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『少年トロツキー』(原題:The Trotsky)が東京国際映画祭で上映された。あまり映画を見ない方だが、ひさびさにおもしろい映画を見た、という感じだ。
ストーリーは、トロツキーの生まれ変わりであると信じているユダヤ系カナダ人の高校生、レオン・ブロンシュタインを中心に展開される。父親の工場でストライキを扇動したレオンは、罰として寄宿学校から公立の高校へ転校させられる。転校先の学校はいわゆる「底辺校」で、学校当局は乱れた風紀の粛清を強化しようとする。レオンは管理強化のみを押し付ける学校当局(レオンいわく「ファシスト」)に反発し、学生の自治権を実現するために「学生組合」(日本風にいえば自治会か)の結成を訴えるが、周囲の学生は奇異な目で彼を眺めるだけであった。しかしレオンの訴えで何人かの支援者があつまり、かたくなな学校当局や教育委員会に対して「ストライキ」(授業ボイコット)を呼びかけたことで地元メディアなどでレオンたちの行動が報道される。そしてスト予告時間。学生たちは教室を飛び出してストライキは成功したかにみえたが…。
『少年トロツキー』(原題:The Trotsky)
監督:ジェイコブ・ティアニー
出演:ジェイ・バルチェル、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド、アンヌ・マリー・カデュー
113分 英語
カラー 35mm
【公式サイト】
・少年トロツキー(東京国際映画祭)
・The Trotsky(英語)
「反貧困ネット」共同代表の宇都宮さんが「昨年、明治公園で集会を開き、全国に種をまき今年芽が出た。18都道府県に反貧困ネットが活動している。年越し派遣村運動の流れが政権交代を作り出し、湯浅誠さんが国家戦略室の政策参与になった。年末にかけて雇用は悪化している。政府が緊急対策をとってほしい。貧困のない社会を実現しよう」と開会のあいさつをした。
貧困に苦しむ当事者として、母子加算が4月に廃止され、3食まともに食べられず、子どもがやせていったと母子加算の復活を求める切実な発言があった。熊谷義則さんは栃木いすゞ自動車で、昨年末派遣切りにより寮から追い出された。その後生活保護を受給。職安で資格を取るために職業訓練学校を受験しようとしたら、新宿に1年以上居住していないと資格がないと断られた。派遣法の抜本改正と失業者救済のための制度の不備の改善を求めた。
骨髄性血小板増多症と多発性肝嚢胞の当事者二人が、病気と疾病で分けられて、支援が受けられない理不尽さを悲痛な思いで紹介し、「制度の谷間」をなくすために、一刻も早く障害者自立支援法を廃止するように語った。次に、大山正夫さんが後期高齢者医療制度の廃止を訴えた。
10.22成田空港平行滑走路供用を凍結せよ!
10月18日、三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会は、東峰共同出荷場で「10・22平行滑走路供用をやめろ!東峰住民の追い出しをやめろ! 一坪共有地を堅持しよう!」を掲げて集会とデモを行い、80人が参加した。
前原国交相の「首都圏空港を『国内線』と『国際線』に分離する原則を取り払い、羽田空港を24時間稼働する国際空港に徐々にしていきたい。成田空港は航空需要の増大を見据えて有効活用する」という発言を記者会見(10・12)で行った。すでにアジア国際空港競争から大きく遅れ、地位低下が進行している成田空港。森田千葉県知事を先頭に成田空港推進派は、これまでの「国際線は成田、国内線が羽田」という「内際分離」原則からの転換表明に大慌てで撤回要求に奔走するというドタバタを繰り返している。結局、前原と森田の会談で「両空港を一体的にとらえ、合理的なすみ分けをする」というあいまいな形で第一ラウンドが終わった。
この事態は、あらためて成田空港をはじめとする人権・環境破壊とムダな空港建設を行ってきた日本の航空政策の破綻を明らかにした。逆に成田空港会社と成田空港推進派は、10・22B滑走路供用を強行し、東峰住民の頭上40メートルに大型ジェット機を飛ばし、轟音をたたきつけて追い出す攻撃を加速させようとしている。
この暴挙と連動して空港会社は一坪共有地強奪のために提訴、さらに労闘─労活評団結小屋に対する工作物撤去、土地明け渡し訴訟を起こした。しかし被告を反対同盟世話人の柳川秀夫さん、支援などへ挑発的に設定したが、「本件土地は空港建設に必要不可欠の土地である所、反対運動の目的以外に何ら経済的な利用に供された事実はない」(空港会社の訴状)などと焦りに満ちた姿を公然化させ、露骨な金儲け至上主義を優先した暴論を展開せざをえないところまでに追い詰められているのだ。
B滑走路供用を凍結せよ!鳩山政権のデタラメな空港政策の継続を許さず、責任を徹底的に追及していこう。空港完成を阻み続ける木の根ペンション、横堀大鉄塔と案山子亭、一坪共有地などの拠点を守り抜き、空港反対運動の強化、裁判闘争に勝利しよう。
仲間たちは、声明の説明、及び前原国交相に東峰地区に視察に来てほしい、離発着20万回から30万回にするな、東峰住民の頭上にジャンボジェット機を飛ばすな、3点を提示した。調整室は、東峰・島村家の状況など把握していたが、「話し合いに行っている。御理解いただきたい」の対応を繰り返すのみだった。
申し入れの最後に、声明文を前原大臣に届くようにプッシュした。申し入れ後、記者会見を行い、東峰の実情など説明した。
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声明──成田空港B滑走路の延伸の中止を求めます
成田空港では、B滑走路(暫定平行滑走路、2180メートル)を北に延ばして2500メートルにする計画が進められ、成田国際空港会社は今年10月22日に供用を開始すると発表しました。
B滑走路が2500メートルに延伸されれば、大型のジャンボ機が発着することになり、空港会社は年間の発着回数を2本の滑走路を合わせて現在の20万回から最終的には30万回に増やすと言っています。B滑走路の南端には農を営む人びとが暮らしており、いっそうすさまじい騒音と排気ガスが、そしてさまざまの事故の危険性がその人びとを襲うことになります。これは、現地で生活する人びとに対するあからさまな人権や生存権の侵害です。
NPA青年書記局(『Tout est à nous ! トゥテタヌー! すべては我々のもの!』22号 2009年9月17日)
http://www.npa2009.org/content/rencontres-internationales-de-jeunes
今年、ヨーロッパ国際青年キャンプは、ギリシアで開催され、全ヨーロッパから460名の青年が参加した。フランスのNPA(反資本主義新党)からも106名が参加した。
毎年、前LCR(革命的共産主義者同盟)が所属し、今日、NPAがその関係を保持し続けている第四インターナショナルは、反資本主義的で革命的な青年活動家を結集する一週間のサマーキャンプを組織している。第四インターナショナルに所属する組織のメンバーやシンパ組織や友好関係にある組織のメンバーなどが、ギリシア、イタリア、スペイン、フランス本土、マルチニック、ポルトガル、ベルギー、スイス、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、オランダ、フィリピン、メキシコ、ブラジル、トルコからやって来た。今年は、ポーランド、ロシア、ベラルーシ、クロアチアなどの東欧諸国からも参加したという点に注目しなければならない。こうした出会いの機
会に、青年活動家たちは、自分たちの闘争経験を交換し、全世界で青年と労働者が受けている攻撃について語り、資本主義を打倒するために資本主義の機能とメカニズムのよりよい理解を育むことができた。
今年は、経済危機についての討論を深め、危機が全世界の労働者にもたらしている悲惨な結果の度合いを測る機会となった。大量の解雇、爆発的に拡大する失業、強まる抑圧、公共サービスと教育の分野での新自由主義的な対抗改革、などが危機の結果となっているのだ。教育分野における類似した改革が、フランス、イタリア、スペイン、クロアチアで行われてきた。
全世界の至る所で重要な闘いが存在していることを確認することによって、キャンプ参加者たちは自分たちの抵抗する力について再び自信を当たられることとなった。昨年12月、ギリシアは、警察の弾圧や青年の生活条件や損なわれた青年の将来に反対する青年の大規模な反乱に見舞われた。教育の分野では、とりわけ大学において、重要な闘いがフランスやイタリアで展開されている。大学の学部が、クロアチアやスペインでも占拠されている。
資本主義の危機と伝統的左翼の右傾化の進行に直面して、抵抗を組織する能力のある党を建設することが中心問題である。ギリシアでは、革命的左翼は、12月の反乱を中心として革命的左翼が結集しているし、スペインでは伝統的左翼から独立した党が結成され、欧州議会選挙の時に政治の舞台に登場した。こうして、サマーキャンプは、反資本主義の新党の建設をめぐる意見の交換の重要な機会となった。
フランスのわれわれ青年活動家は、NPA(反資本主義新党)結成の過程についてのわれわれの経験を他の国の青年活動家と共有してもらうことができたし、われわれ自身は他国の経験を学んだ。NPAのよりいっそう多くの青年活動家が今後、青年キャンプに結集し、それを通じて生きた国際主義を経験するものと期待している。
<反貧困全国キャンペーン2009企画>
反貧困世直し大集会2009 ~ちゃんとやるよね?!新政権~http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/091017/yonaoshi2009.html
【主催】反貧困ネットワーク
【日時】10月17日(土)
13:00~15:30(雨天決行・入場無料)
新政権発足から1ヶ月。
日本はこれから本当によくなるのか?期待と不安が渦巻いています。
新政権からは、すでに母子加算の早期復活、障害者自立支援法・後期高齢者医療制度
の廃止が打ち出されています。その流れを私たちは歓迎しつつ、その時期や内容につ
いてはたくさんの心配もあります。
労働者派遣法の抜本改正はどうなるのか?
人々の生活は本当に立て直されるのか?
新政権はちゃんとやってくれるのか?
それは、私たちの行動にかかっているのだと思います。
去年に引き続き、世界反貧困デーに合わせて「反貧困世直し大集会」を行います。
ご参集ください。
【場所】
芝公園4号地(東京都港区)
都営三田線「御成門駅」A1出口すぐ。都営浅草線・大江戸線「大門駅」A6出口徒歩6分。東京メトロ日比谷線「神谷町駅」3番出口徒歩7分。JR山手線「浜松町駅」徒歩12分。
【スペシャルゲスト】
加藤登紀子さん(歌手)
ギュスターブ・アッサーさん(ソーシャル・ウォッチ・ベナン)
【内容】
母子加算・派遣法・障害者自立支援法・後期高齢者医療制度
・・・注目される各分野からの当事者発言
各政党政治家から
世界の貧困と日本の貧困
・・・日本の貧困削減目標作成の呼びかけ
新政権に贈る集会宣言
貧困をなくすための意思表示「スタンドアップ」
・・・みんなで反貧困メッセージをつくろう!
アフリカNGO活動家から日本の貧困問題へのメッセージ
国の財政支援が縮小される成田や関空の地元は反発し、東京都や、羽田に近い神奈川県は歓迎の意向を示している。つくり過ぎの空港整備方針からの転換ではあるが、現在進行している成田空港暫定滑走路の延長を止めるものでもない。また、住民の生活を守るために、転換したのでもない。
成田の地位低下は進むが、利権を確保したい空港会社や千葉県や成田市は、さらなる空港の拡張を目指し、農民や一坪共有者に対する攻撃を強めてくるだろう。10月22日の暫定滑走路の延長供用に対し、断固とした抗議の声を上げ、一坪共有地を堅持し、農民追い出しをやめさせよう。
▲NARITAは昔と変わらない「強権空港」だ!
前原国交大臣は、12日、大阪府で開催されているアジア太平洋航空局長会議に出席。その後の橋本大阪府知事との会談で、「来年10月に羽田の第4滑走路ができることを契機に、羽田の24時間国際空港化を目指したい」と述べ、羽田空港のハブ(拠点)空港化を進める考えを明らかにした。
前原大臣は「(韓国の)仁川空港に日本のハブ空港(の機能)を取られてしまっている」と、日本の地方空港から仁川経由で海外に結ばれる路線が増えている現状を問題視した上で、「日本にハブをつくらなくてはならない。ハブになり得るのは、まず羽田だ」と述べた。
これに対し、森田千葉県知事は「きのうは怒りのあまり、なかなか寝つけなかった。成田空港は大変な闘争の歴史を経て開港にこぎつけた歴史的な経緯がある。羽田と成田が共存共栄していくことが国益にかない、首都圏の発展にもつながると考えている。それなのに地元に何も説明がないままに、大臣の一言でこのような重要な方針が示されてしまうのは理不尽で残念でならない」と強い反発を示している。
羽田の24時間化とは、真夜中も飛行機を飛ばすことであり、騒音問題は拡大する。また、増便確保のため、都心上空の解禁をも狙っているだろう。羽田の24時間化は、東京の住民を危険にさらすのだ。前原大臣は「羽田に振り分けたとしても成田は使わなければならない。」としており、成田の役割を残すこともはっきりしているのだ。
前原大臣に反発した森田知事は、「大変な闘争の歴史を経て」というが、知事や県は常に国側では無かったのか。農民の抵抗を暴力で押さえつけたがゆえに、引けなくなったのだ。成田は開港以前から、さまざまな矛盾や問題が指摘されていた。しかし、政府が強引に推し進めたため、メンツにこだわり今日まで、建設をやめることができなかったに過ぎない。森田知事のいう「闘争を経て」とは、建設推進の口実でしかないのだ。
成田市など周辺自治体も、国交大臣の方針を批判している。建設決定も、支援縮小も、地元に相談なしで決めるのだから、当然のことだ。だが、自治体首長の本音は、空港のために出される国の予算なのである。
成田空港の暫定(B)滑走路は、住民の意思を無視して建設され供用された。また、計画を変更し北進し、2500mに延長された。そして予定よりも半年前倒しで、10月22日からジャンボ機を飛ばす。民家の上空わずか40mを大型機が飛ぶのであり、振動や騒音ははかり知れない。住民を追い出す暫定滑走路延長供用は許せない。10・18三里塚・東峰現地行動に結集しよう。
(T)
全体と全国集会第一部について
十月二日から三日にかけ、10・3NO NUKES FESTA2009全国実行委員会主催による分科会と放射能を出さないエネルギーへの政策転換を求める全国集会が開催された。また全国集会をはさんで、二日には省庁交渉や「上関原発建設中止」を求める署名と「原子力政策の転換」を求める署名の提出行動、四日には自主企画などの関連行事が都内で開催された。「上関原発」署名は約六十一万筆、「政策転換」署名は約五十七万筆が集った。
▲7000人で賑やかにパレード
東京の三日の朝は断続的に強めの雨が打ちつけ、ブース用のテント設営が完了する前に午前十時開場時間を迎えた。パネル展示を断念したグループもあった。原発現地の平和フォーラム・原水禁参加の団体、首都圏に拠点を置く市民グループによる展示や物販など、六十あまりブースが軒を連ねた。若狭湾のへしこ(サバのぬか漬け)や鹿児島のきびなごの天ぷら、島根の卵かけご飯、静岡のお茶、北海道のナチュラルチーズなども販売され、明治公園の西側半分のエリアでは、全国の住民運動と首都圏の市民による交流が盛んに行われた。
午前十一時すぎ、全国集会の第一部がはじまった。「The琉球ネシアンズ」や李政美さんのコンサートの合間に地震によって原発が被災している浜岡や柏崎刈羽住民からのトーク、岐阜での高レベル廃棄物問題のトーク、事故から十周年を迎えたJCO事故被害者によるトークが行われた。また、全国集会にあわせて首都圏ピースサイクル有志による東海村から一泊二日の走行があり、その報告も行われた。
『Anti20 第5号』
【5号/目次】
たけもりまき(北九州がっこうユニオン・うい)「はみ出すことから見えてくる『絶望』という名の抵抗線 - この20年は豊かだったのか」
深田卓(死刑廃止国際条約の批准を求める「死刑廃止運動の二〇年 韓国と日本」
藤田卓也(釧路在住)「『富山妙子の全仕事展1950-2009』に寄せて」
桜井大子(反天皇制運動連絡会)「とても豊かな場となったハンテン展 たくさんの人の手で成功!
[特集]「ハンテン展のトークから 〈まつろわない宣言〉」
池田恵理子(女たちの戦争と平和資料館)・井上森(立川自衛隊監視テ ント村)K介(パペティスタ)・小山和久(東京にオリンピックはいら ないネット)・島袋陽子(琉球センターどぅたっち)・戦闘的ゴジラ主 義者(靖国解体企画)・田中宏(自由人権協会代表理事)・田野新一 (フリーター全般労組)・渡辺厚子(都立養護学校教員)(わたなべ・あつこ/都立養護学校教員)
[ただいま行動中!]森理恵
(日本女性学研究会)「おんなの幸せに手本はいらない」
[ただいま行動中!]渡辺つむぎ(荒川・墨田・山谷&足立実行委員会)「関東大震災時朝鮮人虐殺を忘れない!」
[ただいま行動中!]野村洋子(「奉祝」やめろ!行動)「やめろ!行動集会『部落差別と天皇制』」
よびかけ団体から(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会)
コラム「鳥の目・虫の目」(金食虫)
共同行動から(中川信明)
主に首都圏で活動している様々なグループ・個人が集まり、「式典」当 日に向けて横断的に、多彩な行動を積み重ねていくことをめざしています。
共同行動のニュースとして『Anti20』を創刊しました。ぜひとも定期購読をお願いします。私たちは、このニュースを、たんなる集会の宣伝や、共同行動のアピールの手段にとどめず、読み応えのある、それ自体が相対的に自律した反 「奉祝」のメディアとしていきたいと思っています。
12月まで毎月月末刊行、A4判16ページ、8号分2000円(送料とも)。一部200円でばら売りもしますが、確実に入手するため、ぜひぜひ、定期購読を申し込んで下さい。
0号からお送りします。
◆郵便振替口座
加入者名:天皇即位20年奉祝に異議あり!え~かげんにせーよ共同行動
口座番号:00180─7─564826
天皇即位20年奉祝に異議あり! え~かげんにせーよ共同行動
東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル 市民のひろば気付
FAX 03-5275-5989
Eメール:igiari20@ten-no.net (@を半角に書き換えて送信してください)
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共同行動から
「天皇制はいらない」と、言い続けること、思い続けること
中川信明
「天皇在位20年奉祝」決議が、各地の県議会で採決されているという。10月1日段階で、秋田、神奈川、新潟、富山、石川、和歌山、岡山、広島、福岡、長崎、宮崎の11県であがったとのこと。この11と いう数字が多いのか少ないのか、議論の分かれるところだが、私の印象では、決議が粛々と形式的にあがっているだけで熱
気は感じられない(もしかしたら、現場は熱いのかもしれないが)。
前衆院議員で死刑廃止議員連盟事務局長の保坂展人さんが「政権交代と死刑廃止への道」として報告したした後、確定死刑囚から寄せられた文芸作品、絵画、イラストなどを紹介しながら「死刑囚の表現」をめぐって太田昌国さん、加賀乙彦さん、川村湊さん、池田浩士さんが討論。
次に足利事件の冤罪被害者、菅家利和さん弁護士の佐藤博史弁護士が、警察・検察・裁判所・弁護士をふくめた冤罪の構造を糾弾し、さらに菅家さんと同様にDNA鑑定を唯一の「証拠」として、被告が一貫した犯行を否定していたにもかかわらず、再審請求中に死刑を執行された「飯塚事件」を告発した。
最後に安田好弘弁護士の司会で、元裁判官3人が「誤判は避けられない」として冤罪が生み出される背景について明らかにした。
集会後、新宿中央公園まで「死刑制度を終わらせよう」とデモ行進した。(K)