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 8月29日、都教委包囲・首都圏ネットは、都庁二庁舎前で「都教委の暴走をとめよう!『日の丸・君が代』強制・処分を許すな!10・23通達を撤回させるぞ!都教委包囲行動」を行い、220人が参加した。

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 開催あいさつが都教委・包囲ネットの見城赳樹さんから行われ、「今日の情勢と闘いの意義」をテーマに報告。とりわけ、「日の丸・君が代」強制に反対する教職員の追放をねらった「分限事由に該当する可能性がある教職員に関する対応指針」通知(下記参照)を厳しく糾弾した。

連帯アピールが筑地市場移転反対を取り組む仲間、破防法・組対法に反対する共同行動から行われた。

 「河原井さん根津さんらの君が代解雇をさせない会」の根津公子さんは、「都教委は、分限対応指針を通知した。これで来年の三月、私たちを『首』にしようとねらっています。ふざけている。職務命令がおかしいのに、こんどは分限だ、免職だ。ここまで正体を露骨に現してきた。半年間、この問題について徹底的に闘っていきたい。撤回しろという公開質問状を出します。『答えないのが回答』などという返答を許さず、都教委の不当な教育行政を粉砕していきましよう」と力強くアピールした。

続いて、「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会、「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会から決意表明が行われた。最後に、「分限対応指針」に強く抗議し、その撤回を求める決議を参加者一同で採択した。

集会終了後、都庁第二庁舎の都教委・教育庁各セクションに向けて要請、抗議行動が取り組まれた。当局は、要請文、抗議文を受け取らず不誠実な対応を繰り返した。参加者は、粘り強く要請・申し入れを展開しぬいた。


代表団は行動後、都庁二庁舎前の集会に合流。全国から駆けつけた仲間たちとともに行動の成果を確認し、あらためてスクラムを強化して石原・都教委を全国的包囲で追い詰めていくことを誓いあった。

石原・都教委の暴挙を許すな! 全国的包囲で放逐していこう

 東京都教育委員会は、政府のグローバル派兵大国づくりと連動して改悪教育基本法の具体化を押し進めている。すでに「日の丸・君が代」強制を職務命令で徹底させようとする10・23通達(06年)を出し、抗議の不起立闘争を行った教育労働者に対して延べ408人の処分を強行している。

しかし、都教委の暴走を許さない闘いは続いている。「君が代解雇」の危険性があった根津公子さんの闘いは、「根津さんを不当解雇するな!」の全国的な包囲によって都教委の解雇攻撃をはね返した。停職六月の処分を発令された河原井純子さんは、全国行脚の闘いを展開中だ。思想転向強要のための都教委による「服務事故再発防止研修」(7月)を強行したが、被処分者14人は、断固として抗議の意志をたたきつけていった。

土肥信雄校長(都立三鷹高校)の「当然の要求」を支持し、連帯していこう。

都教委の暴挙に対して都立高校長の抗議も始まった!

都立三鷹高校の土肥信雄校長は、07年11月の校長会で都教委の「職員会議において職員の意向を確認する挙手・採決の禁止」通知(06・4)に対して「教員には何を言っても意見が反映されないのなら言っても意味がないという空気が広がり、自由な討論がなされず、学校の活性化にもつながっていません」と主張し撤回を求めた。この7月10日には、都教委に公開討論を求めている。

土肥校長の当然の要求に対して都教委定例会議(8月28日)は、混乱と動揺に陥ってしまった。警察官僚出身の竹花豊は「現職の校長先生が言われていることは重く受け止め、無視するのではなく本人の意向を聞き返して対処すべきだ」「対立ではなく、常識ある大人としてきちんとお互いに認識し合うことが大事」などとどう喝だ。あげくのはてに土肥校長に「文書を出せ」、「守秘義務違反」などと処分をちらつかせながら圧殺しようとしている。土肥校長に支援・連帯をしていこう。

グローバル派兵大国づくりと連動した愛国心教育をはね返そう

すでに文科省は、新学習指導要領で「君が代は歌えるよう指導する」と明記し、教育現場で愛国心教育を強化していく動きを押し進めている。この動きと連動して都教委は、「不起立」闘争に地方公務員法32条(上司命令違反)、同33条(信用失墜・不名誉)を適用し、対決路線の継続をぶち上げていた。根津さんの「君が代解雇を許さない!」という全国的な広がりと社会問題化に追い込まれてしまった危機感から都教委は、7月15日、「分限事由に該当する可能性がある教職員に関する対応指針」(分限対応指針)を通知した。分限処分は、都教委が「職務の効率を阻害している」などと手前勝手に判断し、免職を強行することをねらう弾圧手段だ。つまり、校長の職務命令に従わず、「服務事故再発防止研修」を受けても「君が代」不起立を繰り返す教職員をターゲットに教育現場から追放していくためにでっち上げたのである。「分限対応指針」の超反動内容を暴露し、厳しく批判し撤回を実現していかなければならない。

都教委は、危機が深まっているがゆえに暴力的な「分限対応指針」をださざるをえなかった。都教委包囲行動をステップに、さらに都教委を追い込んでいこう。(Y)

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