪するという集団暴力を働いたことについて、一定の分析は必要だろう。
前提として確認しなければならないことは、極右・レイシストの暴力は、「靖国派」が政治的に敗北を続け、追いつめられていることへの焦りの表現であるということだ。
2006年の小泉による8.15靖国参拝に対するアジア民衆の憤激によって、その後は極右タカ派の安倍ですら「8.15参拝」を断念することを強いられている状況が続いている。今年にいたっては、首相の麻生はおろか、閣僚のほぼ全員が「8.15参拝」を断念し、「参拝」に赴いたのは野田消費者担当大臣ただ一人だった。
靖国神社などという施設は、もはやアジアにおける日本企業の展開にとって桎梏でしかなく、次の総選挙で下野が確実と言われる自民党にとっても、もはや「神頼み」にすがれるようなシロモノですらなくなった、ということだ。
また、民主党の鳩山由紀夫は「政権をとったら首相として靖国を参拝することはない。閣僚にも自粛していただく」そして「靖国に代わる国立無宗教追悼施設を新たに作る」と明言した。「国立無宗教追悼施設」の是非はさておいても、この民主党の態度にも、右派は相当の危機感を募らせていることは間違いない。
それは、日本国内においてすら、「ヤスクニ」は戦死者を人質にして利用しながら、極右思想を「護持」し、新たに流布する「侵略戦争賛美神社」の総本山であることが、民衆に広く認知されることになった結果でもあるだろう。
このことは、長年粘り強く展開されてきた各種の「反靖国」の闘いの成果であるとともに、とりわけ2006年から取り組まれている韓国・台湾原住民・中国の戦争被害者の子孫たちと日本民衆の共同行動である「反ヤスクニ・キャンドル行動」の意義は大きいだろう。
侵略戦争とそれを開き直る日本政府と靖国神社に対して、渡日したアジア民衆が直接怒りを表現する「キャンドル行動」に、右派は相当の危機感を持って敵対してきた。とりわけ、右派が勝手に「親日的」などとしてきた台湾から、原住民がが大挙来日してラディカルな怒りを示してきたことに対して、右派は原住民たちのリーダー格の高金素梅さんに対して「彼女は元芸能人」とか「片親は大陸出身だから台湾人じゃない」などの無内容なネガティヴ・キャンペーンを繰り返すしかなかった。
とりわけ、今年の8月11日には、台湾原住民による靖国神社突入闘争に直面した右派は、あらためて台湾原住民ひいてはアジア民衆の「ヤスクニ」への怒りの深さを突きつけられ、相当の衝撃を受けたことは間違いない。そしてもはや、右派は安易に「台湾は親日的(だから靖国に寛容)」などと、留保をつけずに口にすることはできなくなったのだ。
また、安倍晋三政権の早期崩壊以降、改憲スケジュールも停止したまま復旧できない状況が続いている。右派・レイシストは、この追いつめられた状況を「核武装論」と極端なレイシズム、そして「暴力的突出」によって突破しようとしているに過ぎないのだ。8.15の極右・レイシストたちの暴力は、このような政治的に追い詰められたかれらの「悪あがき」の妄動でしかない。
もちろん、私たちは極右・レイシストたちの「暴力的突出」には警戒を要するし、そこにあるのは「右翼vs左翼の争い」などではなく、「右翼の暴力vs言論の自由」であることを広く社会に訴え、暴力を包囲する陣形を形成しなければならない。
しかし、右派に「この次」の政治的展望を見出すことはできないだろう。田母神流の「核武装論」は世論の多数になり得ないし、日米軍事同盟を否定できない右派にとってアメリカを刺激する「日本核武装」は、保守政治の主流にはなりえない。
また、アメリカですら「黒人大統領」が誕生する時代に(ここではオバマの評価は関係ない)、アジア蔑視のレイシズムがやはり多数になる時代ではないのである。いずれにしても、現在の右派の主張は、新自由主義グローバリゼーションの展開にとって、靖国神社とともに桎梏にしかならないのである。
しかしまた、このような極右レイシズムの主張に共鳴する若者が増えていることは軽視するべきでないことはたしかだろう。かれらは、「一億総中流」と言われた時代に育ち、その「中流」から没落していく危機感を「日本が弱くなったのは反日勢力のせいだ」という妄想に近い「被害者意識」と危機感の中で、アジア民衆と左派・民主勢力を敵視することで、「かつての強い日本の再興」を夢見て、強化された国家の庇護の下で自らも救われたいと思っているのである。そこには、「大国日本」が中国に追い越され、日本の「国際的地位」の低下が止まらない状況への危機感も連動していることも、間違いないだろう。゜
そこには、「連綿と続く皇室が表現する"日本"という物語」あるいは、たかだか100年かそこらの「天皇教新興カルト」でしかない「ヤスクニ」に「ニッポン」を見出して、「国のために戦った先人たちが祀られている"靖国"という物語」などというノスタルジーに過ぎない「物語」に耽っているにすぎない。
この「物語」は、単純で無内容であるが故に、「心のよりどころ」を失った一定層の若者たちに浸透しやすい側面を否定することはできないだろう。そして、私たちにもまた、人間が権利と尊厳のために蓄積してきた「民衆の抵抗史」のなかに自らを位置づけうる「物語」があり、「未来のための人とのつながり」を現場での運動によって表現することで、その物語を紡ぎ、示していくことが求められているように思う。
それは、「日本の没落」なるものは、労働者と庶民の生活より企業の利潤を優先する資本主義というシステムの疲弊と没落そのものであり、「サブプライム事態」以降の世界的な金融危機という「資本主義の世界的没落」の脈絡にあることをあきらかにして、「反資本主義」の旗を高く掲げることに他ならない。その「希望は連帯と闘争」という私たちの「新しい大きな物語」のなかに、若者たちを獲得していくことに私たちの任務があることを強く自覚しよう。
靖国神社は解体できる!
レイシズムに未来はない!
勝利するのは平和と共生を求める民衆だ!
(F)
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アキヒト天皇制20年=「戦争国家で安心安全」を問う8.15 行動実行委員会の抗議声明とカンパ要請が届きましたので配信します。
8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!
~抗議とカンパの要請~
2009年8月15日、私たち「アキヒト天皇制20年=『戦争国家で安心安全』を問う8.15行動」は、文京区内で
集会を持ったあと、夕方から神保町、九段下にかけてデモ行進をおこなった。
8・29 おんなの幸せに手本はいらない!
~フェミニズムと天皇制~
○日 時:2009年年8月29日(土)
午後1時半~4時半
○場 所:東京都文京区・男女平等センター1階 研修室A
◆ 会場までの交通 丸の内線本郷3丁目駅から徒歩5分、
駒込通りを後楽園方面へ、ハンバーガー屋さん角入る
○参加費:一般 500円 ※日本女性学研究会会員は無料
当日会場でお支払いください。申し込みは不要です。
お気軽にご参加下さい。
主催: 女性と天皇制研究会・日本女性学研究会
問い合わせ: jotenken[at)yahoo.co.jp/ wssj[at]jca.apc.org([at]を@に変えてください)
後援:〈天皇即位20年奉祝〉に「意義」あり!え~かげんにせーよ共同行動
■開催趣旨
これまで大阪で日本女性学研究会が中心になり開催してきた「天皇制とフェミニズム」、第五回は東京で開催します。
前回の第四回にひきつづき、日本女性学研究会と女性と天皇制研究会の主催です。
今回のテーマは「おんなの幸せに手本はいらない!」。
基調講演として堀江有里さんから「ヘテロ主義と天皇制」と題するお話をいただいたあと、生殖の国家管理、近隣アジア諸国との関係など、多角的に考えていきます。
無関心派からは、「あってもなくてもどっちでもいいじゃない、何も変わらないよ」と言われたりする天皇制。
ホントウにそうなのでしょうか?天皇制がなくなっても、私たちの生活は何も変わらないのでしょうか?
そもそも天皇制は、現在の天皇制が作られた明治以降にも、次々と姿を変え、私たちの生活に対するかかわりかたをコロコロと変えてきたのではないでしょうか?
フェミニズムをつかって、これらの問いに正面からお答えする会にしていきたいと思います。
自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練反対!デモ&集会
8月30日(日)
早朝から 監視行動
16:00 三軒茶屋周辺デモ(田園都市線・世田谷線)丸山公園
18:00 集会 代田区民センター(井の頭線新代田)
▲2008年8月31日「東京都総合防災訓練」反対デモ
8月30日、東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練が行われます。
2000年の「ビッグレスキュー」以来、東京都は、政治経済の中枢機能を守ることを「防災」の軸に据え、自衛隊を大々的に参加させるようになりました。自衛隊にとって「防災訓練」は、「武力攻撃事態(戦時)対処」や「大規模テロ対処」にも応用できる政経中枢機能防衛実働軍事演習です。近年は、核・化学・生物兵器への対処にも
応用できる訓練も「防災訓練」に組み込まれています。米軍も参加するようになりました。今年も、横田基地を使った支援物資搬送訓練や、米軍艦船への負傷者受け入れ訓練などが予定されています。これらは、軍事的にいえば、後方支援訓練などに当たるものです。「防災訓練」は、日米合同実働軍事演習という側面を持っているのです。
そもそも自衛隊や米軍は、戦闘行為を行うための組織です。災害時も、政経中枢施設を警備するのが主任務です。自衛隊、米軍のパフォーマンスの場にすること自体が、防災訓練の趣旨に反します。
一方、住民には「自助・自救」が強調され、「自主防災組織」の組織化が進められています。「自主防災組織」の組織化が進められています。それは、「戦時」や「大規模テロ」時に、自衛隊が部隊進出しやすいように自主的に避難するなどの「協力」を住民にさせる「国民保護」を担うものでもあります。つまり、防災訓練の避難訓練は、「国民保護」訓練でもあるのです。
今年は、世田谷公園で行われる実働訓練に陸上自衛隊の医療ユニットが登場し、隣接する三宿駐屯地にある自衛隊病院と連携するといった訓練が行われます。「防災」の名の下に、「戦時」や「大規模テロ」時にも応用可能な軍事医療訓練が行われようとしているのです。また、調布市から世田谷区への避難訓練が行われます。今年の訓練が初めての区部と周辺市の合同訓練ですが、それでやりたかったのは、この訓練です。
それは、「国民保護」にも転用できる訓練に、新たな一段階を刻むものといえます。
また、自主防災組織は自主防犯組織と重なります。東京都は、安全安心まちづくり条例を改悪して路上パフォーマンスなどへの規制を推進し、自主防犯組織の組織化を進めています。この自主防犯組織による「不審者」狩りは、「テロ対処」という性格も持ちます。
しかも、石原都知事は、2000年4月、自衛隊員に対して「在日外国人が災害時に騒擾を起こす」ことへの対処の必要を語り、「ビッグレスキュー」に向けて自衛隊員を鼓舞しています。こうした排外主義は、関東大震災時の朝鮮人虐殺のような事態の再来を招きかねません。また、野宿者なども「不審者」狩りの対象にされています。「防災訓練会場」とされた公園でも、それが繰り返されています。
「防犯」、「テロ対処」、「国民保護」と混然一体化され、住民の生命よりも政経中枢機能を守ること、つまり自衛隊、米軍の活動の円滑化が重視され、住民には逆に「協力」が強いられる「防災訓練」。そんな「東京都・世田谷区・調布市合同総合防災訓練」にノーの声を突きつけていきましょう。
主催:自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2009
連絡先:“戦争協力はイヤダ”の声を南西部実行委員会
03-3490-0372
国家権力・排外主義者が一体となった闘争破壊を断固はねかえし、闘争貫徹!
「20年奉祝」への民衆的対抗メッセージめざし
8月15日、8・15実行委員会は、「アキヒト天皇制20年『戦争国家で安心安全』を問う8・15行動」集会と反靖国デモを行い、会場を埋め尽くす170人が集会に、そして会場に入りきれず通路・階段などで待機していた仲間も含めて220人がデモに参加した。
▲「侵略神社解体しよう!」と訴えて220人がデモ
11・12「天皇即位20年式典」を前にしてこの日、天皇制と戦争賛美派は、様々な立振る舞いを行っている。政府主催の全国戦没者追悼式で天皇アキヒトは、アジア・太平洋民衆に対する犯罪と戦争責任について謝罪せず、自衛隊がアフガニスタン侵略戦争に加担しているにもかかわらず「世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」などと詭弁を繰り返した。麻生首相にいたっては、「世界の恒久平和の確立に向けて、積極的に貢献していく」と述べ、次期政権においても米国のグローバル戦争に参戦していくための恒久派兵法制定の圧力を行うほどだ。
靖国神社では日本会議などの集会、あわせて閣僚で野田消費者相、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(自民党・民主党・無所属衆参国会議員41人)が参拝しアピールした。また鳩山民主党代表は、戦争と天皇制賛美のための国立追悼施設推進発言を行っている。このような動きに連動して街宣天皇主義右翼、主権回復を目指す会(代表・西村修平)、在日特権を許さない市民の会(桜井誠会長)などが差別・排外主義、ナショナリズムを撒き散らし、反天皇勢力に対する暴力主義的行動を強めている。憲法改悪・戦争国家化推進勢力、別働隊らの活性化を許さず、反天皇・靖国解体を断固として掲げ社会的に逆包囲を強化していこう。
8月14日、「ヘイトスピーチは許せない!『行動する保守!?』にどう向き合うか」(主催・実行委員会)が文京区民センターで行われ、202人が参加した。
4月11日、差別・排外主義を撒き散らし、右翼「市民運動」として街頭に登場している在日特権を許さない市民の会(桜井誠会長)は、埼玉県蕨市で「不法入国・不法残留外国人」追い出しキャンペーンの一環としてフィリピン・カルデロン一家を狙ったデモを強行した。さらに蕨に続いて「外国人参政権」反対デモを京都(6・13)、大阪(7・18)、福岡(7・20)でも行っている。
この外国人排斥主義者たちの暴挙を許さず、人権侵害に満ちたデモに対する抗議行動を取り組んだ仲間たちが中心となってこの集会が準備されてきた。
昨日11日に、反靖国キャンドル集会のために台湾から来た原住民50人が、靖国神社に突入、拝殿に駆け上がって「YASUKUNI NO!」「先祖の霊を返せ!」と抗議行動を貫徹したということです。
かつて「首狩り族」などと呼ばれて差別され、虐殺され、挙句に日本帝国の侵略戦争に加担させられた台湾原住民の人々の復讐心に燃えたかれらの勇気と勇敢さに感動し、また、ほんとうは日本人こそがこういう闘いをしなければならないのに、かつて侵略した地の人々にいまだにやらせている、という情けなさに、いろんな意味で涙が出ました。
「ヤスクニ」があるかぎり、大日本帝国は完全に死んでいないし、戦争は終わっていない、ということを、あらためて台湾原住民の人々が知らしめました。それは、現在アメリカの尻馬に乗って再び戦争ができる国にしようという「第二日本帝国」への痛烈な一撃でもあるのでしょう。
「旧天皇制日本帝国主義下の労働者大衆が全大衆的に燃えてアジア人民抑圧のために"鬼畜米英"打倒をめざして生命をかけて闘いぬいたのとは全く逆に、自己の歴史そのものにたいする異常な復讐心と怒りに燃えて被抑圧アジア人民とともに米日帝国主義に銃を向けようとする水準に日本労働者人民が到達しない限り、われわれは勝利を獲得することができない」
(国際革命文庫『アジア革命と極東解放革命』所収『第三次アジア革命と日本帝国主義の展望』旧第四インター日本支部第四回大会文書 1970年)
筆者が第四インター関係の文書で、もっとも感銘を受けた一節です。旧日本支部の路線は破綻しましたが、このテーゼは生きていると思っています。
今度は私たちが、怒りと執念で復讐を貫徹しましょう!
アジア民衆とともに、ヤスクニと天皇制、そして日本帝国の「首を狩る」その日まで。
8.15反靖国デモに、ぜひ参集を。
『祖霊之邦』ウェブから
http://www.abohome.org.tw/index.php?option=com_content&view=article&id=3930:2009-08-11-08-06-55&catid=53:actions&Itemid=127
靖国神社への突撃に成功
台湾原住民が祖先の霊の返還を要求
2008年8月11日 中央社 中央社記者 張芳明 東京11日電
中華民国立法委員の高金素梅は台湾原住民「還我祖霊隊」約50名を引きつれ、靖国神社への突撃にはじめて成功した。正殿前で「安魂曲」を高らかに歌い、靖国神社が祖先の霊の合祀をやめ、日本政府は反省し、謝罪と賠償に応じるよう求めた。
高金素梅の一行は、9時30分ごろ、車で靖国神社に到着し、「祖先の霊を返還するよう靖国神社に要求する」などと書かれた横断幕を掲げ、隊列は正々堂々と靖国神社の正殿に向かい、スローガンを叫んだ。靖国神社の警備員が立ちふさがり、横断幕を奪い去ろうとした。
還我祖霊隊は警備をかわして、正殿前の広場まで進み、「還我祖霊!」(祖先の霊を還せ!)というスローガンを叫び、日本政府が植民地時代に台湾原住民に対して行った迫害に対して反省し、謝罪と賠償に応じるよう要求した。
警備の数が増えて、還我祖霊隊の行動を妨害し、原住民の隊員の数名が軽傷を負った。
高金素梅は正殿前で、靖国神社が合祀をやめ、日本政府が反省と謝罪と賠償を行うよう要求した。
それに続いて還我祖霊隊が「安魂曲」を歌い、早くに靖国神社に強制的に合祀された祖先の霊を弔った。30分間の行動を終えて、靖国神社の正殿から正々堂々と撤収した。
その後、高金素梅は台湾メディアに対して、一部の隊員がどうしても靖国に合祀されている祖先に安魂曲を届けたい、ということで急遽この行動を行ったことを明らかにした。平和的な行動に徹していたが、神社側の警備員の対応が余りに酷かった。しかし隊員たちは終始平和行動の原則に徹し、警備側の粗暴な対応を阻止することに徹したという。
以前、日本の法律に従って靖国神社までの行進を申請したことがあり、警察も神社内の一区画で行動することに同意していた。しかしホテルから出発した後に、右翼の妨害が激しいという理由で、警察はわれわれを神社に入れなかった。そういう事情があったから、今回は特に事前の準備もせずに靖国神社に来た、と高金素梅は語った。
高金素梅とすべての隊員たちは今回の行動が成功したことに喜び、安堵している。高金素梅は、もし靖国神社が合祀名簿から祖先の名前を削除せず、日本政府が謝罪をしないのであれば、正義を実現するために毎年日本にやってくる、と語った。
高金素梅と還我祖霊隊は7日に日本に到着し、昨日は国会に対して抗議を行なった。全隊員は今日の午後に一連の行動を終えて帰国する。